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2006年式
BMW ミニ クーパーS R53 6AT
↑↑↑上記アーカイブ動画、是非音声ありでご覧ください・・・。
MINI唯一スーパーチャージャー搭載・第一世代最終年式
R53型・・・!トライテック社製W11B16A型エンジンを6速
オートマチックで、家族全員で楽しみ尽くす・・・!今最も人気の初期型R53 BMW ミニ・クーパーS は、間違いなく普段乗りに
最適な一台だった・・・!
第一章
家族全員で楽しめるように・・・ドイツ滞在時から6AT限定で新車購入計画
を立てていたオーナー様のストーリー・・・。
スーパーチャージャーの発する高周波機械音が耳に心地よく響き渡る車内・・・、ステアリングを握るドライバーのテンションは知らず知らずのうちに上昇するばかり・・・!
エキサイティングに高まるこの独特の回転音とともに、NEWミニ世代唯一のコンパクトな車体はマッシブに・・・!車体重量の二乗に比例しながらスピードに乗り、すっ飛ぶように加速して行く・・・!
1959年発表、サー・アレック・イシゴニスの傑作から半世紀続いたデザインが刷新され、NEWミニとして世界中をあっと驚かせた2001年の出来事からすでに四半世紀が経過・・・。
現代第四世代まで進化したBMWミニは、時代が求める保安基準とともに、だんだんと肥大化する一方、コンパクトな車体が一層車としての魅力を大きく語る初期型・・・、特に唯一このモデルのみスーパーチャージャーを搭載し、“クーパーS”を冠するR53型の優良個体については、今なおエンスージアストから熱望される一台となっています・・・。
乗り慣れたクラシック・ミニを一回り大きくしたものの、四本のタイヤがボディ四隅に配されたディメ
ンジョンは 初期型BMWミニにも共通で、現代版ゴーカート・ライクなドライビングが、更にハイレベルで楽しめるのはなかなかの快感・・・!
ホットなエンジンに見合うようにと、R53型クーパーS にのみ与えられたスタビライザー付き足回りは硬めとは良く言われるものの、それは一般的消費者を対象に評価された表現に過ぎないもの・・・。
ここに関心を寄せられる「スポーツカーとはなんたるか・・・」を知り尽くし、古今東西の良い車を知り尽くしたエンスージアストの皆様にとっては、実にナチュラルな感覚を覚える“よく動く足”と捉えられる大変優秀な足周りとなり、トライテック製W11B16A 型インタークーラー付きスーパーチャージャーエンジンが絞り出す170PS/6000rpmは、なかなか軽い乾燥重量1210kgと相まって実に素晴らしいバランス感覚を生み出し、それはそれは乗っていて実に楽しいクルマ・・・!
ここにサー・アレック・イシゴニスの未来を見据えた独創的発想が、半世紀を経過し見事なまでに完全昇華したのがこのBMW ミニであることに気付かれることと思います・・・。
その中でも特筆されるのはやはりMINI唯一のスーパーチャージャー搭載モデルであるR53・・・。
その最終年式であり、20年間ワンオーナー・フルノーマル・全記録簿完備という個体は、まさに探しても出ない・・・出会いを待つしかない存在と言えることでしょう・・・。
本稿では、この一台が20年間辿ってきた物語と、BMWミニ史に刻まれるR53の価値を、筆者の目線で丁寧に記して参ります・・・。
今回ご依頼いただいたのは、長年ドイツに赴任されたご経験をお持ちのベテラン・オーナー様・・・。
ドイツ赴任中であった2001年に、初代BMWミニがデビューする瞬間を現地でリアルに体感され、さらに現地の人たちの高い評価を耳にされたことから、滞在時ドイツ語でのパンフレットを入手しては「日本に帰国したら必ずこれを買う・・・」と決めていたほど、胸を熱くされておられました・・・。
数年後に東京に戻られたオーナー様・・・。
コンパクトなクルマが何かと便利な都内の環境で、家族全員が乗れるようにと6速オートマチックのクーパーSを選択・・・。
これが実に都内での生活では大活躍し、ご家族皆様での思い出を沢山作り出し、それでいて“走りの質”がしっかりしていることからドライビングを心底楽しまれ、新車購入から実に足掛け20年間ずっとワンオーナーで所有されてこられたのです・・・。
大切に保管されてこられた当時のドイツ語のパンフレットとともに、まだ真新しく見えるバインダーの中の新車当時の取扱説明と整備手帳が、過去20年間の整備記録簿とともに全て揃う様はまさに圧巻・・・。
しかもそれら整備記録をみても大きなトラブルは皆無・・・。
マイナートラブルとして2年前には パワステ・ポンプと配管類を交換・・・。また右フェンダーの樹脂部分は傷がついたため交換し、約3年前にルーフのブラックをオリジナル同色で塗り直し、ミニで特徴的なインナー・ルーフライナーの垂れを直して、20年間の長期に渡り、大変綺麗に状態維持されてこられた個体は、潔く見事なまでの「フルノーマル」な姿で、観る者を感動させてくれるのです・・・!
現在は都内を離れて、日本で最も風光明媚な避暑地にお住まいのオーナー様・・・。
毎年雪が降り始める11月から、3月過ぎて塩化カルシウムがすっかり雨で洗い流されるまでは、ガレージで“冬眠”させて大切にしてきた一台・・・。冬眠の間はガレージの中で毛布を掛け・・・、乾燥させた室内ガレージで静かに休ませてきたという、クルマへの愛情が滲み出るエピソードをお話ししていただきました・・・。
立ち姿も凛として美しく、潔くもフルノーマルで残る貴重な個体を前に・・・「ずっと持っていようと思ったけれど・・・。」そう前置きしたうえで、ご家族皆様のライフステージの変化から、この度はまさに断腸の思いで手放す決断をされました・・・。
ご家族皆様の思い出を沢山創造してきた、6速オートマチックで乗る初期型最終R53は、まさに新たなオーナー様の人生を大きく彩る準備を整えて・・・、本日ここにご紹介して参ります・・・。
第二章
トライテック社製 W11B16A 型インタークーラー付きスーパー
チャージャーエンジンは、下から上までストレスなく一気にレブリミット
まで回る・・・。横置きフロント・ドライブ・エンジン専用として
開発された、まさに名機と言えるエンジンだった・・・!
1997 年、クライスラー社とローバーグループ(当時 BMW の子会社)は、新しい直列 4 気筒エンジンの設計を目的として、トライテック・モータースという合弁会社を設立しました・・・。
この新会社は、横置きフロント・ドライブ用の新しいエンジン製造を目的として、ブラジルのカンポ・ラルゴに工場を建設しました・・・
このトライテックという名称は、ドイツ、イギリス、ブラジルの3か国の頭文字を取ったものでした・・・。
そこで開発されたSOHC 16バルブ、電子スロットル制御を備えた最新エンジンは、ユーロ4排出ガス規制を満たした新設計のもので1.4 L、1.6 L、そしてスーパーチャージャー付き 1.6 Lと3種類のバージョンで生み出されます・・・。
当時横置きできる FF 用エンジンを持っていなかったBMWでしたが、BMW ミニの新しい心臓部として開発されたこれらのエンジンの中でも W11B16A型スーパーチャージャー付き1.6 Lエンジンは、2003年のインターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーを受賞・・・、また同年のウォーズ・ベスト・エンジン賞も受賞した名機だったのです・・・。
その特性は、高い耐久性がありながらも下から上まで澱みなく回る特性・・・、まさにスーパーチャージャーとの相性がとても良いエンジンです・・・!
低回転から湧き起こるスーパーチャージャーの高周波回転音に合わせて、レブリミットまで一気に
吹け上がるろうとするエンジン特性・・・!
このエンジン特性こそ、クラシックなクーパーSをオマージュするイメージを、このBMWミニに与えており、BMWが新たに作った「ミニの進化系・・・」というアイデンティティを見事に作り上げることに成功・・・。
クラシックミニを良く知る世界中のエンスージアスト・・・、そしてその時代を知らない新しいユーザーにまで、乗って楽しい、そしてドライブを心底楽しめるミニというクルマの存在を、もう一度明らかにしたことでしょう・・・。
第三章
2006年式ミニ・クーパーS・・・R53に実際に乗ってみた
筆者の後書き・・・
R53型・・・、スーパーチャージャー搭載のNEWミニ・クーパーS・・・。
モダンなメーター配列は今見ても素晴らしく斬新ながら、相変わらずコンパクトな車体以上に広く感じる車内に乗り込んでみます・・・。
実際にエンジンに火を入れた瞬間、このW11B16Aはただの機械ではなく、良いエンジンのみ
がみせる“あの表情”・・・。機械なのにどこか温かい、有機物のような表情を見せてくれます・・・。
セルが回り、キュと圧縮が立ち上がった直後に訪れるあの振動と鼓動・・・。
そのわずかな一瞬が心地よく感じるのは、やはり良い内燃機だけが感じさせてくれる空気感なのでしょう・・・。
質感の良いクルマに乗ったあの雰囲気がしっかり感じられるのです・・・。
ルーツ式スーパーチャージャーの発する高周波の吸気音は、いつ聴いても独特で、心を静かに高ぶらせてくれるもの・・・。
アクセルを少し踏み込むだけでコンパクトな車体全体が軽くスッと前へ重心を移し、ドライバーの意思に対して素晴らしく素直に応えてくれる・・・。
この感覚こそがR53の魅力だと改めて実感できる瞬間です・・・!
鋳鉄ブロックとアルミヘッドという構造は、古典的な耐久性と現代的な精密さを兼ね備えており、SOHC16バルブの呼吸はとてもなめらかなもの・・・。
電子スロットル制御の精度も高く、もっさりする感じなど皆無・・・。街中の低速域であっても厚みのあるトルクが自然と湧き上がるため、アクセルワークに対する反応が本当に気持ち良く感じられます・・・。
さらに踏み込むと景色は一変・・・!
Eaton M45スーパーチャージャーはタイムラグという言葉とはまさに無縁で、踏めば即座に前へ押し出す力が一気に立ち上がります・・・!
まるでドライバーの意思そのものが推進力に変換されていく・・・。そんな“直接感”が実に魅力的・・・。このダイレクトさは、やはりターボでは味わえない領域だと改めて感じながら、力強い加速に心底陶酔できるのです・・・!
このスムーズな加速フィーリングは、多段6速オートマチック・トランスミッションとは、当然ながらとても相性が良いもの・・・!
低速では穏やかで上質なつながりを見せ、高速巡航では驚くほど柔軟に対応してくれるもの・・・。
日常を気持ちよく走らせる時も、少しだけスポーツドライビングを楽しみたい瞬間も、どちらにも柔軟に応えてくれる懐の深さは6速オートマチックで駆るR53ならではの魅力でしょう・・・!
どこにでも気軽に行けてドライビングを心底楽しめる・・・、AT限定のご家族の方でもドライブを気軽に楽しめる貴重な一台・・・。今回の取材を終えて改めて心底良いなぁと感じた次第です・・・。
MINI唯一スーパーチャージャー搭載・第一世代最終年式R53型・・・!
トライテック社製W11B16A型エンジンを6速オートマチックで、家族
全員で楽しみ尽くす・・・!今最も人気の初期型R53 BMW
ミニ・クーパーS は、間違いなく普段乗りに最適な一台だった・・・!
20年間ワンオーナーで大切に扱われた個体・・・。
まさに探しても出ない・・・出会いを待つしか無い一台です・・・。
是非オーナー様の想いに触れる素敵な実車見学に、軽井沢までお越しください・・・。
このおクルマは現在長野県軽井沢にあります。個人間売買のため、消費税や諸費用等はかかりません。
本車両購入に際して自動車税(年額¥39,500)の月割精算並びにリサイクル預託金精算(¥16,240)はご購入者様にてご負担いただきます。
また陸送等は同様に購入者様の方でご手配をお願いいたしますが、ご希望がありましたら是非ご相談ください。
【お問い合わせに際して・・・】
このページの車両はクラシックカー・コレクタブルカーの越境ECサイト「エステートセール・スプレマシー®︎」に掲載されたものです。
至高・最高(スプレマシー)なエステートセール・・・とは。
エステートセール・スプレマシー®︎は、オーナー様の想いのこもったお車を、インタビューに基づく原稿と動画でご紹介する北米文化エステートセールの日本版です。
現オーナー様の想いを実直に表現、思い出は心にしっかり残しながらも、確実に次の世代に引き継ぐご案内から販売仲介対応をいたします。
過去の整備記録や修理歴など含めて現オーナー様から詳細ヒアリングを実施、事故歴の有無含めて取材しております。大きな事故歴があった場合、また現オーナー様の所有歴が極端に短く詳細がわからない場合は取材をお断りし、購入されるお客様に可能な限り安心をお届けする工夫を実施しております。
本記事内容は、2024年10月9日曇天下10時より、約3時間の取材時間の中で、オーナー様インタビューしたものを元に執筆作成したものです。かぎられた時間での確認につき、現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります。また執筆内容に関しても全て裏づけを取ったものでは無く状態等のコメントも、あくまで取材時の天候状況及び筆者の主観によるものという事ご承知おき下さい。
掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。なお個人間での取引となりますので、冷やかし防止のため、現車確認はあくまで「購入を前提」として検討されているお客様のみとさせて頂きます。
何卒宜しくご検討下さい。

















































