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1990年式
シトロエン BX16 TRS
↑↑↑上記アーカイブ動画、是非音声ありでご覧ください・・・。
フンワリ〜ビタッのマジック・シトロエン・ライドを、5速
マニュアル・トランスミッションとソレックス・キャブレターで
満喫する・・・!もうこんな個性溢れるスポーツ・セダンは絶対
出てこないぞっ・・・!確りメンテナンスされたフレンチ・ネオ・
クラシック、後期型シトロエンBX16TRSは乗り手を“シトロエン
病発症”へと誘う劇薬だった・・・!
一度魅惑の片鱗に触れてしまうとドロ沼にハマるが如くそこから抜け出せなくなる深い魅力・・・。
例え連発する不具合発生に見舞われても、決してイヤになることなど無く、克服して更に深い魅惑の根源に迫ろうとする・・・。
「10年進んだ車を20年間作り続ける・・・」1955年ハイドロニューマチック搭載のDSから始まった他に類を見ないシトロエン独自の技術開発ヒストリーは、脈々と歴代シトロエン車に受け継がれ、やがて熟成・・・。従来の金属製スプリングに置き換えられた高圧スフィアに封入された気体スプリングとオイルプレッシャーによる、「フンワリ〜ビタッ」という唯一無二のマジック・シトロエン・ライドはこれを“体験した人”を得も言われぬ魅力で包み込み、二度と抜け出せない「シトロエン」という名の病に生涯感染させてしまいます・・・。
本日ご紹介するオーナー様と、90年式後期型シトロエンBX16TRSも、その様な「魅惑のご関係」・・・。
広大な規模のオーナー様のガレージにはネオ・クラシック・シトロエンがずらり・・・。そのガレージを一歩出ると・・・、すぐそこには、シトロエンを背景にフレンチ・アルプスを連想させる美しい日本アルプスの山並みと魅惑のワインディング・ロードが延々と広がり、シトロエンを楽しむには絶好の環境・・・!
若い頃より人生の傍にはいつもシトロエンの存在があり、多種多様なシトロエンを十数台乗り継いで来られ、“フランス車との蜜月の過ごし方・・・”の極意を磨いて来られたオーナー様のライフスタイルは、長年に及ぶ感動ストーリー付きで、このクルマを観る者を魅了するのです・・・。
走る程に好調さが窺える5速マニュアル・トランスミッションを
持つ90年式シトロエンBX16TRS・・・。シトロエンとの蜜月の
過ごし方・・・を熟知し、徹底した予防整備が施された機関は、
現時点で完調を誇る魅惑の一台だった・・・!
若い頃WRCで活躍するラリーマシンに魅了され、ご自身でも新車で購入した86レビンを納車翌日に専門店に持ち込みロールバー〜LSD〜ショック〜アンダーガードなどラリーマシンに必要な装備を装着・・・、積極的に競技に参加されて来られたオーナー様・・・、その後自動車を取り扱うビジネスの世界に自然と飛び込まれていかれたそうです・・・。
やがて独立して輸入車全般を取り扱う中でも、特に大自然を縦横無尽に走破する4WDを扱われたのはやはり今までのご経験から・・・しかしながらプライベートで楽しまれる自動車の世界観はルノー〜シトロエンというフランス車が中心だったとのこと・・・。
今回ご自身で建てられた(!)という広大なガレージの中にも、いつか直して乗ろうと長期保管するルノー・キャトル・・・、シトロエン・エクザンティア・・・、そしてシトロエンBXが2台と愛して止まないコレクションがずらり・・・!そんなオーナー様・・・。今回ご依頼の90年式シトロエンBX16TRSを走らせていただいても、コンパクトな1.6Lエンジンの実に美味しいところを存分に引き出し、クルマが発する音・振動にじっくり耳を傾けながらも、スポーツセダンなシトロエンらしさを堪能する乗り方を、さすがラリー経験者と感じる程実に巧みに操られる様は見事な程でした・・・!
また安心して末長くシトロエンを味わう為に、信頼できるシトロエン専門店様との良好な関係を、時間をかけてじっくり構築されてこられ、徹底した修理〜予防整備を繰り返される中で、普段使いにおいてもクルマが突然止まることは全くなくこのBX16TRSのブラッシュアップを図って来られたのです・・・!
オーナー様から拝見したメンテナンス履歴は、前オーナー時代のものを含めて膨大な数に及び、エンジンオイル交換などの基本メンテナンス記載は除いた上で主だった内容を列記すると・・・。
(※上記整備修理記録20数枚余りより、主だった物だけを抜粋記載・・・)
2014年3月(52600km走行時)
タイミングベルト交換済み
2019年6月
一般整備
2019年8月
エンジンオイル漏れ点検修理〜オイルパン周辺油清掃〜フロントオイルフィラー〜ブローバイホーズ増し締めなど
2019年12月
一般整備〜エンジンオイル交換
2020年1月
LLC漏れ点検〜ラジエーターアッパーホース純正品交換〜クーラント交換
2020年1月
エンジンオイル漏れ点検(異常なし)〜LHMオイル漏れ修理・リークバックホース左右交換〜ブレーキバルブリターン交換〜リターンホース作成交換〜HPポンプサクションホース作成交換〜LHMオイル補充〜HPポンプ中古良品にて交換〜プレッシャーレギュレーター脱着オーバーホール〜オクトパスリターン〜オペレーショナルリターン交換〜その他リターンホース点検交換
2020年4月
サーモスタット及びパッキン交換〜クーラント取り替え
2020年10月
オペレーショナルリターンホースよりLHMオイル漏れ修理〜オペレーションリターンホース〜オクトパスリターンホース〜ブレーキホース交換〜ブレーキバルブリターンなど交換〜LHMオイル補充〜ハザードスイッチ交換〜左スタビリンク交換〜左ラックブーツ交換〜(エンジンルーム内リターンホースはHPポンプのサクションホース以外全部交換)
2020年10月
車検整備一式〜ブレーキ分解清掃〜エアクリーナー清掃〜プラグ点検〜フロント右ブレーキキャリパー脱着分解オーバーホール実施〜バッテリー交換〜ボンネット調整〜燃料ホースイン&アウト交換
2020年11月
右フロントブレーキキャリパーオーバーホール〜燃料ホースタンク側交換〜ボンネットキャッチ調整
2020年12月
水温警告灯点灯原因追求〜電動ファンモーター〜リレースイッチ点検〜コネクター作成交換
2021年1月
シリンダーヘッドより冷却水漏れ〜シリンダーヘッド脱着〜ガスケット交換〜シリンダーヘッドボルトセットにて修理
2021年4月(以下パーツ購入)
エアフィルター〜ハイポンプベルト〜オイルフィルター〜オルタネーターベルト〜スパークプラグ〜ブレーキパッドフロント&リア〜ブレーキキャリパーOHキット・フロント&リア〜ドライブシャフトシール〜オイルドレインボルト&ワッシャー〜ブロアレジスター〜リアハッチストラット〜燃料フィルター〜燃料ホース〜オイルパンガスケット〜オイルフィラーホース〜ラジエーターロアホース〜ブレーキローター左右セット
2021年7月75611km時重整備実施
下回りスチーム清掃〜塩害ガード塗装実施〜タイヤ4本組み替え〜フロントブレーキシャリパー脱着〜ブレーキローター交換〜ブレーキパッド交換〜リアブレーキローター脱着〜フロント左レギュレーター給油〜ドアロックアクチュエーター交換〜キーレス取り付け〜各所配線チェック〜一部ソケット交換〜LEDに交換〜レンズ一部修理〜フラッシャーリレー交換〜クリップボルト4輪交換〜ワイパーアーム脱着〜カウルトップ脱着〜ブロアモーター左右脱着点検清掃実施〜フラップ点検清掃〜ヒーターレジスター交換〜リアゲートダンパー左右交換〜リアゲートワイパー交換〜右ドアミラーノブ修理〜タイミングベルト点検〜燃料ホース点検〜タペットカバー脱着〜シリンダーヘッド増し締め〜ダクトホース取り替え〜ブローバイホース取り替え〜エアクリーナー取り替え〜ウオッシャータンク割れ修理〜エアコンリークチェック&ガス補充〜助手席シート〜ダッシュ小物入れ〜ブローブボックス〜ステアリング〜コラムカバー脱着作業〜ヒーターコントロールパネル脱着点検清掃〜ステレオ・スピーカー・サブウーハー取り付け〜ETC取り付け実施
2022年10月(パーツ購入)
コーナーレンズ新品
2022年10月
車検整備一式〜エンジン&下回り洗浄〜シャシブラック塗装〜エンジンオイル&フィルター交換〜ミッション&ギアオイル交換〜クーラントブースター注入〜キャブレター・チョークサーモ調整〜エキゾーストヒートセンサー交換〜右フロントフラッシャーランプ交換〜ボンネットオープンロッドブッシュ交換〜
直近で・・・
カー・コーティング実施
以上となります・・・。
入念な予防整備含めて車と向き合いパーツを収集・・・、快適にそしてシトロエンらしさを十分に楽しめる様・・・、お分かりの様に手放す雰囲気など微塵も無く、生涯乗り続ける気持ちで車と向き合って来られた様子が、ひしひしと伝わってくる内容と、ボディ下回りの写真&動画でもお分かりいただけるように、外観はいつでも直せるとばかりに機関良好なシトロエンを積極的に乗って楽しむ・・・、そんなオーナー様のお考えが大変よくわかる一台です・・・。
外観はホイールを除き当時のままのオリジナルが感じられる味わい深いもの・・・。
傷や凹みの無いボディですが、これは以前のオーナー様により、再塗装されているという事です。
外装パーツにFRPを多用して軽量化が図られたのがBXの特徴ですが、動画などでも確認できる様にリアバンパー右角にタッチアップ痕があるなどFRP部分〜外装樹脂パーツなど経年劣化により退色している箇所が散見されます・・・。
またBXの外観的特徴でもあるスモーク・フィルムが貼られた透光性があるリア・クオーターガラスの左サイドに膨らみがありますが、補修した上からフィルムが貼られたそうです・・・。
またホイールに関しては、オリジナルはスタッドレスを装着し保管してあるものの、現在はオーナー様の好みで貴重なシトロエン・オリジナル・スチール・ホイールを装着されておられます・・・。
これを装着するにあたり・・・4本セットのスチールホイールを4セット程探し・・・その中で歪みの無いベストな組み合わせを行い、現在の4本が装着されているとの事・・・。オーナー様の深い拘りを感じる部分となっています・・・。
内装に関しても80年代当時のフランスを表現するシトロエンならではの味わいに溢れたものでした・・・。
マジック・シトロエン・ライドを大きくサポートするシトロエンならではのシートは大きなスレや傷もなく座り心地も素晴らしいもの・・・ダッシュボードやメーターパネル上部樹脂パーツに流石のクラックはみられますが、これを味わいと捉えるのもこの年代のシトロエンを味わうには良い事でしょう・・・。
尚オリジナルホイールはスタッドレス付きで付属、ハイドロ用フルードも予備として取り寄せておられたものが付属します。
その詳細は添付の写真並びに動画で是非ご確認ください・・・。
ランボルギーニ・カウンタックやランチャ・ストラトスに並びイタリア・インダストリアル・デザイナーの巨匠・故・マルチェロ・ガンディーニ氏の代表作と言われるシトロエンBX・・・
リヤフェンダーにハーフスカートを採用した最後のシトロエンは、全長4230mmとコンパクトな5ドア・ハッチバック・スタイルを纏ったスポーツセダンとしてシトロエン史上最大のヒットとなった一台です・・・。
そのBXシリーズの中でも最もBXらしい走りを官能できるのが5速マニュアル・トランスミッション仕様の16TRS・・・。
同じ傘下のプジョー305をベースとしたフロントにマクファーソンストラット、リヤにトレーリングアームのサスペンションはもちろんハイドロニューマチック・・・。特にTRSで採用されたスプリング力を決める為のスフェアはサイズが大きいものとなり、素晴らしいシトロエン・ライドを味わえるもの・・・それに加えて秀逸なデザインのTRSシートは心ゆくまで走破しても疲れ知らず・・・。それら大きな魅力を味わえるのがBX16TRSなのです・・・!
ロングホイールベースのスポーツセダンをハイドロニューマチックで味わう・・・!
1579ccの直列4気筒SOHCエンジンとソレックス製のシングルキャブレターが発生する90PS、13.0kgmのトルクは、この味わい深いスポーツセダンを大局の域へと誘ってくれるのでした・・・。
1990年式シトロエンBX 16TRS取材後記・・・
1950年代DSの販売当時より、新車の発売と同時に精巧なミニカーを販売・・・。子供達の脳裏にシトロエンの存在を焼き付け、当時のフランスの子供はママ・パパの言葉の次に覚えるのがシトロエンだったと言われたとか・・・。
シトロエンBXがフォルクスワーゲン・ゴルフと並びシトロエンにおける歴史的大ヒットとなった背景にはエアコンや、パワーステアリングが装備され、万人にとって親しみやすい存在となったこと・・・、それにもかかわらず往年のシトロエンらしさを十分に留めていたことが成功の要因であったことが今回の取材を通して改めて思い起こされたのでした・・・。
やむを得ないガレージの整理・・・で手放すことを断腸の思いで決断されたオーナー様・・・前述の通り深いシトロエンの魅力にどっぷりと浸透・・・、取材中も手放す雰囲気など微塵も感じず笑顔満面愛車自慢をいただき、撮影中も「やっぱりいいよな〜」と背後で連呼されるほど・・・。その本質にじっくりと向き合い、走りを・・・機能を煮詰められてこられた一台です・・・。
80年代のコンパクト・スポーツ・セダンを体現するBX 16TRS・・・この一台はまだ見ぬ新オーナー様の日常を鮮やかに彩るだけでなく、シトロエンの本来の味わいをじっくりと味合わせてくれることでしょう・・・。
フンワリ〜ビタッのマジック・シトロエン・ライドを、5速マニュアル・トランスミッションとソレックス・キャブレターで満喫する・・・!もうこんな個性溢れるスポーツ・セダンは絶対出てこないぞっ・・・!確りメンテナンスされたフレンチ・ネオ・クラシック、後期型シトロエンBX16TRSは乗り手を“シトロエン病発症”へと誘う劇薬だった・・・!
是非魅惑のシトロエン・ライドを体感できる至高の見学に長野県までお越しください。
この大変魅力的な「1990年式 シトロエン BX16 TRS」は
現在、長野県にあります。
個人間売買のため、消費税や諸費用等はかかりません。
本車両購入に際しての、自動車税(年額¥45,400)の月割り精算並びにリサイクル預託金(未預託)はご購入者様にてご負担いただきます。また陸送等は同様に購入者様の方でご手配をお願いいたしますが、筆者の法人業務でも、自社所有積載車でのクラシックカー輸送業務を取り行っております。ご希望がありましたら是非ご相談ください。
【お問い合わせに際して・・・】
このページの車両はクラシックカー・コレクタブルカーの越境ECサイト「エステートセール・スプレマシー®︎」に掲載されたものです。
至高・最高(スプレマシー)なエステートセール・・・とは。
エステートセール・スプレマシー®︎は、オーナー様の想いのこもったお車を、インタビューに基づく原稿と動画でご紹介し、物・心を整理する北米文化エステートセールの日本版です。
文化も・・・次の世代への引き継ぎも・・・何も残らない二束三文・安値買取とは全く異なり、オーナー様の想いを実直に表現、思い出は心にしっかり残しながらも確実に次の世代に引き継ぐご案内・仲介をいたします。
過去の整備記録や修理歴など含めて現オーナー様から詳細ヒアリングを実施、事故歴の有無含めて取材しております。大きな事故歴があった場合、また現オーナー様の所有歴が極端に短く詳細がわからない場合は取材をお断りし、購入されるお客様に可能な限り安心をお届けする工夫を実施しております。
本記事内容は、2024年6月6日曇天下13時より、約3時間の取材時間の中で、オーナー様インタビュー〜助手席試乗体験したものを元に執筆作成したものです。かぎられた時間での確認につき、現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります、また執筆内容に関しても全て裏づけを取ったものではありません。状態等のコメントも、あくまで取材時の天候、状況及び、筆者の主観によるものという事ご承知おき下さい。
掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。なお個人間での取引となりますので、冷やかし防止のため、現車確認はあくまで「購入を前提」として検討されているお客様のみとさせて頂きます。
何卒宜しくご検討下さい。