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1998年式
トヨタ ランドクルーザー VX リミテッド
↑↑↑上記アーカイブ動画、是非音声ありでご覧ください・・・。
旧世代の耐久性と新世代の快適性が黄金交差・・・!最後の
機械式4WD構造を持つランドクルーザー100系はまさに奇跡の
過渡期モデル・・・!
名機1HD-FTE搭載1998年式
トヨタ・ランドクルーザーVXリミテッドは世界中で絶賛評価される
鉄壁のSUVだった・・・!
第一章
今、世界中が100系を再評価する理由・・・、そしてこの1998年式の
個体が持つ静かな凄味・・・。
1998年に誕生して2007年まで生産された100系ランドクルーザーが、ここ数年で世界的に再評価の波に乗っています・・・。
きっかけは発売から25年を経過し、北米輸入規制「25年ルール」が解禁になったことから、海外市場において、北米を中心に人気が高騰し、特に本個体にも搭載する1HD-FTEディーゼル搭載モデルは“最後の実用耐久型ランドクルーザー”としての価値が固定されつつあります・・・。
車で旅をしながら生活し、大陸レベルを走破する「オーバーランド・カルチャー」が大変盛んなSUV大国オーストラリアでは、最新すぎて壊れたら直せない・・・、古すぎて快適性が足りないSUVではそのミッションでは役に立たず、その黄金比が見事に交差したのが100系と称賛され、HD-FTEディーゼル搭載ランドクルーザーの人気はさらに顕著で、本来なら年式が下がるごとに値落ちしていくはずの中古相場が、100系だけは逆走して上昇するなど、世界最大級のランクル市場である豪州のユーザーが「もっとも永く乗れる実用車」として最大評価した事実は、100系の地力を証明しているものです・・・。
まさに100系ランドクルーザーは“遠征車の理想形”として扱われている事実・・・。
重量とサイズが適正で、80系ほど過剰ではなく、200系ほど電子制御に頼りすぎない・・・。
そして何より、最後の機械式4WDシステム搭載車として、過酷地での修理性が高く、多少のことなら旅先で自分たちの手で整備できる・・・。この非常に優れたバランス感覚が他のSUVにはほぼ存在しない価値観が、現代車の複雑化が進めば進むほど際立って来ているのです・・・。
さてここで、本日筆者の目の前にある1998年式トヨタ・ランドクルーザー
100 VX リミテッドをじっくりと観て行くことにします・・・。
上記の様に、ランドクルーザー100系は、80系の“軍用レベルの耐久性”に、200系以降の“静粛・快適性”を重ね合わせた、ランドクルーザー史上もっとも奇跡的な黄金交差点にあるモデルです・・・。
鉄の強さが際立ちながら電子制御はまだ控えめ・・・、その上乗用車としての洗練はしっかり上がった・・・。このバランスの良さは、のちの200系や300系とはまったく異質の魅力です・・・。
今回の1998年式のVXリミテッドは、その100系の美点がすべてストレートに体感できる貴重な1台・・・。社外のスチールホイールとBFグッドリッチ製オールテレインを履いた以外、完全なフルノーマルで残る未再生オリジナル個体なのです・・・!
未だ手が入れられていないカラーコード057、当時の高級ライン専用色であったホワイト・パール・クリスタル・シャインの外装は、28年という経年が、深い味わいへと昇華したと思えるほど、実に穏やかで静かな艶を帯びているままです・・・。
この個体は7年間現在のオーナーご家族様が、山やキャンピングで楽しい思い出を刻まれた一台・・・。
左右フロントバンパーや、左リアフェンダー手前、左後部ドアハンドル、そして左リアバンパーのコーナーに、思いかけず擦ってしまった浅い擦りキズは散見されるものの、そのどれもがパネル面を歪める性質のものではなく、味わいと捉えればもちろんそのままでも大丈夫なものの、気になれば多少の化粧直しを行えば“本来の表情”がそのまま戻ってくる・・・。そんな余白を残したとても健全な未再生フルノーマル個体なのです・・・。
シャーシが素晴らしく健全なのもこの個体の特筆すべきこと・・・。
下回りを覗いてみても、大きなヒット痕や擦った形跡・・・、そして顕著な錆なども皆無・・・。それゆえ各部ドアの閉まりに至っても、ヒンジのガタがなく、ドアキャッチの噛みつきが正確で、車体の気密がまだ沈んでいないことが確認できる個体・・・。
走行20万km級の100系でここがしっかり残っている個体は少なく、ここだけみても大切にされてきた“育ちの良さ”を読み取ることができます・・・。
完全フルノーマルで残るインテリアもまた顕著にこの個体の性質を表しています・・・。
それらはルーフライナー、ピラー、手が触れることが多いインナーパネルに見ることができ、繊維の密度がしっかり残っていることが感じられ、質実剛健の上にデザイン性を重ねた、トヨタ製内装材が本来持つ“乾きすぎていない手触り”がそのまま残っているのが嬉しいところ・・・。
純正モケットシートに至っては、アウトドア・ユースの際にシートが汚れないようにと、専用レザー調カバーが純正を守る様にしっかりとかけられており、その一部を覗いてオリジナルのモケット地を確認してみても、まるで年式を感じさせない張りと質感を保っています・・・。
まさに守られた恩恵ですね・・・。
NOx・PM規制区域にお住まいの方には大変申し訳ないことですが、この個体で核心とも言えるのが名機1HD-FTE直6ターボディーゼル・エンジン搭載という事実でしょう・・・。
どこまでも連れて行ってくれる、どこまで行っても生きて帰ってこられる絶大な安心感は、その鼓動となって感じるもので、点火した瞬間から“100万km伝説”と謳われた見事なデュラビリティーに触れることができるものなのです・・・。
一定したアイドリングには一切の濁り無く・・・、均一した振動が空気を微細に震わせ、エキゾーストからの非常に静寂で柔らかいサウンドにも乱れがない・・・。
古今東西のディーゼルエンジンを好み、長年愛好する筆者にとっても、この質の柔らかなサウンドが実に素晴らしく聞こえ、名機1HD-FTEに備わる信頼性に大きく頷けるものが確かにありました・・・。
パールホワイト・クリスタル・シャインのカラーと相対的に、ブラックアウトされたスチール・ホイールに無骨なBFグッドリッチ製オールテレイン・タイヤが装着されている外観は、男心にグッと突き刺さるものがありますが、変更されているのはホイールセットだけ、その他は驚くほど純正のままが残る個体です・・・。
これを読まれる方には周知の事実ですが、発売から30年近く経過し“手が入っていない100系”がどれほど希少な存在なのか・・・、それは日常タフに使用されるSUVだけに、容易に理解できることでしょう・・・
過去7年間・・・、ご家族の皆様のライフスタイルに寄り添った1998年式ランドクルーザー100 VXリミテッド・・・。
フィッシング・・・、登山・・・、そしてキャンピングとアウトドア・ライフを満喫されるご家族のもとで、かけがえの無いたくさんの思い出を創造してきた個体・・・。
生きていると万人に起こり得るライフステージの変化とともに、ナンバー付きでのメンテナンス維持からやがて一時抹消登録へ・・・。
そしてご家族様の成長とともに、いよいよ手放すことになった経緯も含め、“人の歴史がやさしく染み込んだ100系ランドクルーザー”としての素敵な味わいが、この個体にはあったのです・・・。
第二章
トヨタが世界に誇る鉄板SUV・・・、ランドクルーザーの系譜と
100系が「奇跡の交差点」と呼ばれる理由・・・
40系から現行300系まで一貫して、世界一厳しい品質基準を持つと言われる、愛知県豊田市の吉原工場から生まれたのが、トヨタが世界に誇るSUV、ランドクルーザーです・・・。
この「ランドクルーザー」という絶妙な車名の始祖は、1951年のBJ型に始まった4WD車でした・・・。
軍用・業務用という極限の現場で鍛えられ、どの時代にも“世界が求める耐久性”を基準に進化を続けたランドクルーザーの系譜・・・。
そしてその歴史を紐解くと、100系の持つ価値がどれほど特異なものか・・・、またどれほど重要で・・・、どれほど“奇跡的な立ち位置”にあるのかが静かに浮かび上がります・・・。
第二次世界大戦中に軍用車として革命を起こした米国製ウイリスMBやフォードGPW・・・。
その性能に匹敵する国産4WD製造をGHQから求められたことが、初代BJの原点でした・・・。
米軍の要求に応えるため、トヨタはウイリスMBを研究しつつ、独自の設計思想でBJを生み出したのです・・・。
こうして生まれた初代BJは走破性能こそ抜群でしたが、乗り心地はまさに“道具”そのもの・・・。
しかしこの時点で高品質であったランドクルーザーは、すでに世界の信頼を勝ち取り、トヨタの中で“絶対に裏切ってはならない名前”として扱われるようになります・・・。
続く20系・40系では、堅牢性がさらに磨かれ、世界中の未舗装路で“最後に残る車”と呼ばれる存在に育っていきました・・・。特に40系はトヨタ自身が“鉄の塊”と形容したほどの強靱なフレームと、機械的な強さに満ちた名車です・・・。
1980年代を支えた60系・そして70系と進化は進み、時代が80系に入ると、時代の流れに合わせてランドクルーザーは“高級SUV”としての役割も求められ始めます・・・。
しかし同時に、絶対に捨ててはならない“本物の耐久性”も保持し続ける必要があったのも事実・・・。
この二律背反を抱え、ミレニアムを迎える直前・・・、人類の交通環境そのものが大きく変わっていく中で誕生したのが100系ランドクルーザーでした・・・。
それゆえ100系の立ち位置は、車史的にも極めてユニークです・・・。
電子制御が本格化する直前で、しかし乗用車に求められる快適性が飛躍的に伸びてきた“時代の変わり目”に登場したモデル・・・。
フロントサスペンションはついに独立懸架となり、乗り心地は格段に洗練・・・。
一方でフレームは依然として強靭なラダーフレームを採用し、重量物を積んでも破綻しない“鉄の骨格”をはっきりと残しました・・・。
そして、この100系を語る上で絶対に外せないのが、トヨタ製IC付き直6ターボディーゼル・エンジンの名機1HD-FTE の存在です・・・。
80系で名を馳せた1HD-FTを電子制御化し、レスポンスと静粛性を高め、それでいて“100万km伝説”を支える驚異の耐久性をそのまま残した直列6気筒ディーゼルターボ・エンジンこそが今日名機と謳われる1HD-FTE・・・。
もう二度とこのような内燃機は作られることがないでしょう・・・!
低回転で車体を押し出すような粘りは、まさに“鉄の馬”と呼ぶにふさわしいもので、現代のクリーンディーゼルでは、決して再現不可能な質感を持つ内燃機です・・・。
この様に100系ランドクルーザーは、旧世代のタフさと、新世代の快適さが唯一重なった瞬間に生まれた、ランドクルーザー史の黄金交差点に立つ存在でした・・・。
200系ではより乗用車的な快適性へ、300系では電子制御と軽量化の方向へ・・・。
どちらもすばらしい進化ですが、“鉄と油でできたSUVの最終段階”は100系までです・・・。
だからこそ世界中のランドクルーザーファン、過酷地で生きるユーザー、そしてプロフェッショナルなエンスージアストが100系に戻ってくる・・・。
「便利な車は多い。しかし永く信頼できる車は少ない・・・」その現実を知る人ほど、このモデルの異質な魅力に気付くのだと思います・・・。
今回取材したこの個体にも、その系譜の正統性が脈々と息づいていました・・・。
フレームの乾いた鉄の質感、乗り込んだだけで感じ取れる密度、1HD-FTEの鼓動、トヨタが本気で世界の道を制覇するためだけに作ったエンジンとシャーシ…。
100系の歴史は単なる年表ではなく、実際に触れた瞬間に「これが歴史か」と納得できる具体的な説得力を持つのだと、改めて実感させられた次第です・・・。
第三章
1998年式トヨタ・ランドクルーザー100 VXリミテッド、
筆者の取材後記・・・「手を入れれば応えてくれる・・・」
その確信を与えてくれた一台・・・。
少々やれた傷にご家族の歴史を感じる・・・。
傷も味わいへと昇華させてくれる希少な未再生オリジナルを色濃く残す個体が、ディーゼルエンジン特有の、角の取れた柔らかくも乾いたサウンドを伴い走行するシーンを前に、「良いなぁ〜」と素敵な魅力を感じる筆者がおりました・・・。
幸いにも年式相応のキズの数々はいずれも、鉄の面を歪ませるような致命的なものではなく、
適切に化粧直しを施せば、驚くほど簡単に本来の気品を蘇らせることができる・・・。
取材直後の車の中で「魅力的だったな・・・どうしたら綺麗になるかな・・・」などと、思わずそんな空想を膨らませてくれる程“楽しい余白”を残した一台だったのです・・・。
それよりも何よりも・・・、とりわけ筆者が見事に心を掴まれたのは、ホイール以外すべてが“100系本来のままオリジナルで残っているという希少性です・・・。
社外スチールにBFグッドリッチATを履く以外、インテリアも・・・、電装も・・・、シャーシも・・・、レザーカバーで守られたシートなど顕著なことで、驚くほど“手が入っていない”一台・・・。
再度申しますが、これは言葉にすると簡単ですが実際にはほぼ奇跡に近いことです・・・。
少し手を入れれば、人生最良の相棒になり、旅にも日常にも応える“万能のパートナー”として大活躍するだろう一台・・・。
そんな確信を抱かせてくれた100系ランドクルーザーだったのです・・・。
旧世代の耐久性と新世代の快適性が黄金交差・・・、最後の機械式4WD
構造を持つランドクルーザー100系はまさに奇跡の過渡期モデル・・・!
名機1HD-FTE搭載1998年式トヨタ・ランドクルーザーVXリミテッドは
世界中で絶賛評価される鉄壁のSUVだった・・・!
7年間ご家族の思い出を綴ってこられたオーナー様の想いに触れる・・・、素敵な未再生ノーマル100系ランドクルーザーの見学に、是非群馬県までお越しください・・・。
個人間売買のため、消費税や諸費用等はかかりません。
本車両購入に際して自動車税の月割精算(一時抹消登録のため不要)並びにリサイクル預託金精算(¥13,080)はご購入者様にてご負担いただきます。
また陸送等は同様に購入者様の方でご手配をお願いいたしますが、ご希望がありましたら是非ご相談ください・・・。
【お問い合わせに際して・・・】
このページの車両はクラシックカー・コレクタブルカーの越境ECサイト「エステートセール・スプレマシー®︎」に掲載されたものです。
至高・最高(スプレマシー)なエステートセール・・・とは。
エステートセール・スプレマシー®︎は、オーナー様の想いのこもったお車を、インタビューに基づく原稿と動画でご紹介する北米文化エステートセールの日本版です。
現オーナー様の想いを実直に表現、思い出は心にしっかり残しながらも、確実に次の世代に引き継ぐご案内から販売仲介対応をいたします。
過去の整備記録や修理歴など含めて現オーナー様から詳細ヒアリングを実施、事故歴の有無含めて取材しております。大きな事故歴があった場合、また現オーナー様の所有歴が極端に短く詳細がわからない場合は取材をお断りし、購入されるお客様に可能な限り安心をお届けする工夫を実施しております。
本記事内容は、2025年10月16日曇天下10時より、約3時間の取材時間の中で、オーナー様インタビューしたものを元に執筆作成したものです。かぎられた時間での確認につき、現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります。また執筆内容に関しても全て裏づけを取ったものでは無く状態等のコメントも、あくまで取材時の天候状況及び筆者の主観によるものという事ご承知おき下さい。
掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。なお個人間での取引となりますので、冷やかし防止のため、現車確認はあくまで「購入を前提」として検討されているお客様のみとさせて頂きます。
何卒宜しくご検討下さい。

















































