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2007年式
ポルシェ 957 カイエンS
↑↑↑上記アーカイブ動画、是非音声ありでご覧ください・・・。
右足に力を込めると静かに響き渡るV8エンジンが放つ
魅惑の咆哮・・・!SUVながら実にポルシェらしいスポーツ
ドライビングを官能できる、毎日乗れるポルシェ・・・!
2007年式ポルシェ・タイプ957カイエンSは実に
懐の深い一台だった・・・!
「快楽」を求めてこれに乗る・・・。
実にポルシェらしい素晴らしいクオリティの風情豊かな漆黒のボディに、高級感溢れるブラックレザーのインテリア・・・。
目の前にはカレラから派生した伝統の5連メーターが並び、乗るたびにクルマ好きの心が満たされる芳醇なインテリア空間に身を置く喜びは、まさに今が乗り頃のポルシェ・カイエンSを所有し、毎日乗ることの最も大きな意義になることでしょう・・・。
別途巻末写真のテックアート製20インチ大系ホイール&タイヤが付属するも、「現在履いているノーマルサイズの身のこなしの方が軽くて良い・・・」とはオーナー氏のコメント・・・。
さらなる好調を求めたオーナー氏によりダイレクト・イグニッション一式〜大容量バッテリーが直近で交換されたという2007年式ポルシェ・カイエンSのイグニッションをオンにすると・・・、M4801 4.8L V8エンジンは“雄叫び”の様な魅惑の咆哮を放ち瞬時に目覚め安定したアイドリングに移行します・・・。
早速水温計と油温計に気を配りながらも、針が動き出した頃を見計らいDレンジでスタートしてみます・・・。
動き出してすぐに気が付く・・・。そのドライバビリティはポルシェ・・・、いや911シリーズそのもの・・・!
ドライビング・ポジションこそSUVとなりアイポイントは高めながらも、ポルシェの・・・“あの質感”のレザーシートのヒップポイントから感じる四輪から伝わる路面の状況〜右足つま先から伝わるエンジンのレボリューションなど、感性を研ぎ澄ましてクルマの運転そのものを楽しむ・・・!純粋にポルシェを操る事、それが何よりも楽しい・・・!と感じられる魅力に溢れているのです・・・!
このカイエンSには、自然吸気の4.8L V8エンジン(M4801型)が搭載・・・!
こんな内燃機もう二度と造られることはないであろう・・・928から培われたポルシェのV8エンジンはそのパワーと咆哮が静寂性と共存する・・・実に魅力に溢れるパワフルなユニットです・・・!
エンジンスペックは以下の通り・・・
排気量 4,806cc
最高出力 385PS / 6,200rpm
最大トルク 51.0kg・m / 3,500rpm
0-100km/h加速 約6.6秒
最高速度 250km/h
通常街乗りではタコメーターは1000rpm〜1500rpmで実にジェントル・・・。
混雑した幹線道路から少し空いた4車線道路に向かいます・・・。
ゆっくり流すのもとても魅力の高級SUVですが、やはりエンジンの特性と魅惑の身体能力・・・!
早速試してみましょう・・・!
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タイプ964で初めて搭載され熟成期に製造された
ティプトロニックSをDレンジのまま駆使するのは、搭載された
5つのセンサーとの対話で可能に・・・!
この2007年式ポルシェ957カイエンSに搭載されたトランスミッションは熟成期のティプトロニックS・・・。まずはDレンジのまま魅力を引き出します・・・。
アクセルを一瞬離して瞬時に素早く一度踏み込み・・・(このスピードが大事!)さらにアクセルを踏み込むと・・・!ステアリング上に配置されたボタンをマニュアル選択するよりも断然素早く・・・!まさに電光石火の如くシフトダウンが完了・・・!2007年式ポルシェ・カイエンSのM4801V8エンジンはまさに野獣の様な雄叫びをあげて一気に加速していきます・・・!
この重量のある車体がスピードに乗り一気に加速するこの感覚は病みつきになるもの・・・!されとてその車内はマナー溢れる静寂に包まれ、例えるならば時速300kmで巡航する新幹線の車内の音・・・この音に似ていると何度も感じるのでした・・・。
実はティプトロニックSはとっても楽しい、ポルシェならではのトランスミッションです・・・!
日本のポルシェ好きの間では、マニュアル信仰派が圧倒的に多いのも事実でしょう・・・。996前期型の6速MT車〜996後期ティプトロニックSを乗り継いだ筆者ですが、新車時価格設定も圧倒的に高額だったティプトロニックの方が断然ポルシェらしく・・・、面白く・・・正直とてもラク・・・!また丈夫で壊れた話など聞いたこともなく・・・、それでいて週末早朝のワインディング〜峠道はもちろんの事、余程の事でない限りサーキットを含むスポーツ走行にも「ティプトロの使い次第一つ・・・」で、ポルシェは俄然楽しくなります・・・。
あえて言うまでもありませんが、「ティプトロニック」は、オートマチック・トランスミッションのマニュアル・シフトモードに対するポルシェ社の商標で、911 の世代交代を示唆した時代に、発売当時革命的と称されたZFおよびボッシュが共同開発した電動油圧制御ユニットで、1988年からタイプ964に初めて搭載されたトランスミッションです・・・。
従来のトルクコンバーター式であるティプトロニックは、他のオートマチック変速機のように「ドライブ」にしておけば勝手に変速してくれますが、ティプトロニックSにおいては、セレクターレバーをMモードに倒すか、Dモードでもステアリング上のスイッチはいつでも稼働し、マニュアル変速を可能とするものです・・・。
ポルシェはこのティプトロニック・ギアボックスに「インテリジェント・シフト・プログラム」を装備・・・、車速やエンジン回転数、スロットル開度、縦横方向の加速Gなどの入力をモニターするECUによってプログラムは制御され、ドライバーが巡航したいのか、それとも最大限のパフォーマンスを引き出したいのか・・・などに応じて、5つのモードからギアチェンジ・ポイントを調整する仕組みになっています・・・。
街中〜渋滞時などではATモードは本当に助かる存在・・・。クラッチを踏む足腰痛く、「もういいや・・・!」などとお腹いっぱいモードで一人感傷的になることも無く・・・、精神的健康を保ちながらの健全なポルシェライフは、本質を味わう上でとても大切と切実に感じます・・・。
そして・・・週末のワインディングではマニュアル・モード縛りにて・・・、エンジンの咆哮を楽しみながらマッシブなボディが道路にピタッと吸い付き、ワープするが如く加速するのを楽しむ事が出来るのは、なんとも言えず、まさに「ポルシェを駆る・・・!」という喜びを感じる瞬間です・・・!
先の2007年式カイエンSのインプレッションでも書きましたが、その上で・・・
ティプトロニックの楽しみはステアリング上のアップ・ダウンスイッチに限られたものではありません・・・。事実このスイッチによる操作は若干のタイムラグを要するもの・・・、そのタイムラグが一切無く、電光石火の如く加速シフトダウンするには、前述のECUとどう対話するかが鍵です・・・!
ポルシェを前に「ティプトロかぁ・・・」とは昨今よく耳にする言葉ですが、ティプトロニックを「普通のオートマ」と理解し、高速道路走行時にシフトダウンさせて加速する場合など、単なるキックダウンを狙ったアクセルの踏み込みだけでは反応が今ひとつで鈍重さを感じられた方もおられるのではないでしょうか・・・。
実は前述の「インテリジェント・シフト・プログラム」のECUは、入力信号を送るアクセルペダルを操作するスピードで反応します・・・。一瞬アクセルペダルを戻し、素早く(もう一度・・・これが重要)煽り・・・、そしてアクセルを踏み込むと・・・!マニュアルモードよりも素早く、ほとんどシフトショックを感ずに、Dレンジのままでも瞬時にギアが変わり怒涛の加速を披露してくれるのです・・・!

左足ブレーキ習得でティプトロニックは俄然面白くなる・・・!
電光石火のシフトダウンはアクセルワークで・・・!2007年式
ポルシェ957カイエンSでアップダウンの激しいナローな
ワインディングを走ってみました・・・!
ティプトロニックSは、このアクセルを素早く煽る操作を応用し、さらに左足ブレーキを併用すると・・・!ワインディングが俄然面白くなるトランスミッションです・・・!左足でブレーキを制御しながら、右足はアクセルワークに集中・・・このカイエンSにも搭載されたティプトロニックSは、Dモードでもステアリング上のシフトアップスイッチはそのまま使える為、電光石火の如くシフトチェンジが行えるのです・・・!まさにエンジン〜トランスミッションと対話しながらのスポーツ走行が意のままに行える・・・!これぞティプトロニックSの面白さです・・・!
早速このカイエンSで群馬県〜長野県蓼科へと続く、ほとんどクルマのこないアップダウンの激しい、タイトな峠道を楽しんでみました・・・。
都会のタウンユース〜高速道路での長距離移動〜日々の買い物〜そして週末ソロドライブの楽しみ・・・!どんな状況でも万能に対応してくれるのが高級SUVカイエンSの魅力でしょう、タイトな峠道に持ち込んでもニュートラルで回頭性の高い身体能力と385PSを誇るパワーで車体重量など微塵も感じさせずにコーナーを回り込みます・・・!
スポーツモードに切り替えると、6速ATは5速ATへとまずは切り替わります・・・。
ブレーキを踏みながらコーナー手前でアクセルを煽り、アクセルを開けながら左足ブレーキで車体をコントロール・・・、シフトダウンは完了しているのでブレーキを離した瞬間に一気に加速・・・!
これが実に楽しいのです・・・!
4WDモードへの切り替えは停止時にニュートラルポジションにして、センターコンソールのボタンを押すのみ・・・。車体を思う気持ちから、雪道や林道などの悪路走行は経験がありませんが、野獣の様な動力性能を持つカイエンSが側にあると試してみたい気持ちがムズムズ・・・。
そんな万能ポルシェはいつ乗っても、やはりポルシェ・・・と心から感じたのがこの2007年式ポルシェ957カイエンSが放つ魅力なのでしょう・・・。

2007年式 ポルシェ957型 カイエンS取材後書き・・・
カレラがスペイン語で「レース」を意味するのに対し、カイエンとは「冒険」や人間が本能的に求める「生きる喜び」を表現したネーミング・・・。
ポルシェ・カイエンはポルシェが初めてSUV市場に投入したモデルであり、2002年発表の初代955型登場時には「ポルシェがSUVを作るなんて・・・」と全世界に驚きの声をもたらしました・・・。しかし実際に登場してみると、その万能性と走行性能の高さから世界的に大ヒット・・・!結果として、当時経営の苦しかったポルシェの屋台骨を支える存在となり、現在に至るまでポルシェSUVの象徴的モデルとして世界中のエンスージアストを魅了し続けています・・・。
今回紹介する2007年式ポルシェ957カイエンSは、そのカイエンの2代目にあたるモデル・・・。厳密にはフルモデルチェンジではなく、初代955型の大幅改良版として登場したため、コードネームも957とされています。
デザイン面では、初代より洗練されたフォルムが特徴・・・。そして後続車には無くなってしまったボリューム感溢れるスタイルは957ならではのものでしょう・・・。
フロントフェイスは、ポルシェらしい丸型のヘッドライトを保持しながら、バンパー形状がシャープになり空力性能が向上・・・。リアはテールランプの意匠が刷新され、よりスポーティな印象を与えています・・・。
インテリアに目を向けると、高級感あふれる本革シート、モダンな印象を与えるアルミを組み合わせた上質なトリム、まさにポルシェならではのドライバー中心の機能的なコクピットデザインが際立ちます・・・。
オフロード性能も高いSUVでありながら、その内装はまさに「高級サルーン」とも言える質感・・・。経年変化で天井がたれるのはこのシリーズのウイークポイントですが、本個体は半年ほど前にルーフ張り替えが終わっておりインテリアは清潔感溢れるとても綺麗な状態となっています・・・。
現時点で不具合はただ一つ・・・
リアゲートのダンパーが抜けており、要交換とのこと・・・。
「直してやりたいんだが、多忙な為時間がなかなか取れずに・・・」とはオーナー様のコメントでした・・・。
ポルシェがSUVを作る以上、「ただの高級SUV」では終わらせないことは明白でした・・・。
4.8Lの大排気量NAエンジンが生み出すパワーは、重量を感じさせない怒涛の加速力を実現し、低速域でも豊かなトルクを発揮するため、街乗りから高速クルージング、さらにはオフロードやワインディングまで、あらゆるシーンでパワフルな走りを可能にしています・・・。
是非ポルシェ熟成期のティプトロニックSを駆使してカイエンSの魅力を引き出す・・・!
そんな楽しみを味わって頂ければ最高ですね・・・!
右足に力を込めると静かに響き渡るV8エンジンが放つ魅惑の咆哮・・・!
SUVながら実にポルシェらしいスポーツドライビングを官能できる、
毎日乗れるポルシェ・・・!2007年式ポルシェ・タイプ957カイエンSは
実に懐の深い一台だった・・・!
毎日乗れるとても綺麗な魅惑のSUVポルシェ・・・
その実体験に是非群馬県まで見学にお越しください・・・。
この「2007年式 ポルシェ タイプ957 カイエンS」は現在群馬県にあります。
個人間売買のため、消費税や諸費用等はかかりません。
本車両購入に際しての自動車税の月割り精算(年額¥88,000)並びにリサイクル預託金(¥30,540)は購入者様にご負担頂きます。
また陸送等は同様に購入者様の方でご手配をお願いいたしますが、筆者の法人業務でも、自社所有積載車でのクラシックカー輸送業務を取り行っております。ご希望がありましたら是非ご相談ください。
【お問い合わせに際して・・・】
このページの車両はクラシックカー・コレクタブルカーの越境ECサイト「エステートセール・スプレマシー®︎」に掲載されたものです。
至高・最高(スプレマシー)なエステートセール・・・とは。
エステートセール・スプレマシー®︎は、オーナー様の想いのこもったお車を、インタビューに基づく原稿と動画でご紹介し、物・心を整理する北米文化エステートセールの日本版です。
文化も・・・次の世代への引き継ぎも・・・何も残らない二束三文・安値買取とは全く異なり、オーナー様の想いを実直に表現、思い出は心にしっかり残しながらも確実に次の世代に引き継ぐご案内・仲介をいたします。
過去の整備記録や修理歴など含めて現オーナー様から詳細ヒアリングを実施、事故歴の有無含めて取材しております。大きな事故歴があった場合、また現オーナー様の所有歴が極端に短く詳細がわからない場合は取材をお断りし、購入されるお客様に可能な限り安心をお届けする工夫を実施しております。
本記事内容は、2025年2月1日晴天下午後3時30分より、約3時間の取材時間の中で、オーナー様インタビューしたものを元に執筆作成したものです。かぎられた時間での確認につき、現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります。また執筆内容に関しても全て裏づけを取ったものでは無く状態等のコメントも、あくまで取材時の天候状況及び筆者の主観によるものという事ご承知おき下さい。
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