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2006年式 GM HUMMER H3 Type-S Adventure Package

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2006年式

GM HUMMER H3 Type-S Adventure Package

車両の細かな状態は写真毎に説明があります

上部スライドには、車両の魅力的な写真が50枚ございます
写真をクリックして説明と共にご覧ください

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「40cmの垂直な壁を乗り越え、水深70cmの川を渡り、
60%の勾配と40%の横傾斜に対応、悪路を軽々と乗り越えていく高機動多目的車両ハマーH3は、5速マニュアルでこそ本来の魅力を発揮する・・・!」

「ハマー」これほどまでに誰もが認識したブランドがあっただろうか・・・

かつてない斬新なイメージで初代ハマーH1が登場した1993年・・・、アメリカのガソリン価格は1ガロン(約3.8L)$1以下の時代でした・・・。それが時代と共に推移し現在は約$3程まで高沸・・・。それでも・・・!人間が生まれながらにして持ち合わせる「大地を疾走する喜び・・・」を絶対に捨てない大きな覚悟の元、直列5気筒エンジン採用による大々的な燃費改善と、ダウンサイジングを実施しながらも、先代のDNAを引き継ぐ「恐ろしくタフで乗り手の冒険心をくすぐる高機動多目的車・・・」として生まれたのが第3世代のハマーH3です・・・。

日本国内では「若者好みのおしゃれなタウンカー」として“ちょっと柔らかめ・・・”なイメージが先行しがちなハマーですが、実は「現実世界のハマー」として再設計されたH3の内容は、他の中型SUVを圧倒的に凌駕する身体能力を持った、アドレナリン全開4WDマシンなのです・・・!

ブートキャンプで鍛え上げられたハマーH3の身体能力は凄まじいもので、水深50cmであれば時速32km、水深70cmであっても時速8.0kmで走破・・・!アプローチアングル、デパーチャーアングル共に37.4度、ブレークオーバーアングルは22.1度という驚異的な能力で、実に40cm程の垂直な壁を乗り越え、60%の勾配と40%の横傾斜に対応するのです・・・!

また悪路状況に合わせて、ブレーキを独立して使用してホイールスピンを止め、必要なトラクションを確保するトラクション・コントロールを搭載、馬力ではなく“スローモーションのためのギアリング”を重視し、4.56:1のアクスルギア、4.03:1のローレンジレシオのヘビーデューティートランスファーケースを搭載します。

通常走行時、エンジントルクを前後60/40で配分するフルタイム四駆システムは、グローブをしたままでも押せるセンターコンソールの「4 Hi」・「4 Hi Lock」・「4 Low Lock」そして米国仕様アドベンチャーパッケージには「Rear Locker」と4つのボタンを搭載し、変幻時代な4WDシステム変更を可能とし、特に“エスケープスイッチ “と名付けられた4番目のリア・ロッカーボタンは、まさに最悪の地形での脱出用ボタン・・・!この様なロック式リア・デファレンシャルを装備するなど、険しい山岳地帯をものともせず走破するスーパー硬派な四駆なのです・・・!

そして・・・

このハマーH3のオフロードでの本来の魅力を引き出すには、やはり低速でのコントロール性に優れる5速マニュアル・トランスミッションが最適でしょう・・・!

これは非常に面白い事実ですが、ハマーH3の素性を活かす本国アメリカでは、5速マニュアル・トランスミッションが標準仕様、オートマチック・トランスミッションはオプション扱いなのです・・・!

日本では「おしゃれなタウンカー」として、真逆なマーケティングがされた事が垣間見られる事実がここにあり、現在国内で5速マニュアル・トランスミッション搭載のハマーH3を探すのは至難の技なのです・・・。

インテリアは比較的状態よく残っています、オリジナルパーツ再生に実に夢膨らみます

「ライフスタイルを表現する素晴らしき道具・・・!
アーボリストのオーナー様と
硬派な5速マニュアル・トランスミッションのハマーH3・・・」

今回取材で向かったのは、国内でも有数の避暑地・・・最近あのビル・ゲイツ氏も別宅を購入したと噂される長野県某山中の大変(!)魅力的な場所でした・・・。お忙しい中にも終始笑顔で、大変爽やかにご対応頂いた若きオーナー様は、ご職業が“アーボリスト”との事です・・・。

“アーボリスト”とは「木の専門家」との事、木の表面を傷つけないためにロープを使って高い木に登り、問題のある枝を安全に取り除き、自然と人との共生を図り樹木の管理をする、日本にまだ数名しかいないスペシャリストでいらっしゃいます・・・。

そんなオーナー様の仕事と生活・・・「ライフスタイルそのものを支える道具」として選ばれたのが、この希少な5速マニュアル・トランスミッションを持つ、2006年式ハマーH3だったのです・・・!

・オーバーフェンダーにワイルドなマッドテレーン・タイヤ・・・。

・LEDに換装されたシュールなフロントマスク・・・。

・ガナドール製デュアルマフラー装備・・・。

・トレーラーヒッチ・・・。

などなど・・・

基本ノーマルですが、細部に魅力的なアップデートを施されながらも、自然と融合するオーナー様のダイナミックなライフスタイルをそのまま表現する「実用的なハマーH3」であり、その持てる能力を存分に発揮する為選ばれた5速マニュアル・トランスミッション車・・・だったのです!

タウンユースでおしゃれに乗りこなすなら、きっとピカピカ・オートマチック車の方が良いのでしょう・・・。

いかにも「さっきまで林の中を走って来ました・・・!」と言わんばかりのこのハマーH3は、大きな傷や凹みはもちろんありませんが、決してピカピカの過保護にされた車両ではないところが実に大きな魅力なのです・・・!

現時点での不具合は特にありませんが、H3特有のフランス語でのメータークラスター表示、”HUILE A VIDANGER”(エンジンオイルチェック)が時折点灯するそうです、現在目立ったオイル漏れはありませんが、マメなエンジンオイルチェックはもちろん必須です。

内装も大きな傷みは見受けられませんが、唯一シフトブーツ表面のレザーが剥がれた跡があり、ここは交換してあげたい所でした。またパナソニック製DVDモニターがありますが一度も使った事が無いとの事です・・・。

※シフトブーツは、ebayで新品がUS$10.91(送料$17.07)で購入可能です、是非ご参考ください。

https://www.ebay.com/itm/302590432531?fits=Model%3AH3%7CMake%3AHummer&hash=item4673cb9513:g:q6sAAOSwALtaTpE~

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「このハマーH3意外と燃費が良いんです・・・」
とはオーナー様の談・・・。

この原稿をここまで読まれた御仁は「好きなクルマの燃費など測った事が無い!」強者エンスージアストと思いますが、一応念の為・・・。オーナー様によるとこのハマーH3は、5速マニュアル・トランスミッションの恩恵もあってか、市街地でおよそ10km/L、高速だと13km以上まで燃費は伸びるとの事でした・・・。

実はこの燃費改善が、GMがH3開発で目指した所・・・H1やH2の延長線上にある巨大で強靭なイメージのハマーでありながら、より環境に順応した好燃費を実現するコンセプトをもとに、ハマーH3は、最高出力220ps、最大トルク31kg・m/2800rpmを発生する3.5リッター直列5気筒2エンジンを搭載します。これが「現実世界のハマー」として世界中の顧客に大いに受け入れられ、GMの小さなハマー部門全体の売上を当時2倍以上に引き上げたのです・・・!

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「2006年式ハマーH3 5速マニュアル・トランスミッション車・・・是非動画と合わせてお読みください・・・!」

オーナー様のドライブで、道端に雉が現れる(!)素敵な林道を豪快に走って頂きました・・・!

まず乗り込んでみると・・・

H1からH2へ・・・そしてこの最終系H3では、洗練されたテイストが更に加味され、モダナイズされた上質なインテリアデザインは、先代H2を更に上質にした物です・・・。

センターコンソールからフラッシュサーフェスされたパネルなど質感良い素材と合わせて、ハマーの新しいスタンダードを産み出した程です・・・。

本革巻ステアリングホイール、プレミアムクロスシート、6スピーカーオーディオシステム、キーレスエントリー、パワーウィンドウ&ドアロック、エアコン、デュアルフロントバケットシート、フォールディングリアベンチシート、アルミインテリアトリム、など非常に洗練された装備が目を惹きます・・・。

いよいよエンジンスタート!

エンジンをスタートさせ、走り出すと直ぐに気がつくのがこの車の“IQの高さ”・・・!

アメリカ車特有V8の大排気量サウンドと共に“デロデロデロデロ”と車体がプッシュされ前に進む以前の感じではなく、スロットルに俊敏に反応し、シルキー・スムーズにエンジンが吹上がり、2.2tのボディをスマートに引っ張る独特の感じです・・・!

大柄な車体である事を一切感じない、高いアイポイントからの見切りの良さと旋回性はさすがの身体能力保持車・・・!最小回転半径5.5mと、取りまわしも良いのが印象的でした・・・。

実に魅力的・・・

「岩場の段差を這い上がり、荒地を駆け抜け、険しい岩棚を驚異的な身体能力で突き進む・・・」これぞ器用で軽快なクライマーとしてのハマーH3の真の魅力と感じた私の取材だったのです・・・!

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取材後記

ただでさえ機能優先の「闘うクルマ」は浮世離れしたカッコ良さを持ち合わせます。AMゼネラルがアメリカ軍向けに製造したHMMWV(ハンビー)M998を、「是非自家用に使いたい・・・」と切望した米国俳優アーノルド・シュワルツネッガーが、当時のAMジェネラル社に直談判し、タウンユース用として10台特注したことがきっかけとなり、1992年に誕生したのがハマーの始まりです・・・。アメリカ人の誇りである「強く美しいアメリカ・・・」そのコンセプトがそのまま存在するハマーのブランドイメージとそのDNAは、H1からH2へ・・・そしてこのH3にも脈々と流れているのを感じます・・・。

 

 

筆者は2000年までの米国滞在時に、当時発売されたばかりのハマーH1に乗った懐かしい思い出でがありますが、その時運転していた米国の友人が、「H1を運転することは・・・」と語ってくれた話しを執筆中に思い出しました・・・。

「H1をドライブするのは、車輪の上の近所付き合いの様なもので、誰もが自分の個室に座り、広くて長いセンターコンソールによって隔離されている・・・。コミュニケーションをとるには、エンジン音とロードノイズの中で大声を出さなければならない・・・。一度H1を運転中に携帯電話で娘に電話をかけたことがあるんだけど・・・。実は娘は後部座席にいた。」と面白おかしく話してくれたのを思い出しました(笑)

あの時から比べると・・・DNAは脈々と受け継ぎながらも素晴らしく進化し、誰もが乗れるハマーとなったのがこのH3なんだと実に感慨深く思った次第です・・・。

「40cmの垂直な壁を乗り越え、水深70cmの川を渡り、60%の勾配と40%の横傾斜に対応、悪路を軽々と乗り越えていく高機動多目的車両ハマーH3は、5速マニュアルでこそ本来の魅力を発揮する・・・!」

ハマーH3は、これに乗られる新オーナー様の感性を大きく刺激し、陸路・荒地構わず「大地を疾走する喜び・・・」を与えてくれる地上最強の乗り物でしょう・・・。

時々さっぱりと洗車して、颯爽と都会に乗り出すのも、また格別だろうと思う次第です・・・。

▲このとても素晴らしい「2006年式 ハマーH3 タイプS」は現在、長野県にあります。

個人間売買のため、消費税や諸費用等はかかりません。

本車両は購入に際しては自動車税の月割り精算並びにリサイクル預託金の負担をお願いいたします。

【お問い合わせに際して・・・】

このページの車両は、車の越境ECサイト、「エステートセール®︎スプレマシー」に掲載されたものです。

至高・最高(スプレマシー)なエステートセール・・・とは、

エステートセール®︎スプレマシーは、オーナー様の想いのこもったお車を、インタビューに基づく原稿作成でご紹介し、物・心を整理する、北米文化エステートセールの日本版です。

文化も、次の世代への引き継ぎも、何も残らない、二束三文・安値買取とは全く異なり、オーナー様の想いを実直に表現、思い出は、心にしっかり残しながらも、確実に次の世代に引き継ぐ、ご案内・仲介をいたします。

 

本記事内容は、2021年11月20日午前1時より、約4時間の取材時間の中で、オーナー様へのインタビューと、頂いた資料、接触体験したものを元に、執筆作成したものです。

非常に限られた時間内での確認につき、状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります事ご承知おき下さい。

また執筆内容に関しては、念入りな海外・国内リサーチを含めて、オリジナルの原稿を執筆しておりますが、現地に赴くなど、裏づけを全て取ってはおりません。 状態等のコメントも、あくまで取材時の天候、状況及び、筆者の主観によるものという事ご承知おき下さい。

掲載車両に関してのご質問や、現車確認のお申込は、このページの一番下よりご連絡下さい。

尚、現車確認はあくまで「購入を前提」として検討されているお客様のみとさせて頂きます。

何卒宜しくご検討下さい。

スペック

車検

令和5年3月

走行

151056km 実走行取材時表示

備考

左ハンドル

Type-S 5MT車

アドベンチャーパッケージ オーバーフェンダー

4WD 直列5気筒3.5L L5 DOHC 20V DOHC

5GTDN136968XXXXXX ヒッチメンバー付き

ガナドール製デュアルマフラー

長さ

4720mm

2050mm

高さ​

1850mm

重量

2130kg

排気量

3460cc

出品地域

長野県