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2001年式

ケーターハム スーパーセヴン 1.8K スーパースポーツ

↑↑↑上記アーカイブ動画、是非音声ありでご覧ください・・・。

ケーターハムがチューンしたローバー製1.8Kエンジン搭載の
スーパースポーツ・・・!吹け上がりは極めて軽快でレブリミット
までの伸びはまさに絶妙・・・!フルノーマルで残る状態良好
個体、2001年式ケーターハム スーパー
セヴン 1.8K スーパースポーツに心奪われる・・・!

有機物のような美しいエキゾーストマニホールドの造形を経て、クラシカルに左サイドから吐き出されるのは圧倒的な音圧・・・!そしてアルミカバーを外すと剥き出しになるローバー製1.8L Kシリーズユニット・・・。

見慣れたイエローではなく、ヘッドカバーの赤のラインが物語るのはまさに、機械としての美しさと、人間の感覚に最も近い制御性を兼ね備えた、近代スーパーセブンに搭載される名機の象徴・・・。

そう・・・このイメージは、目の前にあるケーターハム・スーパーセブンが、ただの吊るしの軽量スポーツではないことを誇示しているのです・・・。

搭載されるのは、近代ケーターハム製スーパーセブンのベーシック・エンジンとして採用されたローバー製1.8リッターKシリーズ・エンジン・・・。

「スーパーセブンはケントに始まりケントに終わる・・・。」とまで言われた、ベーシックながら軽量コンパクトな高回転型OHVエンジンとして、元祖スーパーセブンの代表的エンジンであった、フォード製ケントエンジンに代わり、1990年代初頭のインジェクション化とともに、近代スーパーセブンに搭載された、専用設計アルミブロック&ヘッドを採用した、超軽量・高剛性の直列4気筒DOHC16バルブ・エンジンです・・・。

通常設計のエンジンでは到底スーパーセブンのエンジンベイには収まりきれません・・・。

ローバー製Kシリーズ・エンジンは、もともとローバー・メトロ/ロータス・エリーゼ/MGFなどに「横置き搭載」されていたエンジンでしたが、それを「縦置き搭載」が必須なスーパーセブン専用設計へと改造する際、吸排気系の取り回しと、エンジンフードの高さを抑えるために、約16度排気側へ傾けるスラント・マウント方式が採用されました・・・。

 

 

この角度設定により、重心の低下〜エンジンフード形状のスリム化、そしてドライサンプ不要のまま油圧の安定化を実現・・・。

こうして、それまで名機と謳われたケントエンジンから世代交代を受け、近代スーパーセブンのベーシック・エンジンとなったこのローバー製Kシリーズエンジンは、エンジン単体重量約90kgと超軽量コンパクトで、重心を低くすることを可能とし、セブンのシャシーと見事なまでの調和を果たしたのでした・・・。

 

 

そのローバー製Kシリーズエンジンにおいて、ヘッドカバーの中央に赤いラインを持つのが、“スーパースポーツ仕様エンジン”・・・。

かつてのケントエンジン時代の“スーパースプリント”を凌駕する、更に過激に超軽量スーパーセブンを躍動させるユニットとして、量産型ローバーエンジンを遥かに凌駕したプロフィールで、セブンマニアのマインドをホットにさせてくれるのです・・・。

ヘッドカバーの赤いラインの意味・・・。

それは量産型ローバーKシリーズ・ユニットを、ケーターハム社が独自に設計・組み上げた“スーパースポーツ・チューン”が施された特別な仕様を物語っています・・・。

その詳細は、カム・プロフィール〜点火タイミング〜吸排気系に至るまでエンジン性能に関わるすべてをスーパースポーツ専用に見直したもの・・・。

それらのセッティングに合わせたECUマッピングも、スーパースポーツでは刷新・・・。まさにケーターハム・ファクトリーチューンが施され、イエローラインを持つノーマルと比較して、約15〜20PSアップ(公称値)の最高出力はおよそ140PSに達します・・・。

およそ500kgの車体に140PS・・・!

通常域ではあり得ない程低いアイポイントと、高圧縮・高回転エンジンが生み出す、非常に歯切れ良いミッドレンジがブーストされた、圧倒される程の音圧が、否が応でも全方位から五感に飛び込んでくるセブンのドライビングは圧巻の一言・・・!

ケーターハム・ファクトリーチューンが施された1.8Kスーパースポーツ・ユニットの吹け上がりは、極めて軽快で、6800回転のレブリミットまで、ニードルが吸い込まれるように伸びる“あの感覚”はまさにセブン・ヘブン・・・!

この陶酔感こそがセブンに乗る最大の魅力であることは間違いなく、「パワー・ウエイト・レシオの数値など関係ないっ!」とばかりに、数値では全く測れない、脳内に迸る魅力をドライバーに与え続け、気がつくと「ムフフ・・・ムフ・・・ハハハ・・・ヘヘヘ・・・」など、意味のわからない声を一人で発し続け、一度乗ったらやめられない「スーパーセブン桃源郷」へと、ドライバーを誘って行ってしまうのです・・・!

ここで少し冷静に・・・(笑)

スーパーセブンでさえも環境保全や安全対策といった時代の波に逆らうことはできず、かつてのウエーバーなど燃料供給方式はキャブレターではなく、ECU制御のインジェクション(EFI)による現代的な制御へと変換してきました・・・。

ただこれは実際にスーパーセブンに乗ってみてわかる事・・・。

インジェクション化の恩恵は、日々のセブンライフの中でありがたく存在し、ツーリングやヒルクライム途中で、標高差に影響され予備のエマルジョン・チューブに交換する必要もなく・・・、セブン乗りにとってベストシーズンの極寒早朝でも始動性にも優れ・・・、街中でも扱いやすく、キャブレターにあった「お前は本当にセブン乗りか〜」とばかりの気難しさを見せつけてきません・・・。

さらに振動や熱管理にも優れ、日々のメンテナンスにも悩まされないのが近代スーパーセブンのありがたい特徴なのです・・・。

実際に目の前にあるスーパースポーツ仕様のローバー1.8Kユニットを搭載した、2001年式 ケーターハム スーパーセヴン・・・!貴重なフルノーマルの姿含めて、なかなか魅力溢れるセブンです・・・。

スポーツ・エア・クリーナーを介して耳に飛び込んでくる「ゴバァ・・・ゴバァ・・・」という、スロットルバルブ開閉時の吸気圧力の変化音や、インテークマニホールド内の共鳴音は、やはり心を刺激するほど魅力的で、キャブレター内で燃料が噴霧化する“あの音”に十二分なり変わるもの・・・。

この吸気の流速による空気の唸り声を楽しみながら、エンジンが傾斜マウントされたことにより生まれた、更に低い重心が生み出す、近代スーパーセブンの鋭いステアリング初期応答をワインディングや峠道で楽しみ尽くす・・・。

そんな新たなスーパーセブンの楽しみが、この車には間違いなく・・・、それはそれは・・・凄まじいレベルで存在したのでした・・・。

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何もたされず何も引かれていない・・・、2001年式 ケーターハム
スーパーセヴン 1.8K スーパースポーツ・・・
フルノーマルで残る奇跡・・・。

目の前に佇む、実にスーパーセブンらしい、ブリティッシュ・グリーンのノーズコーン〜フェンダーを持つ2001年式ケーターハム スーパーセヴン 1.8K スーパースポーツじっくり観ていきましょう・・・。

生産からおよそ四半世紀が経過した事実がにわかに受け入れがたい一台・・・。

大きな時間を乗り越えて来ても、生まれたばかりの姿が現実に残るには、きっと確かな“物語”があった事でしょう・・・。

オーナー心理として、やはり過激な方向性に手を入れたくなるのがスーパーセブンのある意味世界観・・・。

それが、過剰に手が加えられることもなく、過去の誰かの思いつきで本来の姿を変えられることもなかった・・・。

それは奇跡のような偶然の積み重ねであり、結果として“残された”のではなく、“守られて”きた一台と感慨深く思う次第です・・・。

車体ナンバーが職権打刻に変えられていることから判明する、並行輸入車として日本国内へ持ち込まれた個体・・・。

並行輸入で日本に入ってきた後、同年に国内新規登録が行われていますが、英国時代含めて、この個体はフルノーマルで現存しており、改造の痕跡は全く確認されていないのが第一の特徴です・・・。

前オーナーは医療従事者様でおられ、かなりのエンスージアスト様・・・。名だたるクラシック〜ネオクラシックカーを複数台所有し楽しまれてこられたお方です・・・。

このスーパーセブンは、その方の2台目のセブンとして関東圏では大変有名な某ショップから購入した個体であったとの事・・・。購入後も乗って楽しむというよりコレクション的に所有されておられていたそうです・・・。

その為か使用頻度は低く、また常に室内ガレージで丁寧に保管されていたため、四半世紀を越えようとしている個体にも関わらず、経年によるやれ感を感じ無い、素晴らしい状態を維持されておられます・・・。

装備についてもやはり新車当時のままの状態で、ほとんど使われていない非常にクリーンな状態の幌・サイドスクリーンが付属し、更に前オーナー氏時代に購入されたビキニトップが付属します・・・。

ヒーターはもちろん作動しますが、送風は弱めとの事・・・、それでもエンジンからの熱風が容赦なく車内に飛び込んでくるため、冬場でも快適・・・。更にヒーターを効かせたい〜冬場のオーバークールを解消したいとお望みであれば、英国的94度で解放するサーモスタッドを、低温度で解放する国産のサーモスタッドなどに交換することで、冬場は更に快適に乗れることと思います・・・。

取材時の走行距離は36,110kmで、写真や筆者撮影編集の動画でもお分かりいただけるように外装は大変綺麗な状態・・・。

リアフェンダー正面のアルミ製ストーンガードに、飛び石による凹みが少ないことからも、大切に乗られてきたヒストリーが窺い知れます・・・。

スーパースポーツ仕様のローバー1.8Kユニット〜トランスミッションともに状態は非常に良好なコンディションを保っており、エンジン下部は完全にドライ状態・・・。

当然オイル漏れはドレインからの滲みすら皆無・・・、ノーズコーン下からシャーシにも擦った痕跡は見当たらないという状態の良さです・・・。

オリジナルダンパーは車高調付き・・・。現在は非常に潔いノーマルな車高となっているのも、実にフレッシュな印象・・・。

もちろん容易に覗けるディスクブレーキやリンケージ、アーム類も飛び石痕もなく、オリジナルのブラックがまたまたフレッシュな印象なのが素晴らしいところです・・・。

タイヤは現在ブリヂストン製ポテンザRE71RSを装着、これもオリジナルの14インチ・8スポークホイールと相まって非常に印象良く佇みます・・・。

シートは左右とももちろんオリジナルで、座面に少し擦れがあるものの、クッション性もしっかりとセブンに必要なサポート性をしっかり持つものでした・・・。

この個体は大切にされてこられたオーナー氏の元、常にお近くの認証工場で整備を受けており、触媒の有無を含めてフルノーマルの仕様のまま維持されてこられました・・・。

また付属する整備記録は平成24年(2012年)以降のものが現存しており、それ以前の履歴は不明となっています・・・。

オーナー氏によると、車両は現在全く不具合も無く、非常に良好な状態で、特に整備を要する箇所はないとのこと・・・。

オリジナルのシャシー、足回り、ブレーキ、そして電装系の動作にも不具合は見られないフルノーマルの貴重な個体を前にして「いじらないで残されたセブンはもう数えるほどでしょう・・・。整備性も大変よく日常でとても扱いやすい事から見ても、この車はKシリーズ最終期の理想的な1台として今まで残ってきた事でしょう・・・。」と仰っておられました・・・。

現存する近代スーパーセブンの中でも非常に貴重なフルノーマル個体・・・。

今回ご紹介する2001年式ケーターハム スーパーセヴン 1.8K スーパースポーツは、きっと新しいオーナー様のセブンライフを、決して気構える事なく非常に楽しく・・・!そして鮮やかに彩ってくれることでしょう・・・!

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2001年式 ケーターハム スーパーセヴン 1.8K スーパースポーツ・・・
筆者の後書き・・・

腕の逹つセブン乗りでも・・・、またセブンは初めてという方でも、街乗りから気に入ったワインディング〜峠道までまさに意のままに駆れるスーパーセブン・・・!

公称140PSは1トン換算でおよそ280PS・・・!

改めて考えてみると国産スーパースポーツの上限馬力と粗同じ出力なのがこの2001年式 ケーターハム スーパーセヴン 1.8K スーパースポーツです・・・。

実に気持ちよく、まさにニードルが吸い込まれる感覚で、レブリミットまで軽々と吹け上がり6800回転手前まで、躊躇なく踏めるセヴンの魅力はまさに「ちょうどいい過激さ・・・!」

セブン乗りの間でよく言われる「超絶ハイパワーエンジン搭載のセヴンでは、公道では到底踏むことが出来ないので逆にストレスが溜まる・・・。」そんな表現は皆無な世界が間違いなくこのセヴンには存在し、2〜3速域では目が追いつかないところまで一気エンジンは回り、ここでは書き表すことが出来ない速度域まで超軽量なボディを、まるで空気の壁をローアングルから斧でぶった斬る感じで突き進みます・・・!

そしてその時、セブン特有の低さから見える景色こそまさに絶景・・・!

隣を走るワンボックス・カーが大型トラックと思える高さの世界・・・!低いアングルから地を這うように進むのは、まさにロードゴーイング・レーシングカートの如く、左真横から聴こえる音圧たっぷりの心地よいミッドレンジ・ブーストのエキゾースト・サウンドと共に、いつもの峠道を普通の速度で走ってもめちゃくちゃ楽しい世界観があるのです・・・!

たとえそれがほんの束の間の時間であっても・・・、ひと走り終えれば日常は完全にリセット・・・!

まさにストレス・クラッシャー如くセブンを前に「なんて楽しい時間なんだ・・・!」と乗る度に思うと共に、ウエットからドライまで数種類のウエスを駆使し、ひと走り終えたセヴンを、タイヤまで含み綺麗に拭き上げる至高の時間は、「次はどこに走りに行こうか・・・」とひたすら終わらない夢の追求に対し、思い描ける究極の乗り物でしょう・・・。

そしていつもピカピカのオリジナル状態保管し、夜な夜なガレージで一杯楽しみながら「またアルミボディ磨きやりたいなぁ・・・」など次の妄想に耽る・・・。

ガレージにセブンがあるライフスタイルは、まさに終わらない夢の追求への至福の時間・・・。

それがまさにセブンライフの醍醐味と・・・かつてセブンをとことん楽しんだ筆者の思い出が沸々と蘇ってきた魅惑の取材だったのです・・・。

ケーターハムがチューンしたローバー製1.8Kエンジン搭載の
スーパースポーツ・・・!吹け上がりは極めて軽快でレブリミットまでの
伸びはまさに絶妙・・・!フルノーマルで残る状態良好個体、2001年式
ケーターハム スーパーセヴン 1.8K スーパースポーツに
心奪われる・・・!

気兼ねすることなく、いつでも非日常を味合わせてくれるフルノーマルで残る魅惑の一台・・・。

Kシリーズ最終期の理想的な1台の試乗体験に是非お越しください・・・。

個人間売買のため、消費税や諸費用等はかかりません。

本車両購入に際しての、自動車税(年額¥45,400)の月割り精算並びにリサイクル預託金は、ご購入者様にてご負担いただきます。

また陸送等は同様に購入者様の方でご手配をお願いいたしますが、筆者の法人業務でも、自社所有積載車でのクラシックカー輸送業務を取り行っております。ご希望がありましたら是非ご相談ください。

 

【お問い合わせに際して・・・】

このページの車両はクラシックカー・コレクタブルカーの越境ECサイト「エステートセール・スプレマシー®︎」に掲載されたものです。

 

至高・最高(スプレマシー)なエステートセール・・・とは。

エステートセール・スプレマシー®︎は、オーナー様の想いのこもったお車を、インタビューに基づく原稿と動画でご紹介する北米文化エステートセールの日本版です。

現オーナー様の想いを実直に表現、思い出は心にしっかり残しながらも、確実に次の世代に引き継ぐご案内から販売仲介対応をいたします。

過去の整備記録や修理歴など含めて現オーナー様から詳細ヒアリングを実施、事故歴の有無含めて取材しております。大きな事故歴があった場合、また現オーナー様の所有歴が極端に短く詳細がわからない場合は取材をお断りし、購入されるお客様に可能な限り安心をお届けする工夫を実施しております。

本記事内容は、2025年9月9日午前10時より、晴天の元、約3時間の取材時間の中で、オーナー様へのインタビューと、助手席試乗体験したものを元に執筆作成したものです。かぎられた時間での確認につき、現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります、また執筆内容に関しても全て裏づけを取ったものではありません。 状態等のコメントも、あくまで取材時の天候、状況及び、筆者の主観によるものという事ご承知おき下さい。

掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。なお個人間での取引となりますので、冷やかし防止のため、現車確認はあくまで「購入を前提」として検討されているお客様のみとさせて頂きます。

何卒宜しくご検討下さい。

車両の細かな状態は写真毎に説明があります

上部スライドには、車両の魅力的な写真が50枚ございます
写真をクリックして説明と共にご覧ください
※画像外をクリックすればページが戻ります

スペック

車検

令和8年5月まで

走行

36110 km

備考

フルノーマル車

ローバー製DOHC16バルブK1.8ケーターハムチューン140PS仕様

5MT

車体番号 SDKRDSAR8Y0030890 神[42]111149神 職権打刻並行輸入車

車名 ケーターハム 型式  不明

原動機の形式 18K

幌〜サイドスクリーン〜ビキニトップ付属

記録簿一部有り

長さ

3130mm

1600mm

高さ

1080mm

重量

540kg

排気量

1800cc

495万円