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1967年式

VW-Type2 T1 ダブルキャビン・ドロップゲート・ピックアップ

↑↑↑上記アーカイブ動画、是非音声ありでご覧ください・・・。

15年間家族を乗せて思い出を積み上げた一台は、思いやりの
メンテナンスをバッチリ受け現在絶好調・・・!市場に殆ど出ない
超希少車1967年式VW Type-2 T1ダブルキャビン・ドロップ
ゲート・ピックアップは、超洒落たシャビーなファニールックで
観る者全員を笑顔にする一台だった・・・!

「このステキなピックアップ・トラックを目の前にして笑顔にならない人は皆無な事でしょう・・・!」

初代VW Type-2 T1・・・。

実際に目の前で観ると想像以上にコンパクトなサイズ感ながら、ディメンジョンいっぱいに張り詰めたファニーなテイスト感が満載で思わず微笑が漏れるほど・・・!

このただでさえ魅力的な元祖VW Type-2が、ダブルキャビン後方を潔くスパッと切り取られピックアップ・トラックとなったなら・・・、サーフィンに・・・、キャンピングに・・・、あるいは大切な商材を山ほど載せて・・・、その夢のようなマリアージュは果てしない“使い方の想像”を乗る者に与え、まさに唯一無二の存在感は素敵なオーラを周囲に放ち、観る者全員を満面の笑顔にすることでしょう・・・!

1950年のT1誕生から2年遅れて・・・、T1ピックアップが造られたのは今から半世紀以上前の1952年から1967年の事・・・。

当時世界で初めて人々の理想的なトランスポーターとして創造されたType-2 T1は、商用車としての理想的な素質からピックアップへと成るべく道を進み、その後方キャビンは理想的なトラック・ベッドへと改良されこのスタイルが生まれましたが、その後の半世紀における人々の価値観の変化は実にダイナミックなもの・・・。本来荷物を運ぶはずのピックアップは、魅惑のクラシック・カーへと成熟し、今や“人々の夢”を運ぶ存在へと大きく昇華したのです・・・!

7月下旬の太陽が燦々と輝き、過酷なほどの暑さが続く日々ですが、避暑地軽井沢での最終後期型スプリット・ウインドウは羨ましい程に天然クーラー装備そのもの・・・。

オーナー様曰く「夏場でもクーラーは必要ないですよ・・・」とはそのままに、まるでこのダブルキャブは森から現れた妖精のごとく魅力的なファニールックで筆者を魅了します・・・。

1999年に国内初年度登録された並行輸入物の個体をオーナー様が購入されたのは今から15年前の事・・・、オースチン・ヒーレー・スプライトなどのクラシックで旧車ならではの(楽しい)洗礼を受けた後、荷物が沢山積めて、更に誰も乗っていない商用車に乗ろう・・・!との想いでこの個体を購入されたとのことでした・・・。

購入した当時はホワイト&グリーンのツートーンだったとの事・・・。

インダストリアルな雰囲気を求めて今から10年前にマットグレーで全塗装を実施・・・。

そんなスプリット・ウインドウ最終型の67年式5人乗りのダブルキャビン、シリアル#267099654の個体は、それから経過した年月を“味わい=パティーナ”として表現するヤレ感が所々にようやく出始めた頃・・・。

味わいたっぷりの雰囲気と、他には無いレアなオーラ全開で、眺めているだけでも楽しませてくれる一台だったのです・・・。

そんなマットグレーの雰囲気も楽しい67年式Type-2ダブルキャビン・ドロップゲート・ピックアップが、オリジナルのシングルマフラーから元気なフラット4サウンドを響かせオーナー様所有の森の一画から動き出した瞬間・・・!酷暑下ギンギラの太陽光線さえ、インダストリアルな雰囲気の車体に反射し、夏色がとっても似合うポジティブなイメージへと大変身・・・!とてもハッピーなオーラを振り撒きながら実にクールに林道を走り抜けていくのです・・・!

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1950年にT1誕生から始まり現行のT7まで・・・、70年以上も脈々
と続く元祖トランス・ポーター・・・。 超希少VW-Type II
ピックアップの誕生秘話とは・・・。

1950年登場のT1に始まり現行のT7までコンセプトが受け継がれる秀逸品・・・。

70年以上も脈々とフォルクス・ワーゲン社が製造する“元祖トランスポーター”は、誕生以後世界中のありとあらゆる人や資材を運び続け、魅力的なクラシック・カーとしてその存在価値を変えた今日、その初期のモデルは世界中のエンスージアストの「夢」をも運ぶ、唯一無二のトランスポーターへ完全昇華した存在です・・・。

周知のことですが、第二次世界大戦敗戦後のドイツ国内における経済復興を大きく支えた自動車産業として、フォルクスワーゲン社はウォルフスブルグ工場においてタイプ1ビートルを大量生産していました・・・。

当時このウォルフスブルグ工場内では、工場内の生産効率を上げるため、タイプ1ビートルのシャーシとエンジンを用いた即席の「動力式平台車」を使って部品を移動させていたのですが、この生産工場を1947年4月23日に見学したオランダのフォルクスワーゲン販売ディーラーの故・ベン・ポン氏は、この動力付平台車に箱型のボディを架装することで、荷物が運べるトランスポーターが出来ることを思いつき、その場でラフ・スケッチを作成しフォルクスワーゲンに提案します・・・。

驚くことに今でも保管されているこの有名なラフ・スケッチはその後生まれるType-2そのもの・・・!(※外部リンクから参考画像を表示します)

https://ja.escuderia.com/有名なフォルクスワーゲン-t1-になった落書き/

この素晴らしいアイデアをもとにフォルクスワーゲンは早速試作車を開発・・・、それから3年後の1950年にはType-2・トランスポーターの生産を開始しました・・・。

エンジン〜トランスミッションなどType-1ビートルのパーツをそのまま流用した初期Type-2は、2400mmとそのホイールベースをType-1とほぼ同じとし、唯一荷物運搬用にフレームを強化されたシャーシを与えられ、トランスポーターとして700kgもの積載能力を持つ非常に頑丈なものとして誕生します・・・。

想像してみてください・・・、当時はトランスポーターという車種の存在など全く無かった時代です・・・。

初代Type-2誕生以前はこれほどの積載スペース効率と多用途性を備えた車を生産したメーカーなど皆無であった事から、非常に斬新なアイデアであったこのボックス型のデザインは、市場に革命的として迎え入れられ、その後間も無く・・・、フォルクスワーゲンの技術と品質を持ち、しかも非常にリーズナブルな価格で販売されたこの一大イノベーションは、瞬く間にドイツ国内のみならずヨーロッパ全域で大ヒットすることとなったのでした・・・!

ボックス型の車体にタイプ1と同じ丸目のライト・・・。

愛嬌いっぱいのフロント・フェイス〜独特の丸っこいスタイルが生み出すイメージはまさに”Love&Piece”そのもの・・・!

その後1970年台にはアメリカでヒッピー文化のアイコンへとなり・・・、2000年以降はアメリカ西海岸キャル・ルック文化のアイコンへとさらに進化・・・。現在の進化したモータリゼーションでは安全性の制約から二度と生まれないであろう自由度満載のデザインと、オンリーワン的愛くるしいルックスは、世界中のエンスージアストの魂を掴んで二度と離さない特別な存在へとなっているのです・・・。

ただし・・・今日T1ドロップゲート・ピックアップは、決して「探して出逢えるクルマ・・・」ではありません・・・。

T1バスは当時大量に輸出された北米にも多く存在し、日本にも多くの個体が輸入されていますが、現在国内に数台のみと思われるドロップゲート・ピックアップに関しては、その殆どが後年並行で輸入されたもの・・・。

更に意外な事実ですが、北米にはドロップゲート・ピックアップは史実のいたずらから殆ど存在しなかったのです・・・。

まさに歴史は繰り返される・・・。

皮肉なことに現在は「トランプ関税」として翻弄される時代ですが、過去にその史実が勃発したのは1960年代初頭のこと・・・。

Type-2 T1バス同様、ピックアップの北米への大量輸出を視野に入れ、製造に勢いをつけたフォルクスワーゲン社の思惑とは裏腹に、「鶏肉関税戦争」と言われる歴史的出来事からType-2ピックアップは高い関税の為、北米に殆ど輸出できなかったのです・・・。

フランスと西ドイツが米国産鶏肉の輸入に高額な関税をかけた報復処置として、当時のリンドン・ジョンソン大統領は就任2ヵ月後の1964年1月・・・、ヨーロッパから輸入されるジャガイモ、澱粉、デキストリン、ブランデー、そして商用トラックに通常関税の10倍であった25%もの関税を課しました・・・。

この「鶏肉関税戦争」と呼ばれる歴史的史実は、乗用車として登録されるType-2バスには無関係であったものの商用トラックとして登録されるType-2ピックアップの北米輸出を直接的に抑制する結果となり、実質的にType-2ピックアップは米国市場から姿を消してしまったのです・・・。

この歴史的悪戯から、北米には殆ど存在しないドロップゲート・ピックアップ・・・。

その数もType-2バスと比較して圧倒的に少なく・・・、よってクラシック・カーとして成熟した現在、ほとんど市場には出ない希少モデルへとその存在価値を大きく変えました・・・。

更にオーナー様曰くこの67年式の個体は北米から後年輸入された一台とのこと・・・。

まさに「出会いを待つしか無い・・・」のがType-2ドロップゲート・ピックアップの特徴なのです・・・。

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「15年間ご家族の思い出を作り上げてきたフルメンテナンス
車両・・・!」 家族を乗せるために一切の妥協なし・・・、愛情
いっぱいに育てられたスプリットウインドウ最終型67年式 VW-Type2 T1 ダブルキャビン・ドロップゲート・ピックアップの
詳細とは・・・。

取材から数日間経過し、オーナー様所有の森の中で撮影した動画を編集しながら何度も「素敵な一台だったなぁ・・・」としみじみ振り返る筆者・・・。

オーナー様の好みで約10年前にインダストリアルなマットグレーで全塗装されたものの、現在シャビーな雰囲気がたまらない1967年式 VW-Type2 T1 ダブルキャビン ドロップゲート・ピックアップの魅力をたっぷりお伝えさせて頂きます・・・!

少し冒頭に触れましたが、オーナー様がこのフォルクスワーゲン タイプII ダブルキャブ ピックアップと出会われたのは、2010年5月のことでした。

普段は都内在住でおられますが、軽井沢の別荘ガレージに置き、当時まだ小学生だったお子さまたちと、ご家族での思い出を作る相棒として・・・この一台を迎えられたのです・・・。

それまでにもオースチン・ヒーレー・スプライトなど、クラシックカーと深く付き合ってこられたオーナー様ですが、今回選ばれたのは家族分の荷物を乗せて移動できる、しかも誰も乗っていないクルマ・・・家族みんなで楽しめるクルマを・・・、という想いから選ばれたこのT1ダブルキャブ ドロップゲートピックアップ・・・。

荷台には自転車を積み、東京から軽井沢まで週末ごとにドライブされることもあったそうです・・・。

やがて月日が経過し、その時間のひとつひとつが、ご家族にとってかけがえのない思い出となりました・・・。

家族を乗せてドライブを楽しむクルマ・・・。

その信頼を裏切らぬよう、オーナー様はメンテナンスに一切の妥協をされませんでした・・・。

「途中で止まることは絶対に避けたかった」と語られるように、入念な整備は車検のタイミングで近隣の信頼のおける専門店で実施されましたが、むしろ「やらなくてもいいところまでやってきた」と微笑まれたのが印象に残っています・・・。

この個体は、約10年前にマットグレーにオールペイントされています・・・。

元々はグリーンとホワイトのツートーンでしたが、「この雰囲気が好きだったから」と、手にされたミニカーの雰囲気に魅了され、オーナー様の美意識に従い、現在の姿に生まれ変わりました・・・。

全塗装から年数が経った今では、うっすらと“やれ”の表情も現れはじめ、それがまたシャビーな魅力として車体に深みを与えています・・・。

15年間という所有期間の整備記録は全て保管されておられ、これらも合わせて次の方へ引き継ぐ準備が整っています・・・。

その代表的な部分のみ書き出してみると・・・

2010年5月

購入時の整備内容:

ブレーキカップキット交換〜キャブレター加速ポンプOH〜燃料ポンプを電磁式に交換〜燃料ホース・フィルター交換

外装・サファリウィンドウ・ラバー追加〜ワイパーピボット追加〜ヘッドライトOH〜ウインカーレバーASSY交換

電装系・ボルトメーター&オイルテンプメーター追加〜ポイントレスキット追加〜デスビ交換〜バッテリーカットオフスイッチ装備〜バッテリー下部FRPにて補修

駆動系:ホイールシリンダーOH、ベアリング交換、プラグ&タペット調整、オイルプレッシャースイッチ交換、リダクションオイル交換

2012年5月

法定整備〜ベッド加工〜ホイールシリンダーオーバーホール〜ホーシングオーバーホール〜ライニング実施〜ブレーキ調整〜サイドブレーキ調整〜ブレーキフルード交換〜フロントハブベアリングハブシール交換(インナー・アウター共)〜フロント足回りグリスアップ〜トランスミッションオイル交換〜エンジンオイル交換〜タペットカバーガスケット交換〜タペット調整〜プラグチェック〜デスビローターキャップ交換〜レギュレーター交換〜プリヒーティング脱着ブーツ交換〜クラッチワイヤー調整〜ホットエアーホース取り付け

2014年5月

法定整備〜ハブロックワッシャー交換

 

 

2016年5月

法定整備〜ホーン交換〜ハブロックワッシャー交換

2018年5月

法定整備〜ハブロックワッシャー交換〜シールドビーム交換〜ストレーナー交換〜オイルプレッシャースイッチシール交換〜タペットカバーパッキン交換〜ロッカーアームクリアランス調整〜ロッカーアームスプリング交換〜ミッションオイル交換〜リダクションオイル交換〜ヘッドライト交換〜エアエレメント交換〜スパークプラグ交換〜クラッチワイヤー交換〜アクセルワイヤー交換〜錆止め実施

2020年5月

ストレーナー交換〜タイヤ交換〜スパークプラグ交換〜バッテリー交換

ハブロックナット交換〜ハブロックワッシャー交換〜リアシャフトシール交換〜ブレーキフルード交換

法定整備〜ハブロックナット交換〜ハブリングワッシャ交換〜リアシャフトオイルシール交換

2022年7月

法定整備〜ホイールシリンダーカップ交換〜ハブロックワッシャー交換〜ホーン交換〜スターターASSY交換〜オルタネーター配線見直し〜エンジンオイル交換〜ストレーナー交換〜錆止め実施

2024年7月

ストレーナーパッキン交換〜バッテリー交換〜カットオフスイッチ追加〜オルタネーターASSY交換〜プーリー交換〜ファンベルト交換〜ヘッドライトASSY交換〜錆止め実施

などなどとなっています・・・。

人生ステージは刻々と変化し、小さかったお子様達も大きく成長・・・、現在は年に数回しか乗らなくなったとのこと・・・。「いっそガレージのオブジェとして飾っておくのも悪くない・・・」とおっしゃる一方で、「やはりクルマは走ってこそ」との想いも消えることはありません・・・。

「このクルマを心から大切にしてくれる人と出会えたなら・・・、そのときこそ心から手放す決断ができるのでしょうね・・・。」と語られるその声には、15年間という歳月の重みがにじんでいました。

ここからは是非動画と共に是非ご確認ください・・・。

取材当日オーナー様のドライブで軽井沢の林道を走っていただきました・・・!

コールド時からもエンジンは一発で始動・・・!元気なフラット4サウンドを響かせゆっくりと走り出しただけでも、そのシャビーな立ち姿は実に愛らしく、1967年の生産から実に60年近く経過した車体であることなど、その秀逸なルックスからは微塵も感じさせず、元祖トランスポーターとしての機能美に溢れた魅力を愛嬌いっぱいに周囲に振りまく一台です・・・!

驚くのはスプリットウインドウの機能・・・!真正面から飛び込んで来る軽井沢の空気は天然クーラーそのもの・・・!立ち止まると汗が滲む天候でしたが、エアコンなどなくても、また軽井沢でなくても・・・猛暑日でない限りは驚くほど快適に走れることでしょう・・・!

数年前に張り替えが行われたもの・・・と思わずにはいられない程状態が良い前後シートも、実に素晴らしいもので、トラック如くポジションでステアリングを抱きかかえて操作する独特の操舵感が実に楽しいクルマです・・・!

また当然パワーステアリングなど無い時代のトランスポーターです・・・。

しかしながら細身で大径のステアリングに独特のリンケージを持つステアリング機構と軽い車体がもたらす操舵感は、乗ってみると良くわかりますが、適度な重さがあり実に心地よく感じるものです・・・!

オーバーハング上にステアリング機構がある事から、トラック同様に半身をかがめるような奇妙なドライビング・ポジションで、ほぼ水平に配置された大きなステアリングホイールを抱えるようにして操舵するのは一種独特の趣があり、またフロアから長くそびえる4速シフターは、オーナー様の好みでクイックシフターが付加され、操作しやすいように延長ロッドがついているもの・・・。

この適度な重さのステアリングと快適なマニュアル操作がもたらす軽快な操舵性は「おっ、これ良いな〜!」と、乗ったものを瞬時に虜にする素敵な魅力があるのです・・・!

取材時、ボディ下回りまで撮影し入念に拝見いたしましたが、フロア下には錆〜腐食などはみられず、機能面など一般的な不具合は見受けられませんでした・・・。

唯一アオリの中(空洞部分)には長年の落ちた錆が溜まっている様子で動かすたびにガサガサと少し音が聞こえます・・・。

またドイツ人からは「オイルの入っている証拠・・・」と言われそうですが(笑)、フラット4お決まりのオイル滲みは当然の事ながら少々あります・・・。

車検証上に記載されるエンジン型式はAE(AE型1584cc)・・・、その後の記載が無いことから、おそらく輸入時にはこの型式になっていたことが想像されます・・・。

そして・・・空冷フラット4に乗るといつも思い出される・・・、あの良い時代の乗り味が現代にしっかり蘇るのは感動的な程でした・・・!

流石に現代のクルマには及ばないまでも実に味のある乗り心地はとても快適なもの・・・。

トーション・スプリングによって穏やかなバウンスが生まれ、分厚いシートを持つ5人乗りシングル・キャビンの乗り心地も驚くほど良いのが特徴です・・・。

この荷台に好きなものをファンシーに乗せワイワイ出かける楽しさは、完全に当時の商用トラックの域を超えたものでしょう・・・!

現在調子はよくとも既に生産から60余年が経過した個体です・・・。

今後乗りながらじっくりと手を入れる部分(楽しみ)は多分にあると思いますが、このType-2 T1ダブルキャビン ドロップゲート・ピックアップは、長年乗り続ける事でオーナー様の個性や人生観まで表現する乗り物として、更にその魅力を昇華させ続ける事でしょう・・・。

それがこれからも十分に「楽しめる」のはType-2自体が非常にシンプルな構造であること・・・。

本国ドイツはもちろん、熱心な愛好家が多数存在するヨーロッパ全土からも、パーツの供給はビス1本からボディパネルに至るまで大変潤沢で格安というのも大きな理由・・・。

サンデー・メカニックとしてのガレージライフの楽しみが無限大に広がる「終わらない夢」がここには間違いなくあるのです・・・。

欧州専門店“Heritage Parts Center”

https://www.heritagepartscentre.com/eu/volkswagen/type-2-bay.html

ボディパネルも全て新品が揃う欧州専門店“KlassicFab”

https://www.klassicfab.com/

国内専門パーツショップ“フワラーパーツ”

https://www.i-love-wagen.net

いかがでしょうか・・・?夢にたどり着けたでしょうか・・・?

この1967年式VW-Type II T1ダブルキャブ ドロップゲートピックアップが、あなたの人生の一部になる日が訪れたとしたら──

その夢の続きを描くのは、あなたなのかもしれません・・・。

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1962年式 VW-Type2 T1 ドロップゲート・ピックアップ
取材後記・・・。

筆者は64年式のVW-タイプ1ビートルを、米国で長らく所有した経験を持ち合わせますが、エンジン・オイルさえ入っていれば・・・、極寒の真冬であれ・・・、真夏の炎天下でさえ・・・、人間の体力が持ち堪えられる限り空冷フラット4のあの乾いたサウンドは息途切れることは無く、知的好奇心に任せて右足に力を込めれば、どこまでも〜どこまでも連れて行ってくれたタフな相棒は、完全なる信頼をおける存在であったことが、今でも心の奥にしっかりと残っています・・・。

それゆえ・・・この唯一無二なドロップゲート・ピックアップは夢を大きく広げてくれる一台でした・・・。アクセルを踏み込めばしっかり吹け上がるキャブレター周りの様子・・・、そしてキーをひねると瞬時に目覚め、不整脈なく非常にスムーズにフラット4サウンドを元気に響かせる様子に思わずニンマリ・・・。改めて「夢を運んでどこまでも連れて行ってくれる存在・・・。」と感性を刺激する素敵な取材だったのです・・・。

15年間家族を乗せて思い出を積み上げた一台は、思いやりのメンテナンス
をバッチリ受け現在絶好調・・・!市場に殆ど出ない超希少車1967年式
VW Type-2 T1ダブルキャビン・ドロップゲート・ピックアップは、
超洒落たシャビーなファニールックで観る者全員を笑顔にする
一台だった・・・!

取材から数日経った今も思い出せばワクワクする本当に素敵な一台でした・・・。

こんな素敵な一台と人生共にすれば、きっとライフスタイルも明るく楽しく変わる事と思えた次第です・・・。

思わず笑顔になる素敵な見学に・・・是非長野県軽井沢町までお越しください・・・。

 

このとてもレアな「1967年式 VW-Type2 T1ダブルキャビン ドロップゲート ピックアップ」は現在、長野県にあります。

個人間売買のため、消費税や諸費用等はかかりません。

本車両購入に際しては自動車税の月割り精算(年額¥45,400)並びにリサイクル預託金精算(未預託につき¥0)ご購入者様にてご負担いただきます。

また陸送等は購入者様の方でご手配をお願いいたしますが、筆者の法人業務でも、自社所有積載車でのクラシックカー輸送業務を取り行っております。ご希望がありましたら是非ご相談ください。

 

【お問い合わせに際して・・・】

このページの車両はクラシックカー・コレクタブルカーの越境ECサイト「エステートセール・スプレマシー®︎」に掲載されたものです。至高・最高(スプレマシー)なエステートセール・・・とは。

エステートセール・スプレマシー®︎は、オーナー様の想いのこもったお車を、インタビューに基づく原稿と動画でご紹介する北米文化エステートセールの日本版です。

現オーナー様の想いを実直に表現、思い出は心にしっかり残しながらも、確実に次の世代に引き継ぐご案内から販売仲介対応をいたします。

過去の整備記録や修理歴など含めて現オーナー様から詳細ヒアリングを実施、事故歴の有無含めて取材しております。大きな事故歴があった場合、また現オーナー様の所有歴が極端に短く詳細がわからない場合は取材をお断りし、購入されるお客様に可能な限り安心をお届けする工夫を実施しております。

本記事内容は、2025年7月20日晴天下10時より、約3時間の取材時間の中でオーナー様インタビュー並びに実車を拝見したものを元に執筆作成したものです。かぎられた時間での確認につき、現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります、また執筆内容に関しても全て裏づけを取ったものではありません。状態等のコメントもあくまで取材時の天候、状況及び筆者の主観によるものという事ご承知おき下さい。

掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。なお個人間での取引となりますので、冷やかし防止のため、現車確認はあくまで「購入を前提」として検討されているお客様のみとさせて頂きます。

何卒宜しくご検討下さい。

車両の細かな状態は写真毎に説明があります

上部スライドには、車両の魅力的な写真が50枚ございます
写真をクリックして説明と共にご覧ください
※画像外をクリックすればページが戻ります

スペック

車検

令和8年7月まで

走行

88512マイル 取材時表示(年式と5桁表示のため不明とします)

備考

1999年国内初年度登録 現オーナー様15年所有車

約10年前にマットグレー外装全塗装済みもシャビーな一台

最終後期型スプリットウインドウ仕様

べバスト社製FFヒーター付き

3ナンバー登録自家用5人乗り

左ハンドル

4MT

シャーシ#267099654

型式 不明

原動機の型式 AE (※搭載エンジンはAE型1584cc)

記録簿過去15年分有り

長さ

4270mm

1740mm

高さ

1870mm

重量

1100kg

排気量

1584cc

670万円