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1998年式

シトロエン Xm エクスクルーシブ 後期型

車両の細かな状態は写真毎に説明があります

上部スライドには、車両の魅力的な写真が50枚ございます
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魅惑のパリジェンヌに癒されるフンワリ〜ビタッのマジック
カーペットライド・・・!もうこんな個性溢れるクルマは絶対
出てこない・・・!確り手の入った“癒し系ネオ・
クラシック”・・・後期型シトロエンXMエクスクルーシブは乗り手を“シトロエン病発症”へと誘う妙薬だった・・・!

一度魅惑の片鱗に触れるとそこから抜け出せなくなる魅力・・・例え連発する不具合発生に見舞われても、決してイヤにならず(嫌いにならず・・・)また魅惑の根源に迫ろうとする・・・。1950年代ハイドロニューマチック搭載のDSから始まったシトロエンの魅惑のヒストリーは、熟成したハイドラクティブ搭載「最後の偉大なシトロエン」と呼ばれるXmシリーズまで脈々と流れ、これを“体験した人”のみを既に生産終了から20年以上経過した今日でさえ、“えも言われぬ魅力”で包み込み、二度と抜け出せない「シトロエン」という名の病に生涯感染させて行きます・・・。

本日ご紹介するオーナー様と、最終型98年式シトロエンXmエクスクルーシブも、その様な「魅惑のご関係」・・・。免許取得直後の18歳から“癒し系フランス車”を愛好し、代々乗り継いで来られ、“フランス車との蜜月の過ごし方・・・”の極意を磨いて来られたオーナー様のご苦労と、長年の感動ストーリー付きで、見るものを魅了するのです・・・。

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完全オリジナルのグリーンの98年後期型・・・。見るからに好調さが窺えるエレガントな立ち姿・・・。オーナー様の徹底した
“フランス車との蜜月の過ごし方・・・”を享受し、徹底した整備が施されたシトロエンXmは、現時点で完調を誇るレアな
個体・・・!

30歳からお仕事で海外を歴訪され、その冒険人生から独特の感性を養って来られた、大変魅力的な人生を過ごされておられるオーナー様が、とある事情で日本に帰って来られたのは今から7年前の事・・・。普段の移動用にと、やはりフランス車を求められる際に選択肢に上がったのが、現代のシトロエンC5と、もう一台はこの98年式シトロエンXmエクスクルーシブでした・・・。

安心して乗れる現代のシトロエンに反して、Xmは既に発売から20年経過・・・「最後の偉大なシトロエン」と呼ばれる“深い味わい”の反面、フランス車の中でも「壊れる車の代名詞」とも言える存在・・・。その究極の2択の中で、車に癒しを求め「シトロエンらしさ」を知るオーナー様は、意を決して98年式Xmを選択・・・!「これを買って地元での仕事を頑張り、良い状態まで仕上げて行こう・・・!」と決意されたとの事でした・・・。

そんなオーナー様・・・。普段から車が発する音・振動にじっくり耳を傾けながらも、ビッグ・シトロエンらしさを堪能する乗り方を長年実施されて来られます・・・。最終型に搭載されたDOHCV6エンジンは、発生熱量が大きいことから、渋滞と炎天下を避けるなど労わることも実施・・・。また安心して末長くビッグ・シトロエンを味わう為に、長野県内と隣接愛知県に、信頼できるシトロエン専門店様との良好な関係を、時間をかけてじっくり構築・・・。徹底した修理〜予防整備を繰り返される中で、普段使いにおいてもクルマが突然止まることは無く、「中途半端な乗り心地を求めても仕方無い・・・!」と過去7年間の所有期間で、更なる“ビッグ・シトロエンらしい快適性・・・”を求めてこのクルマのブラッシュアップを図って来られたのです・・・!

オーナー様から拝見した膨大な過去のメンテナンス履歴は実に30枚にも及び、エンジンオイル交換などの基本メンテナンス記載は除いた上で主だった内容を列記すると・・・。

 

平成27年6月 

・タイミングベルト交換(58805km時点) ・アイドラー交換 ・テンションローラー交換 ・ウオーターポンプ交換 ・ドライブベルト交換 ・クランクプーリー交換 ・エンジンマウント交換 ・スパークプラグ交換 ・インマニガスケット交換 ・ステアリングギアボックス脱着 ・ピニオンバルブOH ・パワステシリンダーブッシュ交換 ・LHMリザーブタンク脱着洗浄 ・Unit Opal製LHM交換 ・パワステホース交換 ・フロントサスペンションスフィア交換 ・コンフォートスフィアAV ・メインアキュームレーター ・レギュレーターAV ・リークバックホース交換 ・リアサスペンションスフィア交換 ・コンフォートスフィアAR ・レギュレーターAR ・アンチシンク ・エンジンマウント交換 ・ミッションマウント交換 ・ミッションオイル交換 ・エアフィルター交換 ・ATシフトレバー交換

 

平成27年12月

・フロント左パワーウインドウ不具合につきレギュレーター分解、清掃、給油

・アイドリング不安定につきイグニッションスイッチ分解、清掃、内部焼け修理

 

平成28年3月

・クーラント警告灯点等により、ヒーターコア交換

・スターターモーター交換

・HIDバルブキット装着

・メーターパネル脱着、内部接触不良修理改善

 

平成28年8月

・エンジン回転不安定につきセンサー、コネクター類脱着洗浄、スパークプラグ交換BKR6EIX

・ステップモーター脱着洗浄・マニホールドガスケット交換 ・パーキングブレーキワイヤ調整 ・ハイマウントストップランプ接触不良修理 ・ボンネットアブソーバー交換

 

平成28年10月

・エンジンストールにより配線一式点検、ヒューズボックス脱着、分解、清掃、ヒューズ交換

 

平成29年1月

・配線まわりコネクター脱着修理 

 

平成29年4月

・フロントブレーキパッド交換 

 

平成29年7月(車検整備)

センターマフラー交換・ リアマフラー交換・ インフォーメーションユニット脱着 ・液晶ディスプレイ分解修理 ・社外サブコン取り付け

 

平成30年3月

・イグニッションコイル点検取り替え ・水温センサー交換 ・クランクアングルセンサー交換 ・タコメーター交換 ・バッテリー交換 ・リアワイパースイッチ修理

 

平成31年 5月

・レギュレーター配線コネクター清掃 ・エアコンガス点検 ・エンジンルーム内配線点検 ・インジェクターハーネス集中カプラー交換

 

令和1年8月(車検整備)

・フロントエレクトロバルブ交換 ・フロントレギュレーター交換 ・リアアンチシンク交換 ・リアレギュレーター交換 ・ATF交換

 

令和2年2月

・スターターモーター配線焼け不動から、ソレノイド交換 ・コンタクトスイッチ交換 ・タコメーター不動から、リレー配線点検修理 ・エアコンガス漏れ修理 

 

令和2年6月

・ECUメモリー点検 ・エラーメモリー消去対応

 

令和2年9月

・サスペンション制御点検 ・エレクトロバルブ点検 ・メインアキュームレーター交換 ・フロントサスペンションスフィア交換 ・フロントアディショナルスフィア交換 ・リアサスペンションスフィア交換 ・リアアディショナルスフィア交換 ・リアアンチシンクスフィア交換 ・リアアンチシンクバルブ交換 ・LHMオイルもれ修理 ・ハイドロリターンホース交換 ・ハイマウントストップ修理 

 

令和3年9月(車検整備)

インマニガスケット、スロットルガスケット製作交換 ・マニホールドガスケット、シール交換 ・キャニスターラインホース交換 ・ラジエーターキャップ交換 ・ステアリングラックブーツ交換 ・タイロッドエンドジョイント交換 ・エアコンコンプレッサー交換 ・ドライブベルト交換 

 

令和4年 2月

エンジンオイル交換YACCO VX100 15W-40

(※上記整備修理記録30枚余りより、主だった物だけを抜粋記載・・・)

以上となります・・・。

この車の最も大きな特徴である“ハイドラクティブ”に関しては、フロント・リア含めて6個のスフィア(窒素ガス球体)を2年前に交換・・・、エア・コンプレッサー交換に関しては今年の9月に実施を含めて、快適にビッグシトロエンらしさを十分に楽しめる様、そして手放す雰囲気など微塵も無く、一生涯乗り続ける気持ちで車と向き合って来られた様子が、ひしひし・・・伝わってくる内容なのです・・・。

また現在気になっておられる事として、シートヒーターが前座席のみ効かない事と、間欠ワイパーが作動しないとの事、これに関してはスイッチの接点の洗浄やリレーの交換で対処できる見込みとお考えの様子です・・・。

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最後の偉大なシトロエンは、想像を超えた乗り物・・・。イタリアのカロッツェリア・ベルトーネによる洗練された空力的ボディ・
デザインは、シトロエン伝統のファストバックスタイルを受け継ぎながらも、えもいわれぬエキゾッチックな雰囲気で観る者を
魅了する・・・。

フランス本国においてシトロエンXmエクスクルーシブは、高品格な高速ツアラーとして大統領専用車にも採用・・・。シトロエン歴代フラッグシップの伝統にのっとり、フランソワ・ミッテランやジャック・シラク在任時のフランス大統領専用車としても活躍したクルマです・・・。

イタリアのカロッツェリア・ベルトーネのデザインは、マルチェロ・ガンディーニのシトロエンBXのコンセプトを発展させたもので、より長く、より傾斜したノーズ、そしてより洗練されたディテールを持つことが特徴です・・・。

観るものを釘付ける美しく特徴的なサイドビューは、左右3つずつとなる6ライト・ウインドウを採用・・・。さらに最後尾を段付きとすることでフラッグシップには珍しいハッチバック・スタイルとしながら、セダンを思わせる重厚感もプラス・・・。また、後席と荷室はガラス板で仕切られ、荷物の出し入れの際にも外気を遮断し、パッセンジャーを快適に保つ気遣いが出来る優れものです・・・。

熟成期の最終型には、3.0L V型6気筒DOHC 24バルブエンジンが搭載され、最高出力においても200hpを達成・・・。特に高速道路を利用した長距離移動は快適そのもの・・・。ゆったりと大きめのボディがハイドラクティブとあいまって、まさに“フンワリ”と魔法の絨毯に乗り、雲の上を“ビタッ”とまっすぐ進んでいる様な滑らかな走りを楽しませてくれる・・・。これを体験すると高級ドイツ車のサスペンションが「壊れているのでは・・・」と感じる程素晴らしい物です・・・。

従来のDSやCXに採用されたハイドロニューマチックは、素晴らしい乗り心地を味わえる物でしたが、横方向のロールに対しては反応する術が無く、コーナーで大きくロールしながら走るのが旧来のシトロエンの姿でした・・・。

Xmで採用された“ハイドラクティブ”は、今までのサスペンション上部に取り付けられた4個の窒素ガス球体(ホイールスフェア)に、さらに2個の窒素ガス球体(アディッショナルスフェア)を付け加え、ステアリング、ブレーキ、サスペンション、スロットルペダル、トランスミッションのセンサーから、車速、加速度、路面状況などの情報が、車載コンピューターに送られ、電子制御システムで乗り心地と走行性能を両立して制御・・・。その乗り心地たるやまさにフンワリ・・・そしてビタッと決まるハンドリングをXmに与え、まさに魔法の様な個性を備えたのです・・・!

生産終了からおよそ四半世紀が経過した今日・・・。今後の自動車の未来が、全く異なった方向を全世界一様に向く中で、程よく枯れネオクラシックとしてXmの特別な個性は、大きく昇華しました・・・。

シトロエンXmは、今後とも「最後の偉大なシトロエン」であり続け、「自動車の未来を再定義するためにシトロエンが全力を尽くした最後のモデルである・・・」と、取材を通して強く感じた次第です・・・。

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1998年式後期型シトロエンXmエクスクルーシブ取材後書き・・・

フレンチブルーミーティングに参加された事のある方は、このXmをご覧になった事があるかもしれません・・・亜鉛メッキされた恩恵もあり、ボディシェルには一切錆も見当たらず、大変綺麗な個体でした・・・。

「まだまだ不具合があるかもしれません・・・」とはオーナー様の談・・・。謙遜してこの様におっしゃる事も取材中に度々ありましたが、オーナー様のこの車に対する思い入れ、向き合い方は本当に素晴らしく、ご縁がつながり、このシトロエンXmが引き継がれて行ったとすると、苦楽は当然あれど、次の方は本当に幸せにシトロエンライフを楽しまれる事だろうなと、心から思う次第です・・・。

「ここまで素晴らしい個体、なぜ手放されるのですか・・・?」との私の問いに、「現在不具合無し、乗っていてもストレスは全く感じ無く、とても良い状態にあります、このままでもしばらくはお楽しみ頂けると思います・・・。ストレスを感じるから手放すのでは無く、好きな方に毎日乗って頂き、この車の魅力を更に引き出してもらいたい・・・。」とご返答頂きました・・・。

「魅惑のパリジェンヌに癒されるフンワリ〜ビタッのマジックカーペットライド・・・!もうこんな個性溢れるクルマは絶対出てこない・・・!確り手の入った“癒し系ネオ・クラシック”・・・後期型シトロエンXMエクスクルーシブは乗り手を“シトロエン病発症”へと誘う妙薬だった・・・!」

オーナー様のお人柄含め、確り手の入ったオススメの個体・・・!

シトロエンの魅惑に翻弄される見学に是非長野県までお越しください。

この「1998年式 シトロエンXM エクスクルーシブ」は
現在、長野県にあります。

▲本車両は、個人様からの出品依頼ですので、消費税や諸費用等はかかりませんが、自動車税月割計算並びにリサイクル預託金精算が別途必要となります。

搬出並びに陸送等は購入者様の方でご手配をお願いいたしますが、筆者の業務でも、クラシックカー輸送業務を取り行っております。ご希望がありましたら是非ご相談ください。

【お問い合わせに際して・・・】

このページの車両は、クラシックカー・コレクタブルカーの越境ECサイト、「エステートセール®︎スプレマシー」に掲載されたものです。

至高・最高(スプレマシー)なエステートセール・・・とは

エステートセール®︎スプレマシーは、オーナー様の想いのこもったお車を、インタビューに基づく原稿作成でご紹介し、物・心を整理する北米文化エステートセールの日本版です。

文化も・・・次の世代への引き継ぎも・・・何も残らない二束三文・安値買取とは全く異なり、オーナー様の想いを実直に表現、思い出は心にしっかり残しながらも確実に次の世代に引き継ぐご案内・仲介をいたします。

過去の整備記録や修理歴など含めて現オーナー様から詳細ヒアリングを実施、事故歴の有無含めて取材しております。大きな事故歴があった場合、また現オーナー様の所有歴が極端に短く詳細がわからない場合は取材をお断りし、購入されるお客様に可能な限り安心をお届けする工夫を実施しております。

本記事内容は2022年11月14日13時より約3時間の取材時間の中で、オーナー様へのインタビューと頂いた資料、また試乗体験したものを元に執筆作成したものです。

限られた時間内での確認につき、状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります事ご承知おき下さい。

また執筆内容に関しては、念入りな海外・国内リサーチを含めてオリジナルの原稿を執筆しておりますが、現地に赴くなどの裏づけを全て取ってはおりません。状態等のコメントもあくまで取材時の天候・状況及び筆者の主観によるものという事ご承知おき下さい。

掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込は、このページの一番下よりご連絡下さい。

尚、現車確認はあくまで「購入を前提」として検討されているお客様のみとさせて頂きます。

何卒宜しくご検討下さい。

スペック

車検

令和5年9月

走行

82000km 取材時表示

備考

西武自動車販売正規輸入車

車体番号 VF7Y4WH0000WH0686

型式 E-Y4XE

原動機の型式 XF

初年度登録平成10年1月

4速AT

フルノーマル車

事故歴レストア履歴無し

長さ

4710mm

1790mm

高さ

1390mm

重量

1600kg

排気量

2940cc

出品地

長野県

取材日

2022年11月14日