トップ>ストックリスト>2019年式 HONDA S660 CVT モデューロX
2019年式
HONDA S660 CVT モデューロX
車両の細かな状態は写真毎に説明があります
上部スライドには、車両の魅力的な写真が50枚ございます
写真をクリックして説明と共にご覧ください
「もうこんなエンジン・カーは二度と現れないだろう・・・
ホンダSの血統を受け継ぐ現代の傑作マイクロ・スーパー・Kは、エンスージアストにとっての禁断の果実か・・・?!」
もう新車では買えない・・・もうこんなエンジン・カーは二度と現れ無い・・・!そんな価値観が世界中から注目される、軽自動車の枠を超えた純国産マイクロ・ミッドシップ・Kカー、ホンダ S660 モデューロXからは今後「とんでもない付加価値が付くオーラ」がプンプン漂います・・・!
奇しくもこの原稿執筆が始まった2021年12月15日は、来年3月に生産終了するホンダS660の最終販売枠の抽選発表日でした・・・。
S660は2021年3月に、ホンダが脱カーボン社会へと、今後の自動車作りの転換を理由に生産終了を発表した直後から多くの注文が殺到し、予想を上回る早さで当初の生産予定台数を完売しました・・・。商談中に完売通達となったユーザーも多くいた為、去る11月1日に650台の追加生産を発表・・・。その抽選発表も先日残念ながら終わったのです・・・。
2015年4月に発売されたS660は、これまでに3万3000台余りが世に出ます・・・。世界中で年間500万台を販売するホンダが、このコスト至上主義の時代にあえて僅か0.6%のニッチなクルマの為に専用プラットホームを開発し、意欲的に生産販売してきたS660からは、ホンダの「自動車ってこんなに楽しい乗り物なんだ・・・!」と人間が持つ「走る喜び・・・」という本能の部分に訴えた、今後のモータリゼーションを見据えた本気度をヒシヒシと感じます・・・。
「“Fun for Everyone・・・“若者でも手が届き、誰もが性能を余すとこなく使い切れるような身近なスポーツカー・・・」
S660誕生は、ホンダの若き一人のシンデレラ・ボーイ・ストーリー・・・から始まります。
2010年に当時若干22歳、ホンダ入社3年目のクレイ・モデラー椋本 陵氏の研究所創立記念・新商品企画提案・社内コンペにおいて、「Fun for Everyone」をテーマに、「自分でも手が届き、誰もが性能を余すとこなく使い切れるような身近なスポーツカーがあればいいのに・・・」との想いで書いた企画案が、見事グランプリ獲得します・・・。
そのご褒美であった実物大クレイモデル製作を経て、課外で有志が集まりこっそり試作車を作ったのが、偶然当時の本田技研工業・伊東孝紳社長の目にとまり「こんなのがあるならやってみればいい・・・!」とGOがかかり急遽開発チームが結成される事に・・・。椋本氏は22歳の若さで開発リーダーとなり市販モデル開発が始まります・・・。
2015年にS660が登場するや、一時期は納車まで一年以上待ち・・・の現象が起こり、若者層はもちろん、かつてのホンダSの復活を懐かしむ往年のドライバーまで、モダンなスタイルを持つミッドシップKは完成度の高い走りでユーザーの心を鷲掴みにします・・・。
軽自動車規格は、日本国内のみの専用規格である事から、海外エンスージアストからは実しやかに日本の伝説の様にその魅力が囁かれ、NSXがアメリカ製、シビックタイプRが英国製の今日、まさに最後の純国産スポーツ・カーとなったのです・・・。
「メーカーが本気でチューンするとこうなる・・・・!
単なるモデルチェンジではない・・・!
あのドリフトキング土屋圭市氏が開発アドバイザーとして
2年の歳月を掛け“やれることはやり尽くした!下りでスーパーカーをカモれるマイクロスーパーカー”・・・
と謳うS660 モデューロXとは・・・」
あのドリフトキング土屋圭一氏が開発アドバイザーとして2年もの歳月開発に携わり、ホンダアクセス流の拘り満載で、熟練エンジニアが心のリミッターを外してチューンしたS660・・・、土屋氏曰く「よくぞこれを世に送り出してくれた・・・」というのが、2018年に登場したホンダが考える究極の純正コンプリートカー・S660 モデューロ Xです。
土屋圭市氏仕込みのS660は、これを読むエンスージアストの大半の方が一様にクルマに求める要素である、「まるで昔のライトウエイト・スポーツカーが持っていた、手足の様に動くあの感覚・・・、挙動がダイレクトに伝わるあのイメージ・・・」をそのまま現代流に完全昇華した「クルマを操る楽しみや味わい」が集積された傑作車としてエンスージアストに大きく評価されます・・・。
サーキットに持ち込まずとも、日常使用で空力が理解できる市販車など、スーパースペックなクルマになればなるほど難しいものです・・・。
コンパクトなミッドシップKカーのフォーマットで異次元のトータルバランスを実現したS660 モデューロ Xは、動きが軽く、しなやかに4輪が粘り、コーナーリングがめちゃくちゃ面白いスーパーKカーと称され、一般道など制限がある環境下においても空力が理解できると言う、至高のスポーツ・ドライビングを、このステアリングを握る全ての人に与えるホンダが超真面目につくった貴重なファクトリー・コンプリート・カーなのです・・・!
今後は脱炭素化社会に向けて各メーカーの車造りがドラマチックに変わる時代・・・
「こんなに軽快で楽しい純国産エンジン車はラストになる・・・。」
そんな思惑が今回の瞬時完売劇へとつながったのでしょう・・・。
以下参考動画ですが是非ご覧ください・・・
「コーナーリングがめっちゃ楽しい・・・!」を土屋圭市氏が連発されます
「ホンダS660 モデューロX」究極のコーナリングマシン!土屋圭市 群サイ全開走行!
S660 モデューロX「意のままに操れる操縦性」・「所有欲を満たし、走行性能にも寄与するデザイン」・・・
軽さを纏ったKカーフォーマットであるからこそ実用域で体感できる空力特性・・・。「そこまでやるの・・・」と言われた、風の流れを味方にするエアロパーツなど実に実践的で、前後バンパーの形状そのものが旋回性能やスタビリティに大きく寄与し、フロントバンパー下部エアロガイドフィンなど、車体フロア下の流速を高め、高速になればなる程効果的ダウンフォースをモデューロXに与えます・・・!
バンパーサイド部のエアロ・ガイドステップもまた実践的・・・!車体が受ける前面からの風をボディから積極的に離す効果があり、エアロダイナミクスにより抜群の安定感を生み出すボディデザインは効果的に軽量小型ミッドシップ・エンジンの車体を安定させ、「LSD要らず・・・」と言わせる程の抜群のトラクション性能を与えているのです・・・!
またモデューロXならではの特徴として、効果的ダウンフォースを得ながらも、空気抵抗を低減する「昇降式ガーニー・フラップ付きアクティブスポイラー」が挙げられます。
一昔前のスーパースポーツのみに与えられた特権が、K・カーに装着されるのは実に刺激的な事・・・!S660のスポイラーが3cm昇降するリアビューは感動的でもあります・・・!
ホンダ曰くの「実行空力」として・・・、これらのスペックが決して飾りでなく、日常域で実感できるのはまさにドライバーの感性を大いに刺激してくれる事でしょう・・・!
さらにモデューロ Xに装着されている、ノーマル比スプリングレートで、フロント約10%、リア約20%と強化されたサスペンションは、オーナーの好みに応じて専用調整つまみで操作する5段階の減衰力調整式となっておりエンスージアストには嬉しいポイントです・・・。
また、放熱性に優れるドリルド・ディスクローター・・・、コントローラブルな高フェード性ブレーキパッドと言うハイスペック・アイテムが惜しげもなく装着される様子など、見ているだけでもワクワクと実に心踊らせてくれるのです・・・!
斬新なアイデアで採用されたMR-R01と言うブラックアウトされたアルミホイールも秀逸・・・。従来ホイールに求められた剛性よりも、ホイールそのものを「しならせる」事で得られる接地面圧の高さを上げることにポイントが置かれ、しなり剛性と合わせたバランスを追求するとともに、なんと!ノーマル比約1kgの軽量化も実現されました・・・!
前15インチ、後16インチの異径のタイヤは、登場時から変わらないまでも「ヨコハマ・アドバン・ネオバAD08R」が奢られると言う、まさに「ここまでやるの・・・!」感満載のモデルなのです・・・!
「見て、触れて、乗って実感できる上質感」を実現したというインテリアも、ホンダの本気度が伝わる内容・・・。
このクルマに従来の軽自動車のイメージは皆無です・・・!それどころかハイスペックなスペシャリティカーの雰囲気さえ漂うのは見事な程・・・。F1の機能的タイト感を演出したと言うコクピットは、ボルドー×ブラックの専用スポーツシートとステアリングの質感・・・ナビゲーションシート前面ダッシュボードに貼られたボルドーのソフトパッドの質感など、ふんだんに高級素材アルカンターラが使用され、実に居心地の良いスポーティな上質感を漂わせています・・・!
「クラシックカーコレクターのオーナー様と、低走行僅か1437kmの極上S660 CVT モデューロX・・・」
案内され向かったのはオーナー様保有の保管環境の実に良い地下駐車場でした・・・。
このとても良い環境下に、極上低走行・プレミアムスターホワイト・パールが眩しい、CVT仕様のS660 モデューロXは静かに佇んでいたのです・・・。
今までクラシック・カー、コレクタブル・カーを実に約140台(!)乗ってこられたオーナー様が、S660
モデューロXの車としての完成度の高さを見染められ「これは実際に乗って、味わってみるべきだ・・・」と、コレクション・カーとして購入されます・・・。
購入後に無限のハードトップと、同じく無限のスポーツサイレンサーを装着され、更にグレードアップを図られました。その他にもドライブレコーダーとレーダーを装着、さらに外装にも気配りしボディコーティングを実施するなど大切にされ、現在は五段階調整できるダンパーを一番弱い「1」にセットし、主に晴れた日の街乗り用として楽しんでおられます・・・。
ホンダS660に用意されたトランスミッションは6MTとCVTでしたが、トランスミッションごとに異なるエンジンチューンとセットアップが施されたのがまたS660モデューロXの奥深い所です・・・。
CVT用は主にトルク重視のセッティングがなされ、これがKカーなのかと疑う程、低速域からトルクフルで濃厚な走りが魅力です・・・。
それらがパドルシフトを介して積極的にスポーツモードで楽しめるとなると、まさに現代流格別感満載・・・!「F1でさえ20年前から2ペダルだ・・・!」と言わんばかりのホンダイズムが感じられる極上の楽しみに包まれます・・・。
「近所のホンダディーラーに聞いても売ってなかったんだよね・・・、散々探してやっとこのCVT車を手に入れた・・・」とおっしゃるオーナー様、大人の雰囲気が楽しめるCVTのモデューロXを楽しんで来られました・・・。
魅力的なクルマの数々を心から愛されるオーナー様が、ガレージで大切にして来られた貴重な車両ですが、今回は増えすぎた車両の整理の為、誠に残念ながら手放すことを決意されました・・・。
そうです・・・
探している方には絶好のチャンスなのです・・・!
個人売買ですから消費税がかからないのも大きなメリット・・・これも忘れてはいけません。
新車がオーダー出来なくなった今日、僅か1437kmと超低走行・・・地下駐車場でオーナー様に大切に保管管理され、新車の雰囲気が残る貴重な一台は、これから末恐ろしい付加価値が付く前に極上モデューロXを手に入れられる絶好のチャンスと思い、キーボード上に指を走らせた次第です・・・!
取材後記
EUにおいて厳しいCO2削減目標などが掲げられたミレニアム移行期、日本でも「平成12年排気ガス規制」が制定され、環境に配慮したエンジン開発が世界中のメーカーに突きつけられる時代に突入・・・、メーカーは膨大な費用をかけて規制値をクリアする事を選ばず、国産スポーツカー史に大きな影響を残す生産中止と言う道を選びました・・・。
その時消えて行ったのが・・・スカイライン R34 GT-RやマツダRX-7 FD3Sなどという現在あまりにも高沸する価格となってしまった名車達・・・。R34 GTRなど、最終限定車500台が生産終了直前にリリースされ、あまりのも多い要望に即応し1,000台限定と倍増したにも関わらず、予約日に即日完売したという伝説さえ生み出しました・・・。
あれから20年・・・また日本の魅力的なスポーツカーが姿を消して行くのはエンスージアストの一人として残念でなりません・・・
その様な想いで一気に書きあげた原稿ですが、これを読む「お一人の方」に響けば幸いと思う次第です・・・。
「もうこんなエンジン・カーは二度と現れないだろう・・・ホンダSの血統を受け継ぐ現代の傑作マイクロ・スーパー・Kは、エンスージアストにとっての禁断の果実か・・・?!」
是非ご自身の眼で確かめに・・・「至高の見学」に埼玉県までお越しください。
▲このとても素晴らしい「2019年式 ホンダS660 CVT モデューロX」は現在埼玉県にあります。
個人間売買のため、消費税や諸費用等はかかりません。
本車両は購入に際しては、自動車税(年額¥10,800)の月割り精算並びに、リサイクル預託金(¥7,790)のご負担をお願いいたします。
【お問い合わせに際して・・・】
このページの車両は、クラシックカー・コレクタブルかーの越境ECサイト、「エステートセール®︎スプレマシー」に掲載されたものです。
至高・最高(スプレマシー)なエステートセール・・・とは?!
エステートセール®︎スプレマシーは、オーナー様の想いのこもったお車を、インタビューに基づく原稿作成でご紹介し、物・心を整理する北米文化エステートセールの日本版です。
文化も・・・次の世代への引き継ぎも・・・何も残らない二束三文・安値買取とは全く異なり、オーナー様の想いを実直に表現、思い出は心にしっかり残しながらも確実に次の世代に引き継ぐご案内・仲介をいたします。
本記事内容は2021年12月7日13時より約3時間の取材時間の中で、オーナー様へのインタビューと頂いた資料、また試乗体験したものを元に執筆作成したものです。
限られた時間内での確認につき、状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります事ご承知おき下さい。
また執筆内容に関しては、念入りな海外・国内リサーチを含めてオリジナルの原稿を執筆しておりますが、現地に赴くなどの裏づけを全て取ってはおりません。状態等のコメントもあくまで取材時の天候・状況及び筆者の主観によるものという事ご承知おき下さい。
掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込は、このページの一番下よりご連絡下さい。
尚、現車確認はあくまで「購入を前提」として検討されているお客様のみとさせて頂きます。
何卒宜しくご検討下さい。