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1991年式

ホンダ NSX 3.0 NA1

車両の細かな状態は写真毎に説明があります

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人間と機械の完璧な融合を実現し、日本が産み世界を驚かせた人の感性に響く本物のスポーツカー・初期型NSX3.0 NA1は、発売から30年経過し誰からも愛されるノスタルジーという
新たなベールを纏い今世に降臨した・・・!

1991年式初期型NSX NA-1・・・

その個体はノスタルジーという新たなベールを身に纏いながら、当時最高峰まで作り込まれたオーラを周囲に振り撒き、褪せることの無い美しい赤のボディに、夏の眩しい日差しを全面に受け筆者の目前に静かに佇んでおりました・・・。

発売から31年経過した今日でさえ、その空気感は凄まじく、わざわざ取材のために仮ナンバーを用意して頂き、取材時間4時間という中じっくり公道走行を体験させて頂きましたが、明らかに周囲の車・・・、そして道ゆく人々を振り返らせるリアルヘッドターナーぶりを発揮するのです・・・!

初期型NA1のステアリングは後期型よりもフィーリングがよく、しっとりと重い操作感が実にフォーミュラチックで素晴らしく、フロントエンドがよりシャープに研ぎ澄まされた感じが車全体に非常に良い印象を与えます・・・。ATならではのイージーさで軽く流していても十分に楽しいのですが、前が空いた瞬間を狙い、躊躇なくアクセルオンにするとその特性は一瞬で豹変・・・!VTECの恩恵で6000回転付近でアグレッシブなカムに切り替わると、それまでのミッドレンジブーストが効いたサウンドからエキゾチックなハイトーンへ一気に変化し、あっという間に目がついていかない速度域まで誘ってくれる魅力満載のクルマでした・・・!

「実に面白いからじっくり乗ってみて・・・!」と気軽にお話し頂くオーナー様は、近隣では有名なクラシックカー・コレクターのお客様でおられ、シャッター付き専用ガレージに、欧州〜北米まで幅広く珠玉のコレクションをズラッと並べられ、まるで絵画のような鑑賞をされるお方です・・・。

オーナー様はとあるNSXエンスージアストから、オリジナルパーツは全て揃っていながらも、更にワイルドにNSXの魅力を進化させたこのNA-1を譲り受けられ、コレクションに加えられたそうです・・・。全てのオリジナル・パーツはいつでもこの個体をオリジナルへ戻せるようにと大切にガレージで保管されておられますが、ヨコハマタイヤのAVS・NSX専用社外ホイール(フロント17・リア18インチ)で精悍にツボを得たドレスアップが施され、チタンが見事に焼けたルックスが実にグッとくる社外エキゾーストからは、ボトム〜ミッドレンジが程よくブーストされた、このクルマをよりハイ・パフォーマンスカーと昇華させた大人の魅力的サウンドを効かせ、これもオリジナルステアリングは大切に保管されながらもOMPのレース用Dタイプステアリングが、F-16ファイティングファルコンをイメージしたコクピットに実に魅力的に反映しています。

「ここまでアレンジしてみたい・・・」と思いながらも貴重さゆえに尻込みしてしまう・・・そんなマインドを見事に可決してくれている・・・!その様に感じたグッドなアレンジが目を引く、走りは実にアグレッシブで魅力的な個体だったのです・・・。

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未来を夢見たエンジニアの想いの結晶・・・。ホンダの初期型NSX NA-1は日本の技術力を世界に響かせ多くのエンスージアストの心を鷲掴みにした一台だった・・・。

今からさること30数年前・・・。バブル景気最高潮の時期に発表になり、発表の瞬間に納車まで3年待ちの状況を呈したクルマ・・・、車好きはもちろん、そうで無い人までの関心を一気に集め、一世を風靡した一台がNSXです・・・。

1984年ごろ、ホンダのエンジニアは将来の製品の実現性を検証するために、様々なエンジンとシャーシのレイアウトの実験を始めます・・・。エンジニア達はシティを改造したシャーシのミッドにエンジンを搭載したクルマを試作、自社の駐車場で周回実験を行い、そのダイナミックな走行特性を確認し、ピュアスポーツカーの開発を検討すべきであるとの結論に至ります・・・。

その後ピニンファリーナにデザインを依頼し、最初のコンセプトカー、HP-X (Honda Pininfarina eXperimental)を完成させた後、New Sportscar eXperimental の頭文字へ変更、NS-Xと呼ばれるプロトタイプに発展させました・・・。

ホンダは当初、自社開発の新型スポーツカーの性能目標は、フェラーリ328、そして後に348としていましたが、設計が完成に近づくにつれ、それらフェラーリと同等以上の性能を持つことが求められるようになります・・・。その為よりパワフルな3.0L VTEC V6エンジンが搭載されることが決定し、サイズにして若干オーバーサイズなこのエンジンを、約5度後方に傾けることで低く構えた車体に見事に搭載・・・。その後NSXの最終生産に至るまで、継続してこの搭載方法が取られることになりました・・・。

エクステリアデザインは、チーフデザイナーの上原繁氏がF-16戦闘機のコックピット内の360度視界を研究し、具体的に決定したもので、同様に戦闘機のコクピットをイメージするドライバーシートからの眺めはNSX特有の物・・・全方位共素晴らしく良い視界は、「素晴らしい・・・!」と頷くものがあり、このクルマが“特別な物である”という喜びを感じさせてくれる物です・・・。

NSXは、画期的なアルミニウム合金の押出成形フレームとサスペンション部品を組み込んだ、オールアルミニウムのセミモノコックを採用した最初の市販車であり、アルミニウムの使用により、ボディのみでスチールを使用した場合と比較して約200kgの軽量化が図られ、さらにバネ下重量はアルミニウムのサスペンションアームによりさらに20kgの軽量化が図られています・・・。

当時のホンダはF1をはじめとするモータースポーツ部門の充実していたため、大きな開発資源を持ち、それらを広く活用してNSXの開発は進みます・・・。F1ワールド・チャンピオン、アイルトン・セナもまたNSXの非常に剛性の高いシャーシ開発を担った人物でもありました・・・。セナの的確なアドバイスを受け、NSXをニュルブルクリンクに持ち込み、数カ月かけてシャシーを丹念に磨き上げ、更にホンダのF1ドライバーであった中嶋悟氏が、サーキットを周回しては、シャシーのたわみを感じた部分をホンダのエンジニアに伝達、エンジニアはその場ですぐ、必要箇所にアルミのブレースを手作業で溶接し、再び中嶋悟氏が走って確認する・・・。このプロセスを何度も何度も繰り返し、そこで得られたデータをホンダ本社に直送、送られたデータはクレイ社のスーパーコンピューターに入力され、アルミニウム製モノコックの補強材のデータへと変換され、この様な努力から実に150%アップの剛性確保を達成し、NSXのシャーシは完成します・・・。

超高剛性・超軽量のアルミ製モノコックシャシー・・・、前後ダブルウィッシュボーンサスペンション、鍛造コントロールアームなどはこの様な実践の場における革新的な技術開発によって生まれたものです・・・。また、横置きの3.0リッター・ホンダC30A型V6エンジンには、市販車として世界初のチタンコンロッド、鍛造ピストンなどが惜しげもなく投入され、レッドライン8,300rpmの超高回転型エンジンとしてNSXに搭載されたのです・・・。

更にNSXのエクステリアは、アルミボディを化学的に保護する航空機用クロメート塗装や、よりクリアで鮮やかなトップカラーと、滑らかな表面仕上げを実現するためのベースコート用水性塗料など含めて合計23工程に及ぶ専用塗装が施されたものでした・・・。

今回ご紹介する1991年式ホンダNSX NA1は、それまでの常識を覆して30超年前に生まれ、他の追随を許さないほどのアイコニックなステータスを今日残した伝説のJDMとして、実に魅力的なオーラを周囲に振り撒き所有する者を大いに魅了するクルマだったのです・・・!

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1991年式ホンダNSX NA1取材後書き・・・

このクルマが発売になったあの瞬間は筆者にとっても忘れられないものがあります・・・。時にバブル経済最高潮のあの時代・・・世の中の全ての話題をかっさらったと言っても過言でないほど大きな話題になり、公道を走行する低く構えた姿に大きく興奮したのを今でもはっきり覚えています・・・。

海外ではアキュラブランドとして発売され、特にアメリカで大きなヒットとなったNSXでしたが、右ハンドルのホンダブランドが25年ルール解禁でとても魅力的なJDMとして世界から熱い視線を集めているのは、当時から知る者として誇らしげに感じる部分でもあります・・・。

この個体の良い所は・・・、魅力的にここまでアップグレードしたい・・・!という気持がありながらもあまりにも貴重な個体故躊躇してしまう部分に最初から手が確り入っている事でしょう・・・。

それでいてオリジナルパーツが大切に保管されており、その気になればいつでも戻せる・・・。

そんな魅力に溢れた状態の良い個体と言う事です・・・。

「人間と機械の完璧な融合を実現し、日本が産み世界を驚かせた人の感性に響く本物のスポーツカー・初期型NSX3.0 (NA1)は、発売から30年経過し誰からも愛されるノスタルジーという新たなベールを纏い今世に降臨した・・・!」

若かりし日の熱い思いを実践できる、人生上がりのクルマとして最高な一台ではないでしょうか?

是非至高の見学に群馬県までお越しください。

この大変素晴らしい「1999年式 ホンダ NSX NA1」は現在群馬県にあります。

▲個人間売買のため、消費税や諸費用等はかかりません。

本車両は購入に際しては、自動車税の月割り精算並びに、リサイクル預託金のご負担をお願いいたします。

【お問い合わせに際して・・・】

このページの車両は、クラシックカー・コレクタブルカーの越境ECサイト、「エステートセール®︎スプレマシー」に掲載されたものです。

至高・最高(スプレマシー)なエステートセール・・・とは?!

エステートセール®︎スプレマシーは、オーナー様の想いのこもったお車を、インタビューに基づく原稿作成でご紹介し、物・心を整理する北米文化エステートセールの日本版です。

文化も・・・次の世代への引き継ぎも・・・何も残らない二束三文・安値買取とは全く異なり、オーナー様の想いを実直に表現、思い出は心にしっかり残しながらも確実に次の世代に引き継ぐご案内・仲介をいたします。

過去の整備記録や修理歴など含めて現オーナー様から詳細ヒアリングを実施、事故歴の有無含めて取材しております。大きな事故歴があった場合、また現オーナー様の所有歴が極端に短く詳細がわからない場合は取材をお断りし、購入されるお客様に可能な限り安心をお届けする工夫を実施しております。

本記事内容は2022年6月24日10時より約4時間の取材時間の中で、オーナー様へのインタビューと頂いた資料、また試乗体験したものを元に執筆作成したものです。

限られた時間内での確認につき、状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります事ご承知おき下さい。

また執筆内容に関しては、念入りな海外・国内リサーチを含めてオリジナルの原稿を執筆しておりますが、現地に赴くなどの裏づけを全て取ってはおりません。状態等のコメントもあくまで取材時の天候・状況及び筆者の主観によるものという事ご承知おき下さい。

掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込は、このページの一番下よりご連絡下さい。

尚、現車確認はあくまで「購入を前提」として検討されているお客様のみとさせて頂きます。

何卒宜しくご検討下さい。

スペック

車検

検査切れ

走行

59089Km取材時表示

備考

右ハンドル AT車

形式 E-NA1

車体番号 NA1-1001XXX

原動機の型式 C30A

オリジナルパーツ付属

整備記録簿あり

長さ

4430mm

1810mm

高さ

1170mm

重量

1390kg

排気量

2970cc

出品地

群馬県

取材日

2022年6月24日

1180万円

890万円