トップ>ストックリスト>1991年式 ボルボ 240GLリミテッド ステーションワゴン
1991年式
ボルボ 240GLリミテッド ステーションワゴン
↑↑↑上記アーカイブ動画、是非音声ありでご覧ください・・・。
現オーナー様がこだわりのボルボ愛で引き寄せた低走行&極上の
一台・・・!「古いから仕方無い・・・」という妥協一切無しの
ネオ・クラシック・91年式ボルボ240GLリミテッドは探しても
出ない・・・出会いを待つしかない究極の一台だった・・・。
アンティークやビンテージもの・・・。
人々から長く愛される素敵なモノには不思議な力が宿っており、それが所有者のライフスタイルを表現するものであれば尚のこと・・・。まるで古着をファッショナブルに着るが如く、ネオ・クラシックカーは、クルマという道具の枠を超えた存在にまで完全昇華します・・・。
数あるネオ・クラシックカーの中でもその基本設計の良さと質実剛健さで人気を誇るのがボルボ240シリーズの世界中で長く愛される稀有な存在価値・・・。
1966年に基本設計が出来、1980年代初頭には次モデル(700シリーズ)へのモデルチェンジで生産中止になる予定だったにも関わらず、一向に衰える気配の無い人気ぶりに、モデルチェンジ後も新型モデルと並行して更に生産が続き、1993年5月14日に生産中止になるまで実に27年間の長期に渡り、新たな安全基準の礎を創造し世界中の人々を魅了し続けた名車です・・・。
もちろんそれは歴代オーナーに家族のように大切にされ、優秀なメカニックに支えられ手厚いメンテナンスを受けてきた個体に限られること・・・。
最終型でさえ既に三十余年の歳月が経過し、既に魅惑のネオ・クラシックへと昇華したモデルながらその“超実用性”たるや実に素晴らしいクルマ・・・。
壊れる心配〜気構えなど一切無く・・・、日常使いで“フツー”に乗れてしまう懐の深さを甘受しつつ、非常にファッショナブルな世界観を心からエンジョイできるボルボ240シリーズは、まさにオーナーのライフスタイルを自在に表現できる稀有なクルマとして、クラシック・ボルボ・ファンのみならず、今後も多くのエンスージアストを“クラシック・ボルボ・ティフォシ”へと変えて行くことでしょう・・・。
現代のデザイン思考の元祖とも言える直線的でスクエアなブリック(煉瓦)と称される「普遍のデザイン」が現存するのもノスタルジーなマインドを掻き立て人々を大きく魅了する要素・・・!
メルセデス・ベンツの巨匠ポール・ブラックやブルーノ・サッコと並び、カーデザイナー・オブ・ザ・センチュリーにノミネートされた25人のデザイナーの一人であった、ヤン・ヴィルスガード氏による普遍的デザインの系譜は「シンプル・イズ・ビューティフル」という信条に基づいて行われたもの・・・。若干20歳で既にボルボ・カーズのデザイン部門のトップになり、1950年から1990年まで、実に40年間ボルボ・カーズのチーフ・デザイナーを務め上げたヤン・ヴィルスガード氏の熟成期の傑作となったボルボ240のデザインは、まさにこのクルマの持つ頑丈で質実剛健なイメージを象徴するものだったのです・・・!
基本設計は変わらないものの長期に渡る生産期間中、ほぼ毎年段階的な改良が加えられたのも240シリーズの大きな特徴・・・。
シリーズ後半にはラムダ・ソンドという酸素センサーをボッシュ社と共同開発し、同社のジェトロニック燃料噴射システムに、新たにフィードバックループを追加したもので、燃調比をセンサーで微調整し排出ガスを低減・・・、結果として運転性能〜燃費を向上するものでした・・・。
1989年には更にダイアグノーシス機能が追加されたボッシュLH-ジェトロニック2.4燃料噴射システムがB230F型エンジンに搭載、同時に点火システムもボッシュのEZK-116Kシステムに更新・・・、1990年エアバッグ搭載・・・、1991年には世界に先駆けてABSが装備されるなど160項目にわたる現実的な安全性への改良が施され熟成期を迎えます・・・。
とりわけ1982年からラインナップに加えられたステーションワゴンは、折からのワゴンブームにも後押しされシリーズ全体の1/3が生産されるほどに・・・。
1200リッター(!)という広大なキャパシティを持つカーゴルームは、万が一の際を考慮し床下が強化され、更にクラッシャブルゾーン設計となったステーションワゴンならではの安全性は当時世界最高水準値を誇り、1991年の米国自動車保険協会の調査において「世界でもっとも安全なクルマ・・・」に選ばれたのがボルボ240ステーションワゴンだったのです・・・!
歴代オーナーの愛情を感じる外装フルレストアを受けた240GL
リミテッドモデルはまだ走行54000km未満の極上個体・・・。
「今後の不安要素無し・・・」の条件ほど
安心できるものは無い・・・。
今回取材〜撮影させて頂いたのは皇居前大通り・・・。
洗練された高層ビル群のデザインに、ネオ・クラシカルなボルボデザインが実に素晴らしくマッチし、取材中も数人の外国人観光客から「素敵だね〜」と声をかけられるなど、実に存在感溢れる一台でした・・・。
取材〜撮影中も僅かな埃さえ丁寧に拭きあげられ、ずっと目を細めて愛情の眼を我が愛車に向けられるオーナー様・・・。
手放す雰囲気など全く無く・・・、この極上の一台との出会いのストーリーからお話ししていただきました・・・。
かの第一次ステーション・ワゴンブーム真っ最中に多感な青春期を過ごされたオーナー様・・・。
クルマ好きの影響を大きく受けられたお父様が当時メルセデス・ベンツW124ステーションワゴンに乗っておられたこともあり、素敵な思い出含めて機能的なステーションワゴン車に魅力を感じられることに・・・。
その後ご自身でVWゴルフを始めとした欧州車を数台乗り継いだ後、当時一斉風靡したクラシカルな魅力に溢れるボルボ240ステーションワゴンを探し始められました・・・。
「どうせ乗るのなら後々心配や故障要素が無く、これから時間的・金銭的投資の不要な“低走行の仕上がった一台・・・”を探そう・・・!」と奮闘されたオーナー様・・・。
日本全国のクラシック・ボルボを扱う専門店に熱心に問い合わせされますが、価格はもとより10万キロオーバーの個体しか見つからない事実に直面・・・。
更に価格的には安価でも、満足できる綺麗な一台に仕上げるには、乗り出し価格以上に潤沢な投資が必要になる事実に半ば諦めにも似た気持ちで「良い一台に出会うには購入する専門店選びが最も大事・・・。後は運命的出会いを待つしか無い・・・。」と思われたそうです・・・。
情報収集を初めてから1年以上経過したある日・・・。
クラシックボルボ・・・とりわけエステートモデルを専門に扱う著名店様から過去のオーナー様の履歴がはっきり残る低走行車があると連絡を受け、見に行ったその場で即決されたのがこの一台・・・。
1991年式のボルボ240GLリミテッド・ステーションワゴン・・・もちろんフルノーマルの極美車・・・。
3年ほど前にエンジンを下ろした状態からの全塗装を受け、後期リミテッドモデルとしてモール〜グリル〜アイラッシュまで全て再度ブラック・アウト・・・。
またエンジンはオーバーホールされ、内装レザーシートやルーフ・・・、とりわけインパネ周りなどはオリジナルながら素晴らしい状態で現存する個体に一瞬で心奪われたそうです・・・。
取材時もお話しの至る所からボルボ愛を感じるオーナー様・・・。
「質実剛健なボルボのイメージは元より、味わいが素晴らしく感じられるのがこのクルマの最も素敵な部分ですが、こうしてエンジンルームを覗き込んでとても素晴らしく整備されている所を見ると、この車を所有してきた歴代オーナーさんたちの“愛情”と、その気持ちに向き合ってこられた専門店メカニック様の“想い”を感じられるんです・・・。」との事・・・。
その確かなヒストリーに敬意を感じ大切に向き合い、日々のお道具として購入してから今日に至るまで「クラシック・ボルボがあるライフスタイル・・・」を実現し、休日のご家族〜ご友人との近郊ドライブなど快くまで・・・心配事など一切なく楽しんで来られました・・・。
そして・・・、購入してからもオーナー様のボルボ愛が感じられる部分が随所に・・・。
その一つがリミテッドモデルでさえ当時オプションであった「アームレスト」の装着・・・。
大変希少なパーツですが熱心に探し、やっとのことで手に入れられたとのこと・・・。
そしてもう一つが、リミテッドのマルチリムホイールから、これも希少な「スチールホイール」に交換されておられます・・・。
もちろんこちらもサンドブラストで綺麗にした後、モールやグリルに合わせてブラックアウト済み・・・。
状態ももちろん素晴らしく、ホワイトの車体カラーとブラックのツートーンにオーナー様が拘られたこの個体の特徴の一つにもなっています・・・。
加えて・・・、リミテッドモデルはモモ製ステアリングが標準なのですが、こちらは240GLオリジナルの大径ノーマルステアリングを装着されておられます・・・。
過去の専門店での車検時整備記録はほとんどが残っている個体・・・。
直近の車検時整備においても・・・。
・フロントブレーキホース交換
・ブレーキフルード交換
・タイミングベルト交換
・タイミングベルト・テンショナー交換
・オルタネーターベルト交換
・エアコンベルト交換
・パワステベルト交換
・カムシール交換
・クランクシール交換
・バルブカバーガスケット交換
・カバーワッシャー交換
・IACスロットル清掃及びホース交換
・クランプ交換
・フレッシュエアホース交換
・左右ヘッドライトリフレクター交換
・エアコンスイッチバルブ交換
・左右リアゲートハーネス交換〜アース修理
・リアウオッシャーチェックバルブ交換
・ヒューズ全交換
などなど・・・メカニックの想いも込めてしっかりと手が入っている内容となっています・・・。
夏場のエアコンに関しても、この個体は前述の専門店様で既にレトロフィット対策がなされておりノンフロンガスR134aが使える仕様に変更済み・・・、またその際に配管内ガス詰まり要素を予防整備で清掃済みとのこと・・・。R134aは安価にご自身でも簡単にチャージできるため、今年の酷暑も入念にガスチャージした上で、「寒いぐらい効く・・・」快適性を確保されておられます・・・。
また・・・、オリジナルのハロゲンでは少々暗い為、バルブをHIDに交換済み・・・。
タイヤは新品ダンロップ製エナセーブに交換済みでまだ500km未満とのことでした・・・。
古い魅惑のデザインならではの深い味わい・・・。
独特の高さからのアイポイントによる全体見切りの良さ・・・。
大きいクルマと思われがちながら、実に小回りの効く取り回しの素晴らしさ・・・。
ステーション・ワゴンならではのなんでも積める寛容性の高さ・・・。
高速道路よりも一般道をゆっくりと・・・目的地までの行程とその時間が何よりも楽しい・・・。
そんな味わい深いクラシック・ボルボの魅力を心から楽しんで来られました・・・。
東京都内ならでは大変素晴らしい高層ビル地下駐車場にて保管しておられ、もちろん現在不具合は全くありません・・・。
オーナー様のご厚意で皇居外周をぐるっと回ってドライブいただきましたが、よくある「古いクルマだから、このくらいは仕方ない・・・」という妥協点は全くの皆無の一台です・・・!
まだ残暑の残る暑い日のドライブでしたが、エアコンの効きも快適に・・・、信頼できる専門店で抜かりなく整備された30余年前の個体は、その歳月を全く感じることなく実にスムーズに・・・、都会の背景に素晴らしくマッチしながら素晴らしくスタイリッシュに走り抜けたのでした・・・。
もちろん、道ゆく人々の多くを振り返えさせながら・・・。
探しても出ない・・・出会いを待つしかない個体、1991年式ボルボ240GL
リミテッド取材後書き・・・。
真摯に向き合ってこられたオーナー様の想いを背景に、大変素晴らしい一台をじっくり拝見した取材でした・・・。
撮影〜インタビュー中も手放す雰囲気など全く無く、ずっと目を細めて我が愛車に視線を向けられるオーナー様の表情が大変印象的で、「おそらく国内にある個体の中でもベストな一台・・・、低走行でこれから楽しめる個体をなぜ手放すのですか・・・?」との筆者の問い掛けに「人生ステージの変化から断腸の想いで掲載依頼しました・・・。」とのこと・・・。
オーナー様のご表情から間違いなくそう思われているものの、真摯な次の新オーナー様との出会いがあって「この人ならば・・・」と初めて決断されることと思います・・・。
筆者もかつてスエーデンボルボ本社にパーツの入手について問い合わせしたことがありますが、国内に数社あるボルボ専門店様との信頼関係があれば、この先この個体の存在感はますます光るばかり・・・。
例え安い車を買ったとしても追加の整備や修理、ドレスアップであっという間に100〜200万は当たり前にかかるより、多少高くとも素晴らしく仕上がった本個体はクラシック・ボルボならではの高い信頼性で全くストレス無く・・・、「人とは違うステーションワゴンを、古着を着こなすように粋に乗りこなす・・・。」そんな新オーナー様の日常を豊潤に彩ってくれる事でしょう・・・。
まさに「一生物のボルボ240GLリミテッド」
エンスージアスト道の上がりの個体としても大変魅力的・・・と心から思った取材だったのです・・・。
現オーナー様がこだわりのボルボ愛で引き寄せた低走行&極上
の一台・・・!「古いから仕方無い・・・」という妥協一切無しの
ネオ・クラシック・91年式ボルボ240GLリミテッドは探しても
出ない・・・出会いを待つしかない究極の一台だった・・・。
唯一無二の素敵なデザインと奥深い味わい・・・、そして唯一無二の乗り味の体験に・・・。
東京都内まで是非実車見学にお越しください・・・。
この大変素晴らしい「1991年式 VOLVO 240GL リミテッド」は現在、東京都にあります。
個人間売買のため、消費税や諸費用等はかかりません。
本車両購入に際しての、自動車税の月割り精算(年額¥51,700)並びにリサイクル預託金(¥12,230)はご購入者様にてご負 担いただきます。また陸送等は同様に購入者様の方でご手配をお願いいたしますが、筆者の法 人業務でも、自社所有積載車でのクラシックカー輸送業務を取り行っております。ご希望がありま したら是非ご相談ください。
【お問い合わせに際して・・・】
このページの車両は、車の個人売買情報サイト「エンスーの杜」に掲載されたものです。
エンスーの杜は自動車販売店では無く、広告代理店であり、掲載車両は個人所有の物で、オーナー様のご依頼により取材を行ったものをFOR SALEとして掲載しています。
過去の整備記録や修理歴など含めて現オーナー様から詳細ヒアリングを実施、事故歴の有無含めて取材しております。大きな事故歴があった場合、また現オーナー様の所有歴が極端に短く詳細がわからない場合は取材をお断りし、購入されるお客様に可能な限り安心をお届けする工夫を実施しております。
本記事内容は、2024年10月14日晴天下10時より、約3時間の取材時間の中で、オーナー様へのインタビューと試乗体験したものを元に執筆作成したものです。かぎられた時間での確認につき、現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります、また執筆内容に関しても全て裏づけを取ったものではありません。状態等のコメントも、あくまで取材時の天候、状況及び、筆者の主観によるものという事ご承知おき下さい。
掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。なお個人間での取引となりますので、冷やかし防止のため、現車確認はあくまで「購入を前提」として検討されているお客様のみとさせて頂きます。
何卒宜しくご検討下さい。