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2003年式
ポルシェ911 カレラ type 996改
「男心に突き刺さるルックス・・・! 公認オーバーフェンダー装着100mmワイドボディ〜ダックテイルを持つ2003年式996後期型は、APR製車高調と、RAYS18インチホイールで足元を固め、
乗って楽しい・・・!見て嬉しい・・・!!魅惑の
万能ポルシェだった・・・!」
2003年式・・・、まだ真新しく見えるオリジナルのキャララ・ホワイト・ボディが眩しいポルシェ911カレラ ・996後期型は、静かに佇む姿でさえ明らかに「何かが違う・・・」というオーラを周囲に振り撒き、筆者の目前にその魅惑的グラマラスなボディを横たえます・・・。
通常の996の全幅は“1770mm”・・・それがこの個体の車検証には“1870mm”と明確に記載されており、厳格な日本の車検制度がある中、堂々と公道を走行し、その容姿媚態を見せる事ができる一台です・・・。
グッと広げられたトレッドは、オーバーフェンダーにより100mm全幅が広がり・・・、フロント19段・リア25段階というレースカーさながらの減衰調整が出来る“APR製全長調整式車高調”により低められた全高は、グラマラスで魅力的なポルシェのスタイルを更に・・・さらにワイド&ロウへと変化・・・。男心に突き刺さる、実に魅力的なスタイルへと変貌を遂げています・・・!
フロントには、「996にカナードはこうも似合うんだ・・・」と気付かせてくれるドライカーボン・カナードとリップスポイラーが奢られ・・・、このワイド&ロウなボディを引き締める要的存在に・・・。レーシーなナローポルシェを彷彿とさせるダック・テイルにとどめを刺されながら・・・、モダンにカーボン調で仕立てられたボディサイドの“カレラ・デカール”を見た際には、すでに数回失神した後でした・・・。
ポルシェらしいコンパクトなサイズを留めた996後期型・・・。
最新のポルシェはもちろん最善のポルシェであり、いつの時代もエンスージアストの心を鷲掴みにする存在ですが、栄養満点な日常生活の恩恵か、筆者同様少々大きくなり過ぎたボディは、「60年代後半のナロー・ポルシェこそ“永遠のアイコン”・・・」と信じてやまない筆者にとって、さらに懐古主義へと走らせる存在・・・。ここであえて空冷シリーズのことなど語る余念は皆無なまでも、これを読まれるポルシェ・フリークの皆様の中には、そのサイズをほぼ空冷シリーズと同じにし、「水冷時代のナロー・ポルシェ」的存在になった996〜997までの初期水冷シリーズは、気楽に・・・それこそオールマイティに、路面段差を気にすることなど全く無く、コンビニに立ち寄りながらワインディングを走り抜け、さらにサーキット・ランまでこなしてしまう存在として、製造から20年ほど経過し、ネオ・クラシックの入り口に到達した今でこそ、“毎日乗りたい”と思わせてくれるとっても魅力的な一台ではないでしょうか・・・。
また、日々取材〜お客様対応を進める中で感じるエンスージアストにとって、オリジナル志向の強いのがポルシェの特徴でもあります・・・。
が・・・しかし・・・、それは、やはり究極のクラシック空冷モデルや、最新モデルでのお話し・・・。
「ポルシェを弄る・・・!これこそ本当は皆がやりたかった事・・・!」とばかりに996〜997あたりの“911カレラ”をグッとセンス良くモディファイして、オンリーワン的存在で乗れば、全く違ったポルシェの魅力が大きく〜おおきく!広がるのも・・・、クルマとしての資質が非常に高いポルシェの大きな魅力です・・・!
その様なポイントを集約した一台が・・・目の前に鎮座したその日には・・・。もう唸るしかない・・・。
これに見慣れてしまうと、もうノーマルのボデイでは「スレンダー」に見える様になり、魅力を感じなくなるかもしれません・・・。
その“禁断のオーバーフェンダー装着”・・・「2003年式ポルシェ911カレラ・タイプ996後期型オーバーフェンダー公認車検取得車」をじっくり見ていきましょう・・・!
2003年式ポルシェ911カレラ タイプ996後期型
カスタム詳細・・・!
「ただのポルシェじゃつまらない・・・、もっと楽しみたい・・・魅力的なポルシェを倍楽しむ・・・!」ことをコンセプトに、数々の魅力的なオリジナルパーツの開発やコンプリートカーの販売を行う、都内ポルシェ専門店「ガレージJ」のオーバーーフェンダーキットを装着して、数年前にモディファイを受け、公認車検を取得し仕上がった一台です・・・。
ガレージJ JTモード紹介ページ
https://garagej.net/archives/category/cat_360419
あえてフロント・バンパーはオリジナルのまま・・・、しかしながらその表情は大きく異なり、サイドに取り付けられたドライカーボン・カナードがこの個体に独特の印象を添えています・・・。またサイドスカートが装着されないスタイルということもあり、サイド・ボディ下周りが回り込んだポルシェ独特デザインが、下部から見事な3次元曲線を描き装着されたオーバーフェンダーにより更に強調され、ワイド化されたリアフェンダーからダックテイルまで・・・一気に流麗なライン描き、質感高く存在しています・・・!
さらに・・・!国内GT300・GT500シリーズで活躍するレーシングカー用に開発された、ポルシェ専用APR製全長調整式車高調により、アグレッシブな走行性能はもちろん、グッと低められた車高により、流麗ワイドなボディラインは、掟破りの表情をこの個体に与えており・・・、そこにカーボン調素材で表現されたクラシカルなカレラ・デカールが見事にあしらわれ、まさに73年のワイドフェンダーを持ったカレラRSRを彷彿とする、非常に美しいクラシカルなラインを創造しているのです・・・!
この個体のディテールを列記すると・・・。
基本内容
- 正規輸入WP0ZZZ-99Z3S、2003年式モデル911カレラ、左ハンドル、5ATティプトロニックS、実走行6万7千キロ台・・・
- フロント&リアバンパーはオリジナル・・・
- エンジン&トランスミッションはオリジナル・・・
- 内装は素晴らしく状態の良いオリジナル・・・
カスタム詳細内容
- JT MODE ポルシェ996 ボディセット (前後オーバーフェンダーとダックテイル)
- ドライカーボン・カナード
- ドライカーボン・リップスポイラー
- ワンオフ・ステンレス製エキゾーストマニホールド&可変バルブ・マフラー
- APR製車高調整式ダンパー
- WORK RAYS Gram Lights 57 Transcend Unlimited 18 インチホイール
- ブリヂストン・ポテンザ・スポーツ(F:225/40R18 R:235/35R18)走行100km未満
となっています・・・。
もちろん事故歴・現在不具合なし・・・、また記録簿は数枚のみ付属します・・・。灼熱の夏季エアコンもよく効き、快適に日常使用可能な一台となっており、この原稿を書くタイミングで継続車検を取得しておりますので、たっぷりと車検がついてきます・・・。
またこの年式の996後期型カレラは、当時のポルシェのキャンペーンで、インターミディエイト・シャフトのベアリングの問題は解決済みで、現在ではほとんど問題になることもありません、エンジンを回し油圧をしっかりかけて乗り、定期的にエンジンオイル交換を実施することで全く気にすることなく楽しむことで精神衛生的健康も保たれる事でしょう・・・。
直近でコーティング実施済み・・・この非常に美しい姿は、筆者撮影〜編集による写真や動画でも確認できますので是非ご覧になってください・・・。
左足ブレーキ習得でティプトロニックは俄然面白くなる・・・!
電光石火のシフトダウンはアクセルワークで・・・!2003年式
ポルシェ911 カレラ type 996改 JT mode コンプリートで
ワインディングを走ってみました・・・!
日本のポルシェ好きの間では、マニュアル信仰派が圧倒的に多いのも事実でしょう・・・。996前期型の6速マニュアル車を乗って来た筆者ですが、新車時価格設定も圧倒的に高いティプトロニックの方が断然ポルシェらしく、面白く・・・正直とてもラク・・・、また丈夫で壊れた話など聞いたこともなく・・・、それでいて週末早朝のワインディング〜峠道はもちろんの事、余程の事でない限りサーキットを含むスポーツ走行にも「ティプトロの使い次第一つ・・・」で、向いていると思う次第です・・・。
あえて言うまでもありませんが、「ティプトロニック」は、オートマチック・トランスミッションのマニュアル・シフトモードに対するポルシェ社の商標で、911 の世代交代を示唆した時代に、発売当時革命的と称されたZFおよびボッシュが共同開発した電動油圧制御ユニットで、1988年からタイプ964に初めて搭載されたトランスミッションです・・・。
従来のトルクコンバーター式であるティプトロニックは、他のオートマチック変速機のように「ドライブ」にしておけば勝手に変速してくれますが、996のティプトロニックSにおいては、セレクターレバーをMモードに倒すか、Dモードでもステアリング上のスイッチはいつでも稼働し、マニュアル変速を可能とするものです・・・。
ポルシェはこのティプトロニック・ギアボックスに「インテリジェント・シフト・プログラム」を装備・・・、車速やエンジン回転数、スロットル開度、縦横方向の加速Gなどの入力をモニターするECUによってプログラムは制御され、ドライバーが巡航したいのか、それとも最大限のパフォーマンスを引き出したいのか・・・などに応じて、5つのモードからギアチェンジ・ポイントを調整する仕組みになっています・・・。
街中〜渋滞時などではATモードは本当に助かる存在・・・。クラッチを踏む足腰痛く、「もういいや・・・!」などとお腹いっぱいモードで一人感傷的になることも無く・・・、精神的健康を保ちながらの健全なポルシェライフは、本質を味わう上でとても大切と切実に感じます・・・。
そして・・・週末のワインディングや高速道路ではマニュアル・モード縛りにて・・・、5000rpmでバリオカムが変わり、カムに乗る爆発的な加速と、この世の物とは思えないフラット6の咆哮を背にマッシブなボディが道路にピタッと吸い付き、ワープするが如く加速するのを楽しむ事が出来るのは、なんとも言えず、まさに「ポルシェを駆る・・・!」という喜びを感じる瞬間です・・・!
その上で・・・
ティプトロニックの楽しみはステアリング上のアップ・ダウンスイッチに限られたものではありません・・・!事実このスイッチによる操作は若干のタイムラグを要するもの・・・、そのタイムラグが一切無く、電光石火の如く加速シフトダウンするには、前述のECUとどう対話するかが鍵です・・・!
ティプトロニックを「普通のオートマ」と理解し、高速道路走行時にシフトダウンさせて加速する場合など、単なるキックダウンを狙ったアクセルの踏み込みだけでは反応が今ひとつで鈍重さを感じられた方もおられるのではないでしょうか・・・。
実は前述の「インテリジェント・シフト・プログラム」のECUは、入力信号を送るアクセルペダルを操作するスピードで反応します・・・。一瞬アクセルペダルを戻し、素早く(重要)煽り・・・そして踏み込むと・・・!マニュアルモードよりも素早く、ほとんどシフトショックを感ずに、Dレンジのままでも瞬時にギアが変わり怒涛の加速を披露してくれるのです・・・!
このアクセルを素早く煽る操作を応用して・・・このティプトロニックこそ左足ブレーキを習得すると、ワインディングが俄然面白くなります・・・!左足でブレーキを制御しながら、右足はアクセルワークに集中・・・996に搭載されたティプトロニックSは、Dモードでもステアリング上のシフトアップスイッチはそのまま使える為、電光石火の如くシフトチェンジが行えるのです・・・!まさにエンジン〜トランスミッションと対話しながらのスポーツ走行が意のままに行える・・・!これぞティプトロニックSの面白さと思うのです・・・!
減衰圧設定で調整はできるものの、オーナー氏の好みで現時点ではサスペンションのセッティングは少し硬めです・・・。ワイドフェンダーに伴い少し太めのタイヤですが、轍にステアリングをとられる事は粗ありません・・・。噂に止まらずAPRの車高調ダンパーの性能は素晴らしく、コーナーリングでは粘る粘る・・・!リアヘビーなポルシェですが「もっと踏み込んでも大丈夫・・・!」とドライバーに伝えて来るような足回りのセッティングです・・・!また直進性も良く安心して踏み込め、ポルシェならではの加速を存分に味わうことができるセッティングになっているとお考えください・・・。
ガレージから引っ張り出す際に、全く気負うことなく乗れるポルシェ・・・、オートマ限定の奥様やお嬢様の運転で買い物にも行ける・・・!そしてそのままワインディングを一走り・・・ほんの僅かな時間でも心のリセットをしてくれる・・・、本当に乗って楽しいポルシェです・・・!
また夜な夜なガレージで、一人で眺めてニンマリできるのも嬉しい、まさにオンリーワン的存在なのも所有欲を満たしてくれる事でしょう・・・!
2003年式 ポルシェ911 カレラ type 996改 JT mode コンプリートはまさにポルシェの楽しみを倍増してくれる・・・、そんな一台だったのです・・・。
2003年式 ポルシェ911 カレラ type 996改 取材後記・・・
取材撮影中も「いい車だなぁ・・・」と幾度となく呟かれるオーナー氏・・・。
聞けばポルシェは6MTの996前期型をはじめとして、所有されたのは2台目とか・・・。
もっとラクに気負う事なく乗れる素敵なティプトロニックを探して出逢われたそうです・・・。
ご自身の理想の姿であるポルシェを感性で捉えてやっとの想いで形にされ・・・とても気に入りながら大事に乗り、愛情いっぱいに触れてこられたからこそ、諸事情から乗れなくなりガレージに置いておくだけの所有欲満喫ではクルマに申し訳ない・・・。 この生きていく上で誰もが経験する“ライフステージの変化・・・”に端を発し、徐々にガレージで眺めるのみの日々が多くなったことから、この度“断腸の想い”で手放される事を決意され掲載へとなりました・・・。 いや・・・正確にはオーナー氏は「“決意”することを決めた・・・」段階でおられ、次の真摯なオーナー様の登場で「この人ならば・・・」と初めて“決心”される事と思います・・・。
時代の流れの中で今がシリーズ安値とは言え、それでも値が上がって来た良い状態の996を探してここまでの状態にすると相当な時間と投資を要する事でしょう・・・。まさにオンリーワン的存在はティプトロニックのイメージを刷新し、新しいポルシェの楽しみ方を提案してくれていると感じた次第です・・・。
「男心に突き刺さるルックス・・・! 公認オーバーフェンダー装着
100mmワイドボディ〜ダックテイルを持つ2003年式996後期型は、APR製
車高調と、RAYS18インチホイールで足元を固め、乗って楽しい・・・!
見て嬉しい・・・!!魅惑の万能ポルシェだった・・・!」
是非至高の試乗見学に・・・!群馬県前橋市までお越しください・・・。
このとても素晴らしい「2003年式 ポルシェ911 カレラ type 996改 」は
現在群馬県前橋市にあります。
個人間売買のため、消費税や諸費用等はかかりません。
本車両購入に際しての、自動車税の月割り精算並びにリサイクル預託金はご購入者様にてご負担いただきます。また陸送等は同様に購入者様の方でご手配をお願いいたしますが、筆者の法人業務でも、自社所有積載車でのクラシックカー輸送業務を取り行っております。ご希望がありましたら是非ご相談ください。
【お問い合わせに際して・・・】
このページの車両はクラシックカー・コレクタブルカーの越境ECサイト「エステートセール・スプレマシー®︎」に掲載されたものです。
至高・最高(スプレマシー)なエステートセール・・・とは。
エステートセール・スプレマシー®︎は、オーナー様の想いのこもったお車を、インタビューに基づく原稿と動画でご紹介し、物・心を整理する北米文化エステートセールの日本版です。
文化も・・・次の世代への引き継ぎも・・・何も残らない二束三文・安値買取とは全く異なり、オーナー様の想いを実直に表現、思い出は心にしっかり残しながらも確実に次の世代に引き継ぐご案内・仲介をいたします。
過去の整備記録や修理歴など含めて現オーナー様から詳細ヒアリングを実施、事故歴の有無含めて取材しております。大きな事故歴があった場合、また現オーナー様の所有歴が極端に短く詳細がわからない場合は取材をお断りし、購入されるお客様に可能な限り安心をお届けする工夫を実施しております。
本記事内容は、2024年1月8日11時より、晴天の元、約3時間の取材時間の中で、オーナー様へのインタビューと、試乗体験したものを元に執筆作成したものです。かぎられた時間での確認につき、現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります、また執筆内容に関しても全て裏づけを取ったものではありません。 状態等のコメントも、あくまで取材時の天候、状況及び、筆者の主観によるものという事ご承知おき下さい。
掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。なお個人間での取引となりますので、冷やかし防止のため、現車確認はあくまで「購入を前提」として検討されているお客様のみとさせて頂きます。
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