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2009年式
BMW アルピナ B3 ツーリング アルラッド ビトルボ
↑↑↑上記アーカイブ動画、是非音声ありでご覧ください・・・。
完全静寂な中にも4000rpmオーバーで豹変するアルピナ・
エンジン・サウンドは官能的・・・!超希少・全世界で僅か138台
のみ、日本には4〜5台と言われるアルピナB3ツーリング・
アルラッド・ビトルボは毎日乗れる
万能スーパー・ツアラーだった・・・!
超高精度アルピナ製チューニングユニット程、刺激的な内燃機は存在しないでしょう・・・。
1961年・・・バイエンルンのタイプライター製造工場から生み出され、「アルピナ・ユニット」と名付けられたBMW1500用ダブル・チョーク・ウェーバーのレジェンドは、その優れた性能とともに小規模ファミリー・ビジネスを半世紀以上の歳月と共に、世界でも名だたる名チューナーへと発展させました・・・。
決して派手では無い“Understatement(控えめ)”を美徳とした車造りを心情とする、BMWをベースとした独自モデルを製造するアルピナですが、それはまさに「外観に捉われない、知性あふれる大人のスーパーマシン・・・」としての独自の表現手法・・・・。
しかし、その内面的クルマづくりは強烈なパッションに溢れるもので、BMW公認チューナーとして立ち上がった草創期の1960年代から70年代においては、ロニー・ピーターソン、ジェームス・ハント、ジャッキー・イクスそしてニキ・ラウダなど錚々たるレーシング・ドライバーが「BMW3.0CSLアルピナ」や「Gr. 5シルエット・フォーミュラBMW3.5CSLアルピナ」のステアリングを挙って握り、欧州のツーリングカー・レースや全てのドイツ選手権レースなどを完全制覇したルーツを持ち、その熱きDNAが現在に至るまで脈々とアルピナが創造する全車には見事に受け継がれているのです・・・!
レースで培った技術力が反映され、極小ロットが非常に丁寧にマイスターの手仕事で仕上げられる「アルピナ・チューン」とは、まさにレーシングマシンのチューニング其の物・・・。
そのメインであるエンジンなど、一般的な車のピストン重量公差が5~10g程になるのに対して、アルピナ・チューンの場合、職人に磨き込まれたマーレ製ピストンは重量公差僅か1/1000g・・・と凄まじい精度で製造され、更にマイスターの手作業で精工にアッセンブリーされる物になります・・・。
現代ではエンジンのみならずその魅惑のアルピナ・マジックは多岐に及び、遂にアルピナはチューナーから製造メーカーとしての地位を得るまでに大躍進・・・!BMWから供給された車体を更に魅惑のアルピナ・モデルへと仕上げます・・・。
そのため元々のBMWのシャーシ・ナンバーはアルピナによって打ち消され、アルピナ独自のシャーシ・ナンバーが明確なアルピナのアイデンティティーとして付与されるのです・・・!
派手すぎず普遍的・・・、しかしその存在感は格別の感
あり・・・!通常の車とは一線を画すことが一目で分かるE91型
BMW アルピナB3ツーリング・アルラッド・ビトルボの
魅力に迫る・・・!
一切澱みのないアルピナのシグネチャー・カラー“アルピナ・ブルー”が峠道の緑に映え、コンパクトな車体ながら非常に存在感溢れる佇まいを目前で鑑賞出来るのは特別の感があります・・・。
それもそのはず・・・、2007年から2013年の6年間でリリースされたアルピナB3ツーリング・アルラッド・ビトルボは世界中で僅かに138台・・・。リムジンと称されるセダンバージョンが374台に対してその数は圧倒的に少なく、日本に正規輸入車としてニコルが手がけた台数も一説には4〜5台のみと超希少なモデルなのです・・・。
この“アルラッド”と呼ばれる四輪駆動モデルは、ワゴン・スタイルのダイナミックなエクステリアも実に精悍・・・!フルノーマルながら、トレッドいっぱいにワイドタイヤを飲み込み、リアなど若干ネガティブ・キャンバーが付く立ち姿は見ていてドキドキするほど、その存在感は格別の感があります・・・!
通常のクルマとは明らかに一線を画す・・・、そのアルピナ・モデルとしての詳細はやはり尋常ではありません・・・。
40%拡大されたインタークーラー・・・、7.5kgも軽量なアクラポビッチ製のエキゾースト・・・、エンジンにはアルピナ専用のECU・・・、そして軽量かつ強力なMAHLE社製ピストンが追加され、アルピナ独自の高精度で匠の手により組み上げられた7000rpmのレッドラインまで瞬時に吹け上がり、370PS/51.0kgmと膨大なパワー・トルクを低回転から発生する“ビトルボ“(ツインターボ)N54型エンジンを搭載しています・・・!
低回転でのレスポンスとピックアップが実に素晴らしく、7000rpmまでの全回転域でどこからでも湧き上がるパワーを体感できるN54型3.0リッター直列6気筒ツインターボ・エンジンはB3のコンパクトな車格とベストマッチ・・・!
同世代のM3がV8搭載へと変化する中、このエンジンは、「やる価値があるなら完璧にやるべきだ・・・」とばかりに、エンジン製造の為の治具や金型一式をBMWから買い取り、アルピナ自社でN54型エンジン製造を継続して行うまでに拘ったもので、マッシブなボディが慣性の法則の如く重量の二乗に比例して、どこからでも加速する性質は数字にすると0-100km/h加速が4.9秒(!)と圧倒的なもの・・・!これぞ「味わってしまうと止められない」・・・、アルピナ・マジックを体感できるのです・・・!
搭載されるZF社製6速オートマチック・トランスミッションは、シフトタイム100ミリ秒を誇るマニュアルモード「スイッチトロニック」が搭載されているもの・・・。
FRならではの走行感に加えてどんなシチュエーションでもダイナミックな走行感が楽しめる4WDシステムを果敢に操作し、ステアリングホイール裏のボタンでアグレッシブにトランスミッションを操る感覚が大いに楽しめるのがアルピナB3ツーリング・アルラッド・ビトルボをワインディングで自由に駆る醍醐味でしょう・・・!
メーターパネルには悠然と310kmまでが表示され、全域で素晴らしいポテンシャルを持つアルピナB3ツーリング アルラッド ビトルボ・・・。
まさにスーパー・ツアラーでありながら通常マナーは至って紳士的・・・。
低速からの膨大なトルクは、ミッドレンジを多用する日常の運転においてより使いやすく、扱いやすくしており、タウンユースにおいては始動時の直列6気筒エンジン特有のシルキーで美しいエグゾースト音を聞いた後、それは実に扱いやすくマナーの良いスムーズなエンジンへと豹変・・・。運転中も車内は静寂に溢れ、助手席に乗る大切な人を喜ばせ・・・、街灯を美しく反映しながらしなやかに街中を進むのです・・・。
サスペンションに至っては強化されたリアアクスル・・・、ドライブシャフト・・・、ディファレンシャルに加えて、アルピナ独自のアダプティブ・サスペンション設定や、アイバッハ製のスプリングが装備され、デザインの美しいクラシック・アルピナ・18インチホイールは、若干ネガティブ・キャンバー設定をノーマルから与えられている物・・・。
それでいながら実にしなやかで決して固すぎない万人を満足させるセッティングこそアルピナ・マジックの本質・・・!
これらが生み出す素晴らしいハンドリングは運転するのが純粋に楽しく、電動パノラマ・ガラスサンルーフを広々と解放し、Dakota製レザーシートに身を預け、家族を乗せてリラックスしながらドライブすることも、ウイークエンドの早朝などソロドライブでワインディングを全力で駆け抜けることも楽しめる、まさに毎日乗れる万能スーパー・ツアラーなのです・・・!
2009年式BMWアルピナB3ツーリング・アルラッド・ビトルボ
取材後記・・・
今は高嶺となった国産旧車から英国クラシックの数々・・・、そしてシュツットガルトの空冷モデルまで幅広くご経験されたベテラン・オーナー様も、4年ほど前に出会った時に一目惚れされたという非常に希少な一台がこの2009年式BMWアルピナB3ツーリング・アルラッド・ビトルボでした・・・。
目の肥えたオーナー様のご選択だけあり、内装レザーや樹脂パーツなども素晴らしく良い状態で現存しており、シャッター、空調&除湿機付きガレージ保管の恩恵もあり、外装なども大変美しい状態を保っておられます・・・。
また購入後も潤沢な投資を行い、基本メンテナンス等は欠かさずなさっておられ、取材時は不具合など全く無し・・・。
覗き込まないと見えませんが、リップスポイラー裏に段差で一度擦ったことがあると言われる線傷が数本あるのみ・・・。どこを見ても非の打ちどころが無い大変美しい一台でした・・・。
また3年前に新品で履き替えられたピレリ製オールシーズン・ランフラットタイヤもまだまだ山が残っており、追加装備としてドライブレコーダー、GPSレーダー、バックカメラ付きカロッツェリアHDDナビ(2021年アップデート済み)、ETC車載器、そしてトランクルームにも及ぶKARO製フロアマット一式などと共に、すぐにその素晴らしい走りを満喫できる内容になっています・・・。
こうして日々希少なクルマを取材〜執筆活動していますと、不思議に思うことが多々あります・・・。
様々な事情から手放す事を決意された筈なのに・・・、インタビューしていると我が子の事の様に目をキラキラ輝かせて、手放す雰囲気など全く無く、笑顔満面に愛車自慢頂くオーナー様達・・・。このアルピナB3のオーナー様も「安定した加速感がとにかく最高に素晴らしい・・・!」と目を細くしてお話し頂きました・・・。
「完全静寂な中にも4000rpmオーバーで豹変するアルピナ・エンジン・サウンドは官能的・・・!超希少・全世界で僅か138台のみ、日本には4〜5台と言われるアルピナB3ツーリング・アルラッド・ビトルボは毎日乗れる万能スーパー・ツアラーだった・・・!」
非常に希少なまさにコレクターズアイテム的なアルピナB3ツーリング・アルラッド・ビトルボ・・・。実走行もまだ36019km(取材時)という極上の一台です・・・。
これこそ探しても見つからない・・・数奇な出会いを待つしかない・・・、一度手に入れたらきっと手放すことは無い一生モノの一台として、これを読まれる新オーナー様エンスーライフを大きく豊かなものに変えてくれる事でしょう・・・!
本当に魅力的な一台です・・・!
是非至高のアルピナ見学にお越しください・・・。
この素晴らしい「2009年式 BMW アルピナ B3 ツーリング アルラッド ビトルボ」は現在長野県にあります。
個人間売買のため、消費税や諸費用等はかかりません。
本車両購入に際して自動車税(年額¥51,000)の月割精算、並びにリサイクル預託金精算(¥20,230)は、ご購入者様にご負担頂きます。
また陸送等は同様に購入者様の方でご手配をお願いいたしますが、筆者の法人業務でも自社所有積載車でのクラシックカー輸送業務を取り行っております。ご希望がありましたら是非ご相談ください。
【お問い合わせに際して・・・】
このページの車両はクラシックカー・コレクタブルカーの越境ECサイト「エステートセール・スプレマシー®︎」に掲載されたものです。
至高・最高(スプレマシー)なエステートセール・・・とは。
エステートセール・スプレマシー®︎は、オーナー様の想いのこもったお車を、インタビューに基づく原稿と動画でご紹介し、物・心を整理する北米文化エステートセールの日本版です。
文化も・・・次の世代への引き継ぎも・・・何も残らない二束三文・安値買取とは全く異なり、オーナー様の想いを実直に表現、思い出は心にしっかり残しながらも確実に次の世代に引き継ぐご案内・仲介をいたします。
過去の整備記録や修理歴など含めて現オーナー様から詳細ヒアリングを実施、事故歴の有無含めて取材しております。大きな事故歴があった場合、また現オーナー様の所有歴が極端に短く詳細がわからない場合は取材をお断りし、購入されるお客様に可能な限り安心をお届けする工夫を実施しております。
本記事内容は、2024年9月17日晴天下11時より、約3時間の取材時間の中で、オーナー様インタビューしたものを元に執筆作成したものです。かぎられた時間での確認につき、現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります。また執筆内容に関しても全て裏づけを取ったものでは無く状態等のコメントも、あくまで取材時の天候状況及び筆者の主観によるものという事ご承知おき下さい。
掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。なお個人間での取引となりますので、冷やかし防止のため、現車確認はあくまで「購入を前提」として検討されているお客様のみとさせて頂きます。
何卒宜しくご検討下さい。