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1971年式

Mercedes-Benz 280SL

車両の細かな状態は写真毎に説明があります

上部スライドには、車両の魅力的な写真が50枚ございます
写真をクリックして説明と共にご覧ください

半世紀経過し、尚フレッシュでキュートな魅力にあふれる280SL

半世紀経過し、尚フレッシュでキュートな魅力にあふれる
エレガント・ビューティ・・・
W113・280SLは、芸術的自動車デザイナー、
ポール・ブラック氏、20代の作品・・・!!

1960年代ドイツは、「第二の建国期」とも言われる程、近代化へダイナミックに移行する夢・希望に溢れる時代でした。現在の日本と同様に、少子高齢化が危惧される現代ドイツとは異なり、人口のおよそ3割が20代以下の若者で構成される活力に満ちた時代だったのです・・・。

自家用車も1950年代当時約50万台であったのに対して、10年で約26倍(!)の1300万台と膨大に増加。経済成長に伴う「豊かさ」を、若者を中心とした人々が大きく受け、ドイツの近代化をダイナミックに推進した時代でした・・・。

その時代背景において、更なる国際競争力を課題としていたメルセデス・ベンツは、自社の優れたクラフトマン・シップを重んじ、コストに縛られない、技術で世界を凌駕する徹底した作り込みをした車を生み出します・・・。

この時代のメルセデス・ベンツは、ゴットリーブ・ダイムラーの創業信念 ”Das beste oder nichts”  「最善か無か」に基づき、「工場の門を出るものはいかなるものも、品質と安全において、すべて最高の規準まで進歩したものにする」とした時代・・・。その物作りに対する姿勢が、製造から半世紀近く経過し、クラシックと呼ばれる様になった今日でさえ新鮮な感動を覚える・・・熟成した実に味わい深い“走り”を堪能できる・・・全世界のエンスージアストの心を掴んで離さない、美しき工芸遺産へと昇華させたのです。

そして・・・。

このコードネームW113もまた・・・当時ドイツのダイナミックな躍進を支えた若者のひとり・・・。その後自動車デザインのみならず、画家・彫刻家・そしてコーチビルダーとして活躍し、数多くの自動車のアイコンを生み出したマイスター、現在古き良き時代の巨匠たちの最上位に位置する人物であるポール・ブラック氏(Paul Bracq 1933〜)のなんと!20代の作品なのです・・・!

ポール・ブラック氏のアイデアで生まれた、発表からまもなくして「パゴダ」の愛称で呼ばれるようになったW113シリーズの最大の特徴でもある脱着式ハードトップのルーフの形状は、東洋の社寺仏閣建築に見られる、屋根を軽快に見せる為の、“照り”と呼ばれる凹のカーブを付けたものをモチーフとしており、建築デザインにも造詣が深いポール・ブラック氏ならではの、ヨーロッパで開花したアール・ヌーヴォーに端を発する東洋趣味の表現とも言えるものです・・・。

クラシカル・・・小ぶりなテールレンズがなんとも素晴らしく映える・・・

史上最も美しい・・・とされる、
メルセデス・ベンツW113・280SLとは・・・!

1955年、メルセデス・ベンツは伝説的なレース・カーであった300SLをオマージュし、M127型2.2L直列6気筒エンジンを搭載した、190SLの販売計画に着手します。しかし、技術的な問題で190SLの生産開始が延期されている間に、メルセデスでは新しいボディ製造技術が導入され、1960年には全く新しいSLの開発が始まります・・・。

W113とコードネームされた新たなロードスターは、改良されたM127直列6気筒エンジン、ボッシュ製の縦目型ヘッドライトと大きく開口したクローム・グリル・・・、そしてノーズ・パネルの大きなスリーポインテッド・スターが往年の300SLロードスターを彷彿とさせ、さらに特徴的なパゴダ・ハードトップ・ルーフを搭載し、230SLと命名され1963年3月にジュネーブ・モーターショーで鮮烈にデビューします・・・。

1967年には2.5Lに排気量が拡大された250SL・・・、そして1968年に今回ご紹介する2.8L・M130型ボッシュ製インジェクション式SOHC直列6気筒エンジンを搭載した280SLへと進化します・・・。

全モデルに、マルチポート・ボッシュ・メカニカル・インジェクション・ポンプを採用した直列6気筒エンジンを搭載・・・。エンジンフード、トランクリッド、ドア、ハードトップなどにアルミ素材を使用し大幅

な軽量化を図り、ワイドな車体に優れたサスペンション・ブレーキ・・・、そしてメルセデス初のラジアル・タイヤがセットアップされ、SLならではの軽快なハンドリングと質感豊かな乗り味を提供します・・・。

W113シリーズ全体の生産台数は48,912台、その中でシリーズ最終の280SLは23,885台・・・その約半数が北米で販売され、1971年2月に後継のR107へと伝統のSLバッジを受け渡したW113・280SLは、「史上最も美しいメルセデス・ベンツ・・・」として、貴婦人さながらのオーラを放ち、今尚世界中のエンスージアストの心を掴んで離さないモデルなのです・・・。

オリジナルステアリング・ホーンパッド、状態よしです

堀川さんに原稿書いてもらうのだから
じっくり乗ってみて・・・!

アメリカでレストアが実施され日本へ輸入・・・国内未登録の個体です・・・。2005年までアメリカ・マサチューセッツ州で走っていたタイトル(日本で言う車検証)には“81336 Actual Mileage”の記載があり、実走行であることが明記されています・・・。

再塗装されたアイボリーのボディカラーが、実に質感良くこのクルマの個性を表現していますが、アメリカらしい仕上りを感じる部分も少々あり、写真でも表現している様に細かな部分、(バンパー裏ボディ下部分・写真23モールのエッジ・写真21グラスリムのエッジ)などに、更なる仕上げが必要と思われる部分も残しています・・・。

伺う所によると、この個体は、国内輸入後に更なる重整備(エンジン整備・トランスミッション整備・エアコン整備・電気系・駆動系と全て・・・明細付属)を受け、予備検査に合格して現在に至ります・・・。(予備検査満了日10月末)

レストアの状況としては・・・外装は元色にてオールペイント、ドア・エンジンフード・トランクリッドのチリなどもとても綺麗にあっており、立ち姿もとても美しい車体となっています・・・。車体下回りを見渡しても各部共しっかりと仕上がっており、油脂類の漏れや特定部分の失陥など無く、良い状態である事が伺えます・・・。レストアされたインテリアは特に素晴らしく、MBテックスを使ってのシートのリペアやカーペットの総入れ替え含めて大変状態良い物です・・・。

ボディカラーと同色のインパネはオリジナルで健在・・・。取材日は大変暑い日でしたが、純正オプションのフリッジキング社製クーラーはしっかり稼働し、エアコンがしっかり効く車両でした・・・。

残念ながらベッカー社製のオリジナル・ラジオは残っておらず、こちらは後年のCD・FM・AMチューナー付きのヘッドに交換されています・・・。

オーナー様から・・・「堀川さんに原稿書いてもらうのだからじっくり乗ってみて・・・!」と本当に有難いお言葉を筆者に頂き・・・!このW113・280SLを洗車・クリーニングから観察、そして仮ナンバーをつけての走行と、じっくり堪能させて頂きました・・・!

ボディを隅々まで・・・入念に触ってみて、質感・艶共に良く、もちろん凹み傷など無く、良い状態である事が分かります・・・。バンパー裏ボディ下部分・モールのエッジ・グラスリムのエッジなどに仕上げの詰めが残っていますが、ここはこれからの楽しみと言える所でしょう・・・。

開閉音だけでも昇天してしまいそうになる程(笑)・・・素晴らしく重厚なドアを開けると・・・まるで50年前にタイムスリップしたかの様な・・・実に質感溢れる、素晴らしい状態のシックなブラウンのインテリアが現れます・・・。入念なレストアが施され、しっかりした状態の重厚なシートに座り、目の前のインターフェイスに目を向けると、オリジナルのベージュ塗装が残るインパネに、クラシカルに配置される計器類が目に飛び込んできます・・・。作りの素晴らしいエア・アウトレットの金属パーツと絶妙にマッチしたブラウン・ベージュの3トーン・・・。

ヨーロピアン・ミッドセンチュリーの香り残る、実にセンスの良い極上空間に至高の時間を感じる程だったのです・・・。

エンジンスタートしてみます・・・!

クラシック・カーによくある「儀式」を全く要せず、短いクランキングであっさり目覚めるエンジン・・・。シルキーなクラシック・ストレート6は実に心和むもので、優雅な走りを想像させてくれます・・・。一番手前がパーキングと通常とは逆パターン・・・。280SL特有の実に華奢で素晴らしい意匠のシフターをアップし、4の位置まで・・・。するとこの280SLは、何も気負う事なく実にスムーズに・・・フリッジキングのクーラーから冷気を吐き出しながら走り出します・・・。その味わいたるや「実に優雅」何気ない車を発進させる一つ一つの所作が圧倒的に素晴らしい・・・!と感じるものだったのです・・・!

この様子は是非「走行動画」でご確認ください・・・!

https://youtu.be/HA6HhJOQck4

外したリア・クオータービューも素晴らしく魅力的・・・

取材後記

クラシック・メルセデス大好きな筆者にとってのW113はまさに「バレル・ゾーン」的存在・・・71年式W113 280SLの取材〜執筆は心踊る事でした・・・。

感じた事を書き留める為の取材メモも終わってみれば真っ白のまま(笑)・・・。

有難い事に今回素晴らしい個体をじっくり触れさせて頂き・・・そしてドライブさせて頂き・・・、

それは、走り慣れたいつもの道が、全く異なって感じる程・・・実に幸せな280SLとの至高の時間だったのです・・・。

「史上最も美しいメルセデス・ベンツ・・・」と言われる貴婦人の存在は、その外観のみならず、実に濃厚な味わい深い走りをもたらしてくれる存在と感じ、このクルマを生み出した当時の社会背景に一層興味関心を抱いた次第です・・・。

「半世紀経過し、尚フレッシュでキュートな魅力にあふれるエレガント・ビューティ・・・W113・280SLは、芸術的自動車デザイナー、ポール・ブラック氏、20代の作品・・・!」

「280SLという名の貴婦人との蜜月・・・」なんとも魅力的な響きではないでしょうか・・・。

ぜひ至高の見学に群馬までお越しください。

▲このとても素晴らしい「1971年式 Mercedes-Benz 280SL」は現在、群馬県にあります。

個人間売買のため、消費税や諸費用等はかかりません。

本車両は、国内未登録車両ですので、自動車税の月割り負担はありません、リサイクル預託金のみ負担ください(¥9650)。 

尚、令和3年10月29日まで有効の予備検査が付属します、それ以降は表記が変わりますことご了承ください。

陸送等は購入者様の方でご手配をお願いいたしますが、筆者の業務でも、クラシックカー輸送業務を取り行っております。ご希望がありましたら是非ご相談ください。

【お問い合わせに際して・・・】

このページの車両は、車の越境ECサイト、「エステートセール®︎スプレマシー」に掲載されたものです。

至高・最高(スプレマシー)なエステートセール・・・とは、

エステートセール®︎スプレマシーは、オーナー様の想いのこもったお車を、インタビューに基づく原稿作成でご紹介し、物・心を整理する、北米文化エステートセールの日本版です。

文化も、次の世代への引き継ぎも、何も残らない、二束三文・安値買取とは全く異なり、オーナー様の想いを実直に表現、思い出は、心にしっかり残しながらも、確実に次の世代に引き継ぐ、ご案内・仲介をいたします。

本記事内容は、2021年8月24日午前10時より、約4時間の取材時間の中で、オーナー様へのインタビューと、頂いた資料、接触体験したものを元に、執筆作成したものです。

非常に限られた時間内での確認につき、状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります事ご承知おき下さい。

また執筆内容に関しては、念入りな海外・国内リサーチを含めて、オリジナルの原稿を執筆しておりますが、現地に赴くなど、裏づけを全て取ってはおりません。 状態等のコメントも、あくまで取材時の天候、状況及び、筆者の主観によるものという事ご承知おき下さい。

掲載車両に関してのご質問や、現車確認のお申込は、このページの一番下よりご連絡下さい。

尚、現車確認はあくまで「購入を前提」として検討されているお客様のみとさせて頂きます。

何卒宜しくご検討下さい。

スペック

車検

予備検査付R3/10/29まで

走行

136156km

レストア

米国レストア済み輸入車

ハンドル

左ハンドル

バッテリ

長さ

4380mm

1760mm

高さ

1300mm

重量

1450kg

排気量

2778cc

出品地域

群馬県

価格1490万円