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1996年式
ダイハツ ミゼットII ピック
↑↑↑上記アーカイブ動画、是非音声ありでご覧ください・・・。
5速マニュアルTM搭載〜パンダカラー全塗装済み〜内装張り替え
済みの1996年式ミゼットIIピック・・・は想像力を掻き立てる
超個性的一台だった・・・!
ダイハツ・ミゼットII──この愛らしくも実用的な軽商用車は、1996年のリバイバル誕生以来、日本の街並みにささやかな革命をもたらした一台でした・・・。
それはかつての三輪ミゼットが昭和の風景を象徴した存在であったのに対し、二代目にあたるこの四輪モデルは、平成の都市生活に寄り添う“小さな相棒”として生まれ変わったのでした・・・。
基本設計は極めてコンパクトかつ機能的・・・。
全長2895mmというサイズは、現代の軽自動車と比べてもさらに小さく、都市の狭路や路地裏でも軽快に駆け抜けることが出来たのでした・・・。
駆動方式は後輪駆動(FR)で、搭載されるのはダイハツ自社製の水冷直列3気筒OHCエンジン「EF-SE型」・・・。排気量は659cc、最高出力は33馬力と昨今のそれと比べると控えめでしたが、コンパクトで軽量な車体と相まって、日常の走行には必要十分な性能を備えていたのです・・・。
ミゼットIIの最大の特徴は、その絶妙でユニークなパッケージングにありました・・・。
登場当初は「1人乗り・4速マニュアル」という極めて割り切った設計のみでしたが、これはかつての三輪ミゼットの精神を現代に再現する意図が色濃く表れていたものです・・・。
しかし・・・この絶妙なパッケージを満を期して受け入れた市場のニーズや熱烈なユーザーの声をダイハツは実直に受け入れ、すぐに2人乗り仕様や3速オートマチック、そして荷室付きのカーゴバンタイプが追加され、次第に用途の幅が広がっていったのです・・・。
見るからに個性的なミゼットII・・・
実はこのクルマが真に面白いのは、公式のラインナップにとどまらない“改造の余白”にこそありました・・・。
たとえば、もともと設定されていた4速マニュアルトランスミッションも、ギアセットやシンクロ部品を流用・追加することで、5速化することができたり・・・。本個体がそれのように元々オートマチック・トランスミッションをダイハツのオリジナルパーツを利用することで5速マニュアル・トランスミッションにコンバージョンしたりと・・・、限られたスペースと構造の中に驚くべき柔軟性を内包している点が、ミゼットIIを単なる“乗るだけの商用車”から“育てるクルマ”へと昇華させ続けたのです・・・。
構造がシンプルで、かつ部品も比較的入手しやすいため、機械いじりに慣れたオーナーの間では、こうした改造が熱心に行われてきたのです・・・。まさに多様化した個性の時代にぴったりな一台として、時代を象徴する個体として、ある者は個人用の趣味車として個性的な一台へと・・・、またある者は店舗の看板クルマとしてこのミゼットIIを手に入れ・・・、ユニークに手を加え、個性を表現する自分だけの一台へと仕上げていったのです・・・。
こうした背景を知り得ると、ミゼットIIは単なる「大量生産された小さな軽トラック」からその存在を大きく昇華させ、限られた空間に創意工夫を詰め込む“日本のモビリティ文化の象徴”へとその存在価値を大きく変えた存在となったのです・・・。

希少1996年式のピック・・・その詳細に迫る
ここにご紹介する1996年式ミゼットIIピックは、前段で述べた日本のモビリティ文化の息吹を感じさせる特別な一台へとクラシックカーを愛してやまない、まるで絵画のようにガレージに並べて鑑賞されるオーナー様の元で個性を磨き上げられた一台でした・・・。
この個体の最大の魅力は、他ではなかなか見られない“手の入れ方”にあります・・・。
元々はオートマチック車だったモデルですが、オーナー様の信頼できる主治医の元でコンバージョンを実施・・・、現在は5速マニュアル・トランスミッションへと換装されており、よりダイレクトで、きびきびとした楽しい走行感覚を味わえるよう仕上げられています・・・。
なおこの換装には専門的な技術と熟知した部品選定が求められるため、実際に実施している個体は多くはありません・・・。
取材時筆者も広大な私有地内で試乗体験させて頂きましたが、元気に回るエンジンとミッションのマッチングも良好で、スムーズな加速と自然なギアフィールを体感できます・・・。
また外装には、見る者を惹きつけるパンダカラー(白×黒)のオールペイントが施されています・・・。このカラーリングは当然純正には存在せず、オーナーの美的センスと遊び心によって生み出された、完全なオリジナル仕様となっています・・・。
左右ドアに配置された・・・これもオリジナルで制作されたウッドペッカーのデカールはマグネットプレート・・・。実に簡単に取り外すことも可能で、シンプルながらも大胆なツートンとこのデカールは楽しさいっぱい・・・!街中での注目度も抜群で、個性を引き立たせるイメージをとても強いものへとさせていました・・・。
さらに注目すべきは、その走行距離が実走行わずか48,971kmであること・・・。
エンジンに関しては通常整備のみで特に大掛かりなオーバーホールなどはされていないとのことですが、コールド状態からも一発始動・・・。安定したアイドリングを続け、また装備されたクーラーも十分に冷気を感じるものでした・・・。
まさに約四半世紀の年月を経た旧車でありながら、エンジン〜トランスミッション〜ボディ〜直近で綺麗に張り替えられた内装すべてにおいて丁寧に扱われてきた痕跡が随所に見られる一台・・・。
現在も非常に良好なコンディションを保っており、これからの使用にも十分耐えうる「実働・実用型」の旧車・・・毎日乗れるJDMとしておすすめできる一台です・・・。
1996年から2001まで製造が続けられたミゼットIIの総生産台数は14,399台と極少数・・・、そのうちピックタイプは9,407台とまた少数に・・・。
すでに絶滅危惧種となった現在・・・、現存する個体数は年々減少しており、全塗装〜内装張り替え済みなど当時の輝きをそのまま持ち続ける個体はその中でも極めて希少なことでしょう・・・。
年を追うごとに価値が見直されつつあるこの小さな名車は、単なる移動手段を超え、コレクターズアイテムとしても十分に通用する逸品として次の大切に・・・、個性を表現してくれる新オーナーからの問い合わせを待っているのです・・・。
もし、あなたが“乗ること”だけではなく、“愛でること”“育てること”を楽しめる方であるならば・・・、このミゼットIIはまさに理想の相棒となることでしょう・・・。

1996年式ダイハツ ミゼットII取材後書き・・・
オーナー様はクラシックカーコレクター様・・・
フルサイズの米国〜欧州の名車をガレージに鑑賞のために並べられますが、その一方で小型のおクルマも収集されるお方です・・・。
実は・・・ミゼットIIに関しても複数台所有・・・どれも素晴らしいコンディションで個性的アピアランスを鑑賞して楽しまれておられるお方です・・・。
今回は増えすぎたガレージの整理でやむを得ず手放されることを決意・・・こうしてご紹介する経緯に至っています・・・。
5速マニュアルTM搭載〜パンダカラー全塗装済み〜内装張り替え済みの1996年式ミゼットIIピック・・・は想像力を掻き立てる
超個性的一台だった・・・!
是非5速マニュアルのフィーリングも楽しい、96年式ミゼットII見学に群馬県までお越しください。
この「1996年式ダイハツ ミゼットII」は現在群馬県にあります。
個人間売買のため、消費税や諸費用等はかかりません。
本車両購入に際しての自動車税の月割り精算(年間¥12,900)並びにリサイクル預託金精算(¥3,100)は購入者様にご負担お願いしております。
また陸送等は同様に購入者様の方でご手配をお願いいたしますが、筆者の法人業務でも、自社所有積載車でのクラシックカー輸送業務を取り行っております。ご希望がありましたら是非ご相談ください。
【お問い合わせに際して・・・】
このページの車両はクラシックカー・コレクタブルカーの越境ECサイト「エステートセール・スプレマシー®︎」に掲載されたものです。
至高・最高(スプレマシー)なエステートセール・・・とは。
エステートセール・スプレマシー®︎は、オーナー様の想いのこもったお車を、インタビューに基づく原稿と動画でご紹介し、物・心を整理する北米文化エステートセールの日本版です。
文化も・・・次の世代への引き継ぎも・・・何も残らない二束三文・安値買取とは全く異なり、オーナー様の想いを実直に表現、思い出は心にしっかり残しながらも確実に次の世代に引き継ぐご案内・仲介をいたします。
過去の整備記録や修理歴など含めて現オーナー様から詳細ヒアリングを実施、事故歴の有無含めて取材しております。大きな事故歴があった場合、また現オーナー様の所有歴が極端に短く詳細がわからない場合は取材をお断りし、購入されるお客様に可能な限り安心をお届けする工夫を実施しております。
本記事内容は、2025年5月5日(月)晴天下午前10時00分より、約3時間の取材時間の中で、オーナー様インタビューしたものを元に執筆作成したものです。
かぎられた時間での確認につき、現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります。また執筆内容に関しても全て裏づけを取ったものでは無く状態等のコメントも、あくまで取材時の天候状況及び筆者の主観によるものという事ご承知おき下さい。
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