エステートセールスプレマシー

トップ>ストックリスト>1991年式 ベントレー エイト

1991年式

ベントレー エイト

↑↑↑上記アーカイブ動画、是非音声ありでご覧ください・・・。

最後の純血ベントレー・・・!上質感はそのままにモダナイズされ
コンテンポラリー・ベントレーの礎を築いた最終型91年式
ベントレー・エイト・・・! 実走行14304km・・・!
大切にメンテナンスされて来た“奇跡の個体”は、エンスージアスト
を超魅了するミラクルな一台だった・・・!

91年式最終後期型のベントレー・エイト・・・。

太陽光の微妙な移ろいさえも我が物とし、徹底して鏡面仕上げされた見事なボディラインは、刻々と変化する光の変化で漆黒から濃紺・・・そして鮮やかなネイビーブルーへと変化していきます・・・。

84年から始まったシリーズ総数1734台中、熟成の域に達した最終後期型の台数は全世界で172台・・・更に左ハンドルに絞りこむと僅かに85台・・・。

リリースからすでに30余年が経過し、今日フル・オリジナル極上コレクターズ・コンディションで現存するそのミラクルな価値はまさに千金に値するもの・・・。

過去半世紀以上にわたる歴代ベントレー・モデルを見回してみても、現代へと続く礎を構築したSZシリーズは、紛れもなく史上最高のコンテンポラリー・ベントレーであり、その崇高な魅力たるや全方位に及ぶのです・・・。

エッジの効いた素晴らしいデザイン・・・。

静寂にあふれる最上質な室内空間・・・。

まことしやかに都市伝説の如く囁かれる程、驚くほど頑丈で崇高なまでの信頼性・・・。

そしていざ走らせると・・・

最高の品格を周囲に振り撒きながらも、その上質なドライバビリティは乗る者を一瞬で虜にする魅力的なもの・・・。

そして・・・その“味わい”は、ザ・ネオ・クラシックへと完全昇華を果たした今でも、驚くほどモダンで高品位であることに驚かされるのです・・・。

SZシリーズの中でも、まさに最後の血統を継承するベントレー・エイトは、同時期のターボRと比較してノーマルアスピレーションならではの実に素晴らしいモデルであり、この特別なモデルはその個体数の少なさもあり、世界的に見て紛れもなく希少な存在となっています・・・。

早速ベントレーエイトが生まれた時代背景を辿り、このモデルの特異性が浮き彫りにしていきましょう・・・。

ベントレーが提供する至高のハイエンド・ラグジュアリー・サルーンは、どの時代においても英国王室御用達の名誉を持ち、王族貴族の要望に応える品格で応えてきました・・・。

歴代ベントレーのモデルを思い浮かべると、いにしえでは豪華絢爛なまでのあらゆる装備を纏ったもの・・・。万人がこのブランド・ネームにふさわしい素晴らしく豪華なハイエンド・スポーツ・サルーンの数々を思い浮かべることでしょう・・・。

しかしながら・・・このかつての超名門スポーツ・カー・ビルダーも1980年代前半は時代の波に抗えず、かつてない業績低迷を経験します・・・。低迷しつつも偉大な名声を博していた至高の英国製ブランドを未来永劫愛される純血種として時代に残す・・・。その崇高な命題を持ち、当時ロールス・ロイス社と合併したヴィッカーズ社が新たな活力を吹き込もうとしたその時・・・、新しい価値観を創造しベントレー・エイトは登場しました・・・。

1984年から1992年までの8年間に製造されたこのモデルは、かつてない程ベントレーを世に広めるモデルとして明確にマーケティングされ、従来からの懐の深いベントレー愛好家だけでなく、より多くのエンスージアストが、ベントレーのあるライフスタイルを享受できる様、様々な工夫が施され設計されています・・・。

ベントレー・エイトは、ネオ・クラシックへと昇華した今改めて観ると、それまでの豪華絢爛であった過度な装飾が取り除かれ、コンテンポラリーな魅力で溢れる希少なモデルとして、より多くの・・・そして新しい顧客を惹きつけることに成功したモデルであることがよく分かります・・・。

ベントレーの外観上特徴でもある縦型スラットのグリルは、慣習にとらわれずクローム・ワイヤー・メッシュのラジエーターグリルが装着されますが、依然として変わらぬその品格あふれるインテリアなど大変センス良くモダナイズドされ、先代モデルのミュルザンヌと比較しても、エンジニアがどこを工夫して差別化を図ったのかを正確に見抜くのは非常に困難なものです・・・。

コノリー社製による手で触れただけで厚みを感じる見事なレザーシートは、手作業の証ハンドステッチで設えられ、バー・ウオルナットと比較してシンプルな木目ながらも柔らかなテクスチャーを眼で楽しめる上質のマホガニー・ウッドのパネルなど、実に数センチはあろうとも伺える厚みがあり、モダン・ベントレーを感じる要素で溢れた上質感は、ただただ素晴らしいの一言では言い切れません・・・。

 

 

最終後期モデルになり、新たにインジェクションが装着された永代の名機L410I型6.75リッターV8アロイ・エンジンは、この時代になっても都市伝説的にそのパワーは「Enough」(必要にして十分)とのみ表現され、マッシブなボディを質量の二乗に比例する様で軽々と加速させ、あのマジック・カーペットなベントレー・ライドを披露するのです・・・!

そうなると・・・、ロールス・ロイスでは俄然好まれた後部座席も、ベントレーとなれば、オーナーがショーファーからステアリングを奪い取り、自らドライブしたい・・・!という衝動を駆らせるスポーティさを全面に押し出し・・・、紛れもなく最も重要な点として、先代ミュルザンヌでは実現し得なかった、新たに改良された硬めのサスペンションとボディ剛性で見事なハンドリングを実現していたのです・・・!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

シリーズトータル1736台のみの貴重・絶滅危惧車種・・・、
その中でも最も好まれる熟成したシリーズ最後期91年式は172台と
超希少・・・。GM製4速ATになる前の91年式最終3速AT搭載車が
信頼性では群を抜く・・・。

今回ご依頼頂いたのは、アートの世界では知る人ぞ知る・・・世界で活躍される総合演出家であるオーナー様からのご依頼です・・・。

長年に渡り価値あるクラシックカー・コレクションをアート的に表現、その素晴らしい完成で表現される世界観はまさにミラクルな価値観なのです・・・。

今回幸運にもご紹介できるシリーズ最終型、ネイビーブルー、走行僅か14304km(8888マイル)の極上車両のシャーシ・ナンバーは「35042」・・・。

・            シリアル#21001から27798が1988年から1989年生産モデル

・            シリアル#31008から36282が1990年から1991年製モデル

・            シリアル#44022から44562が1992年モデル・・・

上記の記録からも91年後半に製造されたシリーズ最終型の一台・・・

フューエル・インジェクション、アンチロック・ブレーキ、自動車高調整機能、ヒーテッドドアミラーとヘッドランプ・パワーウォッシャー、レザーシートとパワーメモリーシート、アップグレードされたセンターコンソール、室内照明の追加などが行われ、更にGM製4速トランスミッションが採用される以前の信頼性の高い一台になります・・・。

160万キロにも及ぶベンチテストを経て顧客にデリバリーされる「壊れない神話」を持つこのベントレー伝統のアロイエンジン・・・、コレクター・オーナー様によって整備されながら保管〜管理された実走行14304kmは、まさに“慣らし”が終わった所・・・。このエンジンが美味しいのは、30余年経過したまさにこれからではないでしょうか・・・。

内外装機関ともに稀に見る超極上車・・・1985年にミュルザンヌ・ターボがターボRに名称変更・・・。

ターボチャージャーが付加されビッグパワー化するターボモデルとの差別化で、往年のノーマル・アスピレーションを引き継ぎ、ロールス・ロイス・シルバースピリットのベントレー版として位置付けられたモデル・・・。

もう一度思い起こすと、84年から始まったシリーズ総数1734台中、熟成の域に達した最終後期型の台数は全世界で172台・・・更に左ハンドルに絞りこむと僅かに85台・・・。同時期のハイパワー版ターボRは3688台作られた事から、その希少性ははるかに上・・・。佇むだけでも周囲に振り撒くオーラなど通常の域をはるかに凌駕した素晴らしい空気感を持っています・・・。

グリルに輝く「ウイングドB」のエンブレムをじっくり見つめたあと、まさにアート作品とも言える美しいドアハンドルに手をかけます・・・。現在の車の三倍はあろう分厚いドアを開け、コノリー社製の素晴らしい質感のレザーシートに身を預け、この空気をまずは楽しみます・・・。

「スゥー・・・ズワン・・・!」このドアの閉まる音がまず持って素晴らしい・・・!感動を覚える程重厚感溢れる上質な音とともにドアを閉めると、そこは豊潤で静寂・・・レザーのブルーとマホガニーウッドのブラウンが絶妙にコーディネートされた見事なモダン・インテリア空間は、まさに感性を養う空間・・・。オールド・イングリッシュ・スタイルの切り立ったウインドウ・シールドからは、この車がゆうに5mを超えるサイズとは思えないほど見切りが良いことに気が付きます・・・。

そしてこの素晴らしいコーチワーク・・・、歴代ロールスロイス〜ベントレーの伝統そのままのアロイ製スイッチ類の手触り感や、素晴らしい造形美の数々に気持ちが高揚・・・!このインテリアの空気がプラスの粒子を携え体内へ入り血液を通じて脳内へ送り込まれ・・・これに乗る者の右脳をダイナミックに活性させるのです!

オーナー様のご厚意により、取材撮影の移動時、この貴重な個体をドライブさせていただきました・・・!

早速キーをひねりエンジンをかけてみます・・・。

インジェクションの恩恵か、何もむずかる事なく一瞬で6750ccベントレー伝統のアロイ・エンジンは目を覚まし、一瞬の咆哮の後、実に静寂なアイドリングへと移行します・・・。表現するなら平穏そのもの、実に「豊潤な静寂」がここにはありました・・・。

ステアリング・コラムのATシフターをDレンジへシフト・・・、自動でエマージェンシー・ブレーキがメカニカルなサウンドと共に解除されます・・・。

一息つき、ゆっくりブレーキペダルから足を離しアクセルペダルに足を置くと・・・、この実に豊潤なコンパートメントは本来の目的の移動空間として、出力表示”Enough”(十分)とだけ表示されるLシリーズ(L410)6750ccベントレー伝統のアロイエンジンにより優雅に・・・そして実にトルクフルに加速するのです・・・!

その膨大なトルク感たるや、アクセルを少し・・・踏み込むと「ズワンッ・・・スーッ」と、まるで重力に引っ張られる感覚・・・、それがエアー・コンディショナーの空気の動く音のみ脳内にこだまする静寂さと同時進行で「あっ」という間に加速するのです・・・!

その時の室内の静寂を表現すると・・・、それは・・・現代のハイブリッド車の機械で制御された一種ストイックな静寂さとは全く異なり、匠職人による実に豊かな作り込みにより、ベントレーのスピリットを「優雅」という言葉で表面から隠した「豊潤な静寂さ」と表現できる感覚なのです・・・。

それにしても外見上想像つかない、驚く程取り回ししやすい車体と極上の乗り心地・・・。

豊かなソファと絶妙に見晴らしの良い後部座席など「至福の空間」そのものです・・・!

人の生き方・考え方まで変えてしまうこの品格・・・。

その一端に触れることが出来、右脳と心が満たされた感覚を覚える程・・・、筆者にとってあっという間の幸せな時間がそこにありました・・・。

まさにコレクター・オーナー様に大切にメンテナンスされてきた奇跡の個体・・・、

そう感じずにはいられない・・・

素晴らしい個体だったのです・・・。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

実走行14304km・・・!大切にメンテナンスされて来た奇跡の
個体・・・、最終型91年式ベントレー・エイト取材後記・・・。

ベントレー・スピリットを正統に引き継ぐ最後の純血種・・・その素晴らしい英国様式の伝統工芸品はミレニアムの音が聞こえる直前・・・、1998年に他の民族系資本により変化の時を迎え、この純然たる血統は終わりを迎えます・・・。

そして残念な事に・・・、「ザ・ネオ・クラシック」と言われる、程度の良い個体が日本国内ではめっきり減ってしまい、まさに絶滅危惧種への道を進んでいるのが現状です・・・。

世界一厳格な車検制度が存在し、潤沢にお金をかけられた日本にある高貴な純血種達・・・、

これら貴重な個体を英国本国、ヨーロッパ全土のバイヤー達が黙って見ている筈がありません・・・。

開発コード「SZ系」と呼ばれる1980年代後半から1998年までの“最後の純血種”と呼ばれるベントレーの数々は誠に残念ながらその殆どが再度海を渡り本国などへ里帰りを果たしています・・・。

今日国内に残るのは、熱心なエンスージアストが心から愛して大切にし、極上コンディションで残った素晴らしい車両か・・・、もしくはレストアベースや部品取り車両のいずれか・・・という状況を呈しており、当然ながら・・・確り手が入り、潤沢に手入れがなされた個体は愛情溢れるオーナー様達の元で「ザ・ネオ・クラシック」への道を歩んでいるのです・・・。

今回の個体もまさにクラシックカーをアートとして考え、素晴らしいコレクションの数々を自らの表現方法の一つとして楽しまれるオーナー様からのご依頼・・・。

まさに「探しても絶対出ないであろう・・・出会いを待つしかない」一台なのです・・・。

最後の純血ベントレー・・・!上質感はそのままにモダナイズされ
コンテンポラリー・ベントレーの礎を築いた最終型91年式ベントレー・
エイト・・・! 実走行14304km・・・!大切にメンテナンスされて来た
奇跡の個体は、エンスージアストを超魅了するミラクルな
一台だった・・・!

30余年というもう取り戻すことのできない貴重な月日が加味され、モータリゼーションが変化した今日もう二度と誕生することはないであろうザ・ネオクラシックは今後ますます魅力を増し続けるという“時空を超越した特典”さえ持ち合わせます・・・。

そうなればその価値観は間違いなく新車以上のもの・・・。

超極上のコレクションをお探しの方であれば・・・きっと大きく頷かれ、またこのミラクルな価値観は次の未だ見ぬ新オーナー様の人生さえ実に豊潤なものへと変化させてくれることでしょう・・・。

是非・・・購入希望者様の感性に大きく響く、至高の見学・試乗体験に長野県蓼科にお越しください・・・。

この極上「1991年式 ベントレー エイト」は
現在、長野県蓼科にあります。

個人間売買のため、消費税や諸費用等はかかりません。

本車両購入に際しての、自動車税(年額¥111,000)の月割り精算並びにリサイクル預託金(¥19,060)はご購入者様にてご負担いただきます。また陸送等は同様に購入者様の方でご手配をお願いいたしますが、筆者の法人業務でも、自社所有積載車でのクラシックカー輸送業務を取り行っております。ご希望がありましたら是非ご相談ください。

【お問い合わせに際して・・・】

このページの車両はクラシックカー・コレクタブルカーの越境ECサイト「エステートセール・スプレマシー®︎」に掲載されたものです。

至高・最高(スプレマシー)なエステートセール・・・とは。

エステートセール・スプレマシー®︎は、オーナー様の想いのこもったお車を、インタビューに基づく原稿と動画でご紹介し、物・心を整理する北米文化エステートセールの日本版です。

文化も・・・次の世代への引き継ぎも・・・何も残らない二束三文・安値買取とは全く異なり、オーナー様の想いを実直に表現、思い出は心にしっかり残しながらも確実に次の世代に引き継ぐご案内・仲介をいたします。

過去の整備記録や修理歴など含めて現オーナー様から詳細ヒアリングを実施、事故歴の有無含めて取材しております。大きな事故歴があった場合、また現オーナー様の所有歴が極端に短く詳細がわからない場合は取材をお断りし、購入されるお客様に可能な限り安心をお届けする工夫を実施しております。

 

本記事内容は、2024年5月19日曇天下14時より、約3時間の取材時間の中で、オーナー様インタビュー〜試乗体験したものを元に執筆作成したものです。かぎられた時間での確認につき、現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります、また執筆内容に関しても全て裏づけを取ったものではありません。状態等のコメントも、あくまで取材時の天候、状況及び、筆者の主観によるものという事ご承知おき下さい。

掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。なお個人間での取引となりますので、冷やかし防止のため、現車確認はあくまで「購入を前提」として検討されているお客様のみとさせて頂きます。

何卒宜しくご検討下さい。

車両の細かな状態は写真毎に説明があります

上部スライドには、車両の魅力的な写真が50枚ございます
写真をクリックして説明と共にご覧ください
※画像外をクリックすればページが戻ります

スペック

車検

令和8年1月

走行

14304km取材時表示

備考

91年最終型3速AT左ハンドル

フルノーマル低走行極美車

シャーシ#SCBZE02AXMCX35042

車名 ベントレー

型式 SCBZS2

原動機の型式 L410I

水冷V型8気筒6747cc

記録簿一部あり

長さ

5280mm

1890mm

高さ

1480mm

重量

2230kg

排気量

6747cc

出品地

長野県

2500万円