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1998年式

BMW E36 アルピナ B3 3.2 リムジン

車両の細かな状態は写真毎に説明があります

上部スライドには、車両の魅力的な写真が50枚ございます
写真をクリックして説明と共にご覧ください
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重量公差僅か1/1000g・・・!マイスター職人手作業で磨き
込まれたマーレ製ピストンは超絶シルキー・・・!4000rpm
オーバーで豹変するエンジンサウンドと共にマッシブなセダン
ボディがすっ飛ぶ官能的世界・・・!希少6速マニュアル・
トランスミッションで駆るE36アルピナB3 3.2は、日常使いできる
ネオ・クラシック究極の選択肢だった・・・!

外観に捉われない、知性あふれる大人の為のスーパーマシン・・・

1961年・・・バイエンルンのタイプライター製造工場から生み出され、「アルピナ・ユニット」と名付けられたBMW1500用ダブル・チョーク・ウェーバーは、その優れた性能とともに小規模ファミリー・ビジネスを半世紀以上存続させて来ました・・・。

現在“Understatement(控えめ)”を美徳とした車造りを心情とする、BMWをベースとした独自モデルを製造するアルピナですが、それはまさに「外観に捉われない、知性あふれる大人の為のスーパーマシン・・・」としての表現方法であり、創業間もない1960年代から70年代にかけ、BMW公認チューナーとして、ロニー・ピーターソン、ジェームス・ハント、ジャッキー・イクスそしてニキ・ラウダなど(!)錚々たるレーシング・ドライバーがアルピナチューンのシルエット・フォーミュラで、欧州のツーリングカー・レースや全てのドイツ選手権レース、そしてスパ24時間耐久レースなど向かうところ敵無しで席巻制覇した、名チューナーとしてのヒストリーを根幹としたものであり、「速いクルマは、危ない程美しい・・・」という明確なDNAを、今現在も脈々と守り続けているのです・・・。

特にドイツ自動車登録局に自動車メーカーとして正式に登録された1983年以降、初期に生み出され、今日ネオ・クラシックと呼ばれる存在へと昇華した二代目E30〜三代目E36までのアルピナは、控えめどころか・・・!レースフィールドを席巻した伝統的サイド・デカールだけでなく、当時のシルエット・フォーミュラを彷彿とさせる大型のフロント・エアダム持ち、この「美しくも獰猛な姿・・・」は、アルピナへの思いを馳せた世代の御仁には「特別な意味を持つクルマ・・・」としてイメージされるものと思います・・・。

レースフィールドで培った技術力を反映し、当時年間700台程という極小ロットが、非常に丁寧にマイスターの手仕事で仕上げられる「アルピナ・チューン」は、まさにレーシングマシンのチューニング手法その物・・・!そのメインであるエンジンなど、一般的な車のピストン重量公差が5~10g程になるのに対して、アルピナチューンの場合、職人に磨き込まれたマーレ製ピストンは重量公差僅か1/1000g・・・と凄まじい精度で製造され、更にマイスターの完全手作業でアッセンブリーされる物なのです・・・!

その拘りから生み出される“銘器”を搭載したアルピナの走りはまさに別次元のもの・・・。

コンパクトでマッシブなボディが剛性感溢れるシャーシに載り・・・

慣性の法則ごとくスピードに乗りすっ飛んで行く・・・!

まさにアルピナならでは、精度が非常に高いエンジンが持つ「あの」バランスの取れた車体が、高精度かつパワフルなエンジンで、ワープするように加速する独特の感覚は、一度味わってしまえば病みつきになる危うさ(楽しさ・・・)があるのです・・・!

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超絶シルキーなアルピナ製インライン6・・・!ダイナミックな
エキゾーストノートの咆哮に悶絶しながら味わう加速感は一度
味わうと病みつきになる・・・!機械式の時代のアルピナの
深い味わいとは・・・!

1995年末、本家BMWがEUスペックで316hpという圧倒的なパワーを誇るM3 3.2を発表すると、アルピナも即追従・・・、翌年4月にアルピナB3 3.2が、待ち受けたエンスージアストの期待に応えてリリースされました・・・。

B3 3.2のエンジンは、BMW328のM52、2.8リッター6気筒エンジンをベースにしており、最大出力190ps/5500rpm、最大トルク29.0 kg・m/3950rpmであったM52に対し、アルピナは排気量を3.2リッターまで大幅に拡大・・・、マーレ社の軽量ピストン、燃焼室の改良、シーメンス社のエンジン管理システムの再プログラミング、そして専用設計を施したエグゾーストシステムを装着し、最高出力265ps/5,800rpm、最大トルク33.7kgm/4,400rpmにまで、実に75ps(!)引き上げ、洗練されつつも非常にパワフルでダイナミックなエンジンを完成させたのです・・・。

もちろんエンジン性能のアップに対して、元来高剛性だったシャーシにも更に改良を加え、サスペンションは、フロントとリアのスタビライザー、そしてリアスプリングが改良・・・。ブレーキディスクも大型化・ベンチレーション化され放熱性を高めた物となります・・・。

このダイナミックなエンジンが乗った強固なシャーシを、ゲトラグ社製6速ギアボックスで積極果敢に操る感覚は別世界そのもの・・・!元々シルキーと表現されるBMW製インライン6が、超絶シルキーに変化・・・、4000rpmを超えたあたりからのダイナミックなエキゾーストノートの咆哮に悶絶しながら味わう加速感は一度味わうと病みつきになる・・・!

それが今日ネオクラシックへと昇華した「機械式の時代のアルピナ」の最も味わい深い所と思うのです・・・!

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冬の朝の光に映えるアルピナ・グリーン・・・!フルノーマル
98年式アルピナB3 3.2の獰猛な美しさ・・・に迫る!

冬の朝の横からの特徴的な日差しが眩しい取材中、何度もそのアルピナ・グリーンの獰猛な美しさに「素晴らしい・・・!」と言葉を連発した筆者・・・。今回ご紹介する1998年式ニコル正規輸入物BMW E36 アルピナ B3 3.2は、フルノーマルという嬉しい状態で目の前に佇みます・・・。

オーナー様は生まれつきのエンスージアスト様・・・。古くから自動車好きであったご家族の影響もあり、世界の自動車文化創造のど真ん中におられるお方です・・・。好みで乗るならばドイツ車・・・とネオ・クラシック系メルセデス・ベンツを楽しまれ、「古いドイツ車・・・1990年台まではパーツの供給含めて何も恐れることは無い・・・」と経験値を積まれ、北海道への転勤を機に、「どうせ乗るならば・・・とびっきり楽しいクルマに乗ろう・・・!」と決意、前述のメルセデス・ベンツを手放し、このアルピナをとある中古車販売店から3年程前に購入されたとの事でした・・・。

北海道に持ち込まれたとの事ですが、エンスージアスト・マインド溢れるオーナー様、貴重な個体を雪が道路に残る時期には一切乗らず、北海道のベストシーズンのみ、2万キロ程楽しんでこられたとの事です・・・。

根っからのクルマ好き!また「クルマという乗り物」に対して真摯に向き合われるオーナー様・・・、ネオクラシックへ昇華した、アルピナ本来の持つエンジン特性を心から楽しんでこられたご様子・・・!

「コンパクトでバランスの良いボディが生み出す、ワインディングでの楽しみは本当に素晴らしい・・・!」とおっしゃいます・・・。

また「クルマは飾りではなく乗ってなんぼのもの・・・!」とのご姿勢が印象的、取材時18万キロを少し超えたあたりの走行距離数も、“乗ってきた証”としての走行距離が、オーナーシップを自慢できるものとしてクルマに向き合ってこられたのです・・・。

およそ3年間、2万キロに及ぶネオ・クラシックなアルピナB3 3.2との蜜月の中で、特に大きなトラブルは無く、走行中にハブベアリングから異音が発生した際に、大事を取って積載車搬送した事があるとの事・・・、所有期間の中でのメンテナンス記録簿を拝見しても、前述のトラブルがドライブ・シャフトのロックナットの緩みであった他、起こり得るマイナートラブルと向き合い、オイル交換など通常メンテナンスはもとより、ネガティブ要素を一つ一つ丁寧に対処なさってこられた様子が記録簿からも伺えます・・・。

この辺りの詳細は見学時に整備記録簿をご覧いただき、ご確認いただける部分と思われます・・・。

ここから先は巻末写真・動画などご確認頂きながら読み進めて頂ければと思いますが、現時点で分かり得るネガティブな要素を列記すると・・・。

  • 外装面
  • 左フロントバンパー横に3cmほど軽微な擦痕があります。
  • 非常に軽微ですが、右フロントバンパー・ラバー部分に薄く擦跡があります。
  • 右リア・コンビネーションランプカバーに割跡補修痕があります。
  • 右フロント・ドアにアルピナデカールの欠けが2mm程あります。
  • フロントバンパーのストーンチップは年式相応と見受けました。
  • 内装面
  • ルーフライナーに若干汚れ、シミが見られ、ドライバー側に剥がれが見られます。
  • 同様の現象がAピラーにも一部見られます。
  • 集中ドアロックで助手席のドアが開きません、助手席側のアクチュエーター交換が必要です。
  • 6連CDチェンジャーと1DINのCDプレイヤーが不動です。
  • その他
  • ダンパーはコニ製に変更済み、取り外したビルシュタイン製オリジナルは付属いたします。
  • M3の物と思われるサイドミラーですが、購入時よりこのスタイルとの事です。
  • 写真のドライブレコーダーは、取り外す予定です。
  • 年式相応ですが、エアコンガスはシーズン前に補充が必要です。

などなどとなります・・・。

またアルピナオリジナルとして確り残るのは・・・

・アルピナチューンE4Jエンジン

・アルピナエキゾーストシステム

・アルピナプログレッシブレートスプリング

・アルピナ17インチフロント・リアホイール

・アルピナフロントエアダムスポイラー

・アルピナリアスポイラー

・アルピナB3 3.2バッジ

・アルピナステアリングホイール

・アルピナバケットシート、リアシート

以上となります・・・。

美しくも獰猛なアルピナグリーンを纏ったスタイリング・・・!

シルキーに輪をかけた超絶シルキーなアルピナエンジンを6速トランスミッションで操る快感・・・!

真のエンスージアストが涙するアルピナの微妙なブレンドのパフォーマンス・モータリングが日常で官能できるアルピナB3 3.2・・・!

レースフィールドのDNAを受け継いだ、永遠に90年代機械式アルピナの象徴となる素晴らしいネオ・クラシックが日常使いで堪能できる貴重な一台・・・!

こんな素敵なクルマを日常使いしながら、しっかり手を入れ、更に上り詰めた一台に仕上げていくのは、心がワクワクすることでは無いでしょうか・・・!

そんな「楽しみや夢を描ける一台」と取材を通じて“ひし”と感じた次第です・・・。

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98年式BMW E36アルピナB3 3.2取材後記・・・

こうして日々希少なクルマを取材〜執筆活動していますと、不思議に思うことが多々あります。

様々な事情から手放す事を決意された筈なのに・・・、インタビューしていると我が子の事の様に目をキラキラ輝かせて、手放す雰囲気など全く無く・・・、笑顔満面に愛車自慢頂くオーナー様達・・・。

貴重な個体を日常使いに楽しまれ、日々向き合いながらクルマが発する声に耳を傾ける・・・。

トラブルを予感すると信頼できるメカニックの元へ・・・。

預けている間は悶々とした我慢の日々・・・。

そんな苦労(楽しみ)の連続を乗り越え、大切にされてこられたクルマを手放される・・・。

「こんなに素敵で貴重な6速MT・アルピナB3をなぜ手放されるのですか・・・?」との私の愚問に、オーナー様は、「仕事や生活環境が変わり乗るチャンスがめっきり減ってしまいました・・・。より良いオーナーさんがいればお譲りしたいという気持ちです・・・。」とのお答え頂きました・・・。

大切なクルマを労わる気持ち・・・わかる気がします・・・。

思い出は胸に、次の大切にして頂ける新オーナー様に直接伝達し、貴重なクルマをご紹介できるのが個人間売買の最大のメリットだと、大変意義に感じたのが今回の1998年式BMW E36アルピナB3 3.2の取材だったのです・・・!

重量公差僅か1/1000g・・・!熟練職人手作業で磨き込まれたマーレ製
ピストンは、超絶シルキー・・・!4000rpmオーバーで豹変するエンジン
サウンドと共にマッシブなセダンボディがすっ飛ぶ官能的世界・・・!希少6速マニュアル・トランスミッションで駆るE36アルピナB3 3.2は、日常使いできるネオ・クラシック究極の選択肢だった・・・!

機械式が味わえた時代・・・、今やネオ・クラシックとして昇華した時代のアルピナB3を日常使いで楽しむ喜び・・・!

一度手に入れたら(今度こそ・・・)きっと手放すことは無い、一生モノのネオ・クラシックは、これを読まれる新オーナー様エンスーライフをきっと大きく豊かなものに変えてくれる事でしょう・・・!

是非、至高の6速マニュアルで駆るアルピナB3 3.2体験に群馬県までお越しください。

この大変貴重な6速MTを持つ「1998年式BMW E36 アルピナ B3 3.2」は、
現在群馬県にあります。

▲個人間売買のため、消費税や諸費用等はかかりません。

本車両購入に際しての「自動車税月割精算」並びに「リサイクル預託金」に関してはご購入者様にご負担頂く事になります。

陸送等は購入者様の方でご手配をお願いいたしますが、筆者の業務でも、クラシックカー輸送業務を取り行っております。ご希望がありましたら是非ご相談ください。

【お問い合わせに際して・・・】

このページの車両は、クラシックカー・コレクタブルカーの越境ECサイト、「エステートセール®︎スプレマシー」に掲載されたものです。

至高・最高(スプレマシー)なエステートセール・・・とは。

エステートセール®︎スプレマシーは、オーナー様の想いのこもったお車を、インタビューに基づく原稿作成でご紹介し、物・心を整理する北米文化エステートセールの日本版です。

文化も・・・次の世代への引き継ぎも・・・何も残らない二束三文・安値買取とは全く異なり、オーナー様の想いを実直に表現、思い出は心にしっかり残しながらも確実に次の世代に引き継ぐご案内・仲介をいたします。

過去の整備記録や修理歴など含めて現オーナー様から詳細ヒアリングを実施、事故歴の有無含めて取材しております。大きな事故歴があった場合、また現オーナー様の所有歴が極端に短く詳細がわからない場合は取材をお断りし、購入されるお客様に可能な限り安心をお届けする工夫を実施しております。

本記事内容は2022年12月4日10時より約3時間の取材時間の中で、オーナー様へのインタビューと頂いた資料、また試乗体験したものを元に執筆作成したものです。

限られた時間内での確認につき、状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります事ご承知おき下さい。

また執筆内容に関しては、念入りな海外・国内リサーチを含めてオリジナルの原稿を執筆しておりますが、現地に赴くなどの裏づけを全て取ってはおりません。状態等のコメントもあくまで取材時の天候・状況及び筆者の主観によるものという事ご承知おき下さい。

掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込は、このページの一番下よりご連絡下さい。

尚、現車確認はあくまで「購入を前提」として検討されているお客様のみとさせて頂きます。

何卒宜しくご検討下さい。

スペック

車検

令和5年3月

走行

181000Km

備考

車名 BMWアルピナ

ニコル正規輸入車

フルノーマル車両

希少6速MT

左ハンドル

車体番号 WAPB332L08WE40076

型式 E-3E4J

原動機の形式 E4J

排気量3151cc

長さ

4430mm

1690mm

高さ

1380mm

重量

1440kg

出品地

群馬県

取材日

2022年12月3日