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1970年式 

PORSCHE 911E 2.2

車両の細かな状態は
写真毎に説明があります

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車両の魅力的な写真が50枚ございます
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驚愕のフルレストア
コンディション・・・!
工場出荷時の美しさと、
本来の味が存分に楽しめる
ナローポルシェ1970年式911E 2.2Lは、
乗り手の人生を変革する、
目から鱗の上がりのクルマ・・・!

誕生から数十年・・・、クラシックカーと呼ばれる様になるまで、幾多の時代を越え・・・生き延び・・・時代のサバイバーとして・・・いま目の前にある「この車」の「工場出荷時の姿」とは、果してどんな物だったのか・・・?

エンスージアストの皆様なら誰でも一度は、考えた事がある筈です。

時の流れ・・・「経年変化」という言葉に逆らい、「オリジナル」という大切なアイデンティティーを残しつつ、まるでタイムスリップしたかの如く、目の前に現れる美しいクラシックカーに私達が感動するのは、そこにかけた時間と労力・・・そして潤沢な投資という必要要素は勿論、それを成し遂げたという「大きな情熱」を感じるからこそでは無いでしょうか・・・。

幸運にも今回執筆させて頂けるのは、まさにその「感動」の美しさを持つ特別な1台です。

バーガンディレッドの美しいボディカラーがこのクルマの工場出荷時を想像させる、ボルトナットから全てレストアされた、正に「コンクールコンディション」のナローポルシェ、1970年式911E 2.2Lです・・・!

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1970年式
ポルシェ911E 2.2L

356シリーズから移り変わり、1964年に発表されたポルシェ911は、発売と同時に大きな話題となりました。発売当初こそ、このモデルには不完全な部分もありましたが、ポルシェは完璧なラグジュアリー・パフォーマンスカーを製造するという目標に向かって、年々着実にデザインを改善して行きます。進駐時代のドイツから将校達が母国へと、軽くて早いポルシェを持ち帰った結果、北米でセールスを大成功に納め、60年代の終わりには、911モデルは世界中の多くのファンを獲得し、マーケットは新しく改良された、より良く、より軽く、より速いモデルの登場を待ち望んでいたのです。

1969年9月、ポルシェは1970年モデルの新型2.2L 911をCシリーズとして発表します。このシリーズの3つのバージョンは911T、911E、911Sの3バージョンで、エントリーモデルの911Tは125馬力、内外装を豪華にした911Eは155馬力、そしてフラッグシップモデルの911Sは180馬力という圧倒的な出力を誇りました。

Cシリーズの大きな特徴はハンドリング性能の向上です。フロントストラットの取り付け位置をわずかに前方に移動、その結果、ステアリングを軽くし、キックバックを減らす事に成功し、あの軽いハンドリングが生まれます。

軽量化も大きなテーマで911Eと911Sのエンジンカバーは、スチール製からアルミ製に変更されます。

「ツッフェンハウゼンの秘密兵器」と呼ばれた1970年のポルシェ911Eは、ウェーバーキャブレターからボッシュ製メカニカルフューエルインジェクションに変更され、トルクバンドが顕著な低回転域でフラットシックスを大きく変化させ、最高速はSに譲るものの、当時のシリーズの中で最速の加速を誇るモデルだったのです。

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フルレストアされた
1970年式ポルシェ911E 2.2
詳細動画で
是非ご覧ください・・・!

この驚くべきナンバーマッチングの1970年ポルシェ911Eは、近年完全に修復され、コンクールコンディションになっています。このレストアでは、ボディがオリジナルカラーのバーガンディレッドで仕上げられ、ほぼ全てのアウターパーツが純正と思われるパーツでリフレッシュされています。

インテリアは、レカロ製レザレットシート、今や貴重な素材となったパンチング加工済みのヘッドライナー、オリジナルカーペット、オリジナルのファクトリードアポケットなどで完全にリファインされています。オリジナルのマッチングナンバー付きエンジンとトランスミッションは、フルリビルドされています。

詳細動画

https://youtu.be/VdZ6nyuqgvQ

残念ながら記録こそ残っていませんが、下回りの確認などから、車はドンガラにされた状態から、工場出荷時の仕上げに復元された様子が伺えます。エンジンもフルオーバーホールが実施され、機械式オイルポンプなど含めて良い状態です。勿論すべてのショック、スプリング、ブッシュは新しいものに交換されています。

これらに関しては、下回りの詳細動画がありますので是非ご覧ください。

下回動画

https://youtu.be/IPRuqmnqYZc

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堀川さんに
執筆してもらうのだから
乗ってみて・・・!

クラシックカーコレクターのオーナー様から頂いた・・・

ああなんと嬉しい・・・昇天しそうなお言葉・・・!

実は筆者は産まれた時からナロー好き!「ポルシェに乗るなら絶対ナロー!」と数十年前に心に固く誓った者の一人です。

「あの時買っておけば・・・きっと今頃・・・」などと近年の世界的空冷ポルシェ価格高沸を横目に、あのスレンダーなボディデザインと軽量なボディ、「キンッ」というドアの開閉音を聞くだけで幸せを感じる程なのです・・・!

梅雨の間の晴れ間をぬって、取材は夕方からの時間だったのですが、バーガンディレッドが実に美しく夕闇に映えます・・・。フロントウインドウシールドに小さな飛び石痕があるのみで、傷一つ無い美しいボディは素晴らしい・・・の一言に尽きます。

ナローならではのデザイン、フロントのエアインレット、特徴的なラウンドするウインカーレンズ、ヘッドライトリング、そして七宝焼シュトゥットガルトエンブレム、デュラントミラー、エンジンフードメッシュグリル、そして911Eならではのゴールドのリアエンブレムに至るまで、全て純正と思われる部品でリフレッシュされています。

また非常に好印象だったのは・・・ドアハンドルのアウターは新品交換されているのですが、指をかけるインナーフックは、当時のモノが使われていたり・・・「時間の経過をどこかで表現する・・・」というレストア手法が取られており、此処が実に歴史の重さのオーラを振り撒いているのです。

 

チリのピタッとあったドアを開けタイトな空間へと身を運びます・・・。ゆっくり目を瞑って、ドアの閉まる「キンッ」音を堪能した後、インテリアに目を向けると・・・。そこにはレカロ製純正レザレットシートが新車時の趣をそのまま演出・・・!座面の硬さ、座り心地は新車そのもの・・・いや雰囲気を加味すると、新車以上の趣なのです!

そしてここは・・・ドアインナーパネル、複雑な開き方をするドアポケットバニティケース、インナーハンドル、など全てが新しいのです!

その中でも、やはり印象的なのは、アッシュトレイとサイドブレーキレバー、シートベルトバックルのみ当時のまま・・・。やはりどこかに歴史を残す・・・そんな素敵な演出がなされているのです!

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左手でキーを捻り、
いよいよエンジンスタート!

ボッシュ製メカニカルフューエルインジェクションでマネージメントされたエンジンはあっさりと目覚め、背中に「あの」空冷フラットシックスサウンドを響かせながら、安定したアイドリングへと瞬時に移動します。

オイルがあったまるまで・・・の間、この暖気の時間が素晴らしい・・・!このタイトですが、非常に居心地の良いブラッキーな空間に身を置き、真正面の大口径タコメーターを含む、ポルシェ伝統の五連メーターをじっくり眺めるのは正に至福の時間です・・・。

「さあ・・・、いよいよ走りだします!」

ストロークは長い物の、左足裏をピタッと追従するオルガン式クラッチペダルを踏み込み、左奥1速へシフト・・・!

とてもユーザーフレンドリーなミートポイントからスッと走り出すと瞬間に感じるのはすべてが感動的に「堅牢で軽い!」という事です!

何より感動したのはステアリングの軽さ!当然パワーアシストなど無い物の、重量バランスと69年のCシリーズの変更でここまで進化したのか!と当時を偲ばせる事が出来るのです!

そして次に感銘を受けるのは、「素晴らしいブレーキ・・・」勿論ノンサーボですが、しっとり・・・と言うよりレーシングカーの其れの様に実に「ねっとり・・・」と、踏めば踏むだけ得られるストッピングパワーがあり、実に安心して・・・クラシックである事を忘れて踏めるのです・・・!

1969年のCシリーズへの進化、徹底した軽量化と優れたハンドリング、そしてこのブレーキ性能により欧州、北米のよりパワフルなライバルに打ち勝ち、ポルシェの名声を世界に響かせた、目から鱗の体験が、このクラシックナローポルシェ911Eにはあるのです!

勿論、これは確りフルレストアされた車両ならではの事、工場からリリースされたその姿を体験出来るのは何にも変え難い事実・・・虜になる事間違いありません・・・!

お気に入りのワインディングで楽しむことも、コンクールでトロフィーを狙う事も可能な1970年式911E・・・。正にこれは・・・探しても出てこない、出会いを待つしか無い個体だと思う次第です・・・。

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取材後記

気がつけば・・・

50枚掲載の為に撮った写真は300枚以上・・・

動画は3本・・・

私の取材メモは、後で読み返しても意味不明の言葉の羅列・・・

「きっと夢に出てくる筈です」とオーナー様にお話しして、取材後お別れしたのですが、その晩正にその通りだったという事実・・・。

すっかり心掴まれた私がおりました。

星の数程ある中、人生で出会える車に求める物とは・・・

自分の感性を磨き、自己を表現し・・・求めたライフスタイルを演出してくれる物・・・。

自分の価値を高め、一度限りの人生を思いっきり前向きに楽しむ道具・・・

そして所有する事に至福の快感を与えてくれる物では無いでしょうか。

「驚愕のフルレストアコンディション・・・!工場出荷時の美しさと、本来の味が存分に楽しめるナローポルシェ1970年式911E 2.2Lは、乗り手の人生を変革する、目から鱗の上がりのクルマ・・・!」

クラシックナローポルシェは、まさに見栄を張らない大人の最高の居場所と思う次第です。

 

 

▲この大変素晴らしい「1970年式 Porsche 911E 2.2 フルレストア車両」は現在、群馬県にあります。

個人間売買のため消費税・諸費用等はかかりませんが、月割自動車税、リサイクル預託金のみご負担をお願い致します。また陸送等は購入者様の方でご手配をお願いいたします。

 

※掲載車両は個人所有の物でオーナー様の依頼により取材を行ったものをFOR SALEとして掲載しています。

※記事内容は筆者が1時間程度の取材時間の中で、オーナー様のコメントと、見聞したものを元に作成したものですので、現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があり、記事内容に関しても全て当サイトで裏づけを取ったものではありません。 状態等のコメントもあくまで取材時の状況及び取材担当者の主観によるものですので、月日が経過して写真や記事と異なる場合がある事をご承知おき下さい。

※掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。なお個人間での取引となりますので、冷やかし防止のため、現車確認はあくまで購入を前提として検討されている方のみとさせて頂きます。

※以上の記事内容は、オーナー様のコメントをもとに作成したものです。整備履歴、修復歴などに関しては、当サイトで裏づけを取ったものではありません。

スペック

車検

 令和5年7月 

走行

17172km
取材時表示(走行不明)

レストア

フルレストア車両

ハンドル

左ハンドル

バッテリ

シャーシ・エンジン
ナンバーマッチング車

長さ

4130mm

1610mm

高さ

1300mm

重量

1030kg

排気量

2190ccc

出品地域

群馬県