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1983年式

AMC CJ-7 レネゲード

超希少、当時極少数正規輸入されたCJ-7が、ワンオーナーで40年間大切に乗られてきた・・・!“フルノーマル・未再生”という年季の入った個体・・・258cu.inがもたらすビッグトルクを3ATで駆る83年式AMC CJ-7 レネゲイドは、圧倒的存在感で駆る者を瞬時に
アメリカナイズドする・・・!

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史上最高のジープのひとつ、万能型シビリアン・ジープ・・・
83年式 AMC CJ-7 レネゲイドの唯一無二のキャラクター・・・

1984年公開後、大ヒットとなり映画史上数々のタイトルを獲得した、ジェームズ・キャメロン監督の名作「ターミネーター」のエピローグシーン・・・。カイルとの子、未来の英雄ジョン・コナーを宿し、やがて訪れる「審判の日」に向けての戦いを決意、メキシコに向かっていたサラ・コナーが劇中乗っていたのが、1983年式AMC CJ-7レネゲイドでした・・・。

ターミネーター2作目である「ジャッジメント・ディ」では、1作目のイメージから戦士へと豹変したサラ・コナー・・・。

そのターニング・ポイントである、1作目エンディング・シーンでの83年式AMC CJ-7 レネゲイドのイメージは、当時のアメリカの人々が捉える、“万能型ジープの未来形”そのものの姿であり、「他に置き換わる物がなかった・・・」という、完璧主義で有名であったジェームズ・キャメロン監督による劇中車採用ストーリーも、万能型シビリアン・ジープとしてのCJ-7のキャラクターがよく理解できる部分です・・・。

ジープの元祖である「ウィリスMB」や「フォードGPW」が第二次大戦を背景に生まれたのは1941年のこと・・・。

およそ時速100kmで荒地を巡航し・・・、50cmの深さの川を渡り・・・、最大60度の坂を登る驚異的な機動能力を持ち・・・、たとえ地雷を踏んでも3輪の状態で100km走破可能という、米国軍部が突きつけた開発条件をクリアし、部隊の輸送、偵察任務、銃火器の牽引、消火ポンプ、野戦救急車、水や燃料・弾薬の運搬・・・、などありとあらゆる任務を万能にこなし、またジープの平らなボンネットは司令官の地図テーブル、日曜日には牧師の野外での祭壇、兵士のポーカーテーブル、さらには野外手術台など、想像できる全ての事に対して使われた小型四輪駆動車だったのでした・・・。

第二次世界大戦終了後、「どこでも走れる丈夫で軽快な4WD車は、民間でも必ず需要がある」と見込んだウイリス・オーバーランド社が、民間用(シビリアン)ジープとして開発を進めたのがこのCJシリーズになります・・・。

“力強く万能・・・”というアメリカ国民が最も好む、非常に魅力的でシンプルなコンセプトは、ジープを中心として様々なビジネス・ドラマを産み出したのも特徴の一つ・・・。

ジープの製造元であるウィリス・オーバーランド社は、1953年シビリアンジープ誕生のわずか8年後、1961年にはカイザー社へアクイジション(買収)され・・・、そのカイザー社もまた9年後の1970年にはアメリカン・モーター・コーポレーション(AMC)へ再びアクイジション・・・、そのAMCもまた1987年にはクライスラーへ移行し“ラングラー”という名称に変更されます・・・。

その様なジープを取り巻く怒涛の流れの中で、「CJ」という名称が無くなるまでのAMC時代には、アメリカを最も象徴するタフでマッスル、そしてモダンで快適なジープが生産されたのでした・・・。

70年代半ばにAMCが最初に取り組んだのは、1955年ウイリス・オーバーランド社時代に開発されたCJ-5のもつ懸念事項を解消することでした・・・。

CJ-5は登坂力を優先した超ショートホイールベースであった為、急勾配でも軽快に走れる反面、車体のバランスを崩しやすいという事が批評の対象となり、この懸念材料を解消するべく、ホイール・ベースをCJ-5から10インチ拡大したCJ-7が開発されます・・・。

この拡大されたホイールベースは、シビリアン・ジープとして初のオートマチック・トランスミッションの搭載を可能とし、更に快適性を追求した結果、FRP製のハードトップやスチール製のドアも装着・・・。また当時の豊かなアメリカの世相を反映し、1979年以降の標準エンジンは、直列6気筒258 cu in (4.2 L)と拡大、カーター製のBBD 2バレルキャブレターでパワフルにマネージメントされたのです・・・。

1955年のCJ-5発売から、1976年のCJ-7の発売までの約20年間は、インターステート・ハイウエイの整備をはじめ、アメリカの人々を取り巻く日常の移動手段が劇的に変化した頃でした・・・。

日常的に使う事から快適さへの期待が大きく高まったところへ、歴代ジープで初めて“ハイドラ・マティック”と呼ばれるオートマチック・トランスミッションを搭載・・・。また複雑な操作をする事なく四輪を駆動させる“クワドラ・トラック”と名付けられた新システムを搭載・・・。加えて乗用車並みのルーフとドアを持ち、パワステやエアコンも装備したCJ-7は当時の状況にピッタリとマッチ・・・。日常使いする乗り物にタフネスさを望むアメリカ国民に大いに受け入れられ、1976年から1986年の11年間で、AMCが379,299台を製造する作品となり、150万台と言われる総シビリアン・ジープ生産台数の3割を占める生産台数は、「これまでに作られたCJの中で最も成功したCJ」と評されているのです・・・!

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ルーフ・ドア付き・・・258cu.inがもたらすビッグトルクを3ATで駆る、現代流SUVの始祖的83年式AMC CJ-7 レネゲイド・・・!
ワンオーナーで40年間大切に乗られてきた個体に迫る・・・!

少々小雨がパラつく曇天下の取材・・・。筆者の目の前に現れたのは、経年変化で少々ヤレた雰囲気が最高にクールな“未再生・フルノーマル”の83年式AMC CJ-7 レネゲイドでした・・・!

群馬県太田市は旧・中島飛行機(解体後現在のSUBARU)があった場所で、第二次対戦後には、進駐軍が多く入った土地柄でした・・・。

ご商売をなさっておられた現オーナー様のおじ様は、多感な時期をこの太田市で過ごされ、豊かなアメリカに対するイメージを膨らませられます・・・。

当時カローラの新車価格が84万円だった時代、新車のメルセデス・ベンツと同価格の700万円という価格で、極僅か輸入された正規輸入車を購入なさったとの事です・・・。

豪快なジープライフを楽しまれていたおじ様が他界された後、現在のオーナー様が形見として受け継がれ、専門店でのメンテナンスを繰り返しながら今日まで実質ワンオーナー・・・そしてノンレストア未再生のオリジナル個体として、年間1000km程走行を楽しんで来られたとの事です・・・。

メンテナンスはウイリスから始まるジープを得意とする、東京都台東区の「藤自動車整備工場」https://www.ekiten.jp/shop_3048230/ で長年実施されておられ、アメリカからオリジナル・ソフトトップの輸入交換を初め、燃料タンクの新品交換(現在は容量の大きい70Lを使用)、キャブレターの調整など依頼されて来られたとの事です・・・。

印象的なのは、その藤自動車整備工場のメカニックから「CJ-7がノーマルで残っているのは、恐らくこのクルマだけでしょう・・・」と言われた事があるとの事・・・。

知れば知る程貴重な個体を、現オーナー様は定期的にエンジンを掛け、普段はシャッター付きのガレージの中でとても大切に保管管理されておられます・・・。

実に渋い・・・!40年の時間が自然と創造したブルーの個体・・・。

70年代後半に世界を席巻したロンドンの初期パンクムーブメントは、とても鮮やかなカラーを主体とした流行を産み、ショッキングピンクやイエロー・・・そしてブルーと、現在とってもレトロな雰囲気を醸し出す絶妙なカラーを現代に残しました・・・。

この83年式AMC CJ-7も、当時を彷彿とするブルーがビンテージ・カラーと化し、実によくこの個体の個性を表しています・・・!

超貴重・・・!40年間ノンレストアのオリジナル個体・・・。

外見的にはフェンダーに取り付けられたライトが特徴で、これは日本向けの正規輸入車としての特徴・・・。オリジナルのライトは間隔が狭く、日本の安全基準を満たさない為、取り付けられた物・・・。またスピードメーターはkm/h表示で、これも貴重な日本向け正規輸入車としての特徴となっています・・・。

写真や動画で表現している通り・・・、フェンダーのクラックや、全体の塗装の劣化、ドライバーシート、ナビシート共少々の破れがありますが、これは味わいある未再生ノンレストアの証・・・。

機関に関しては、エアコンのガス抜けはあるものの、シーズン前に補充すれば使える状態です。そして詳細動画でたっぷりご紹介している様に、エンジン・トランスミッションともとても良好な状態・・・!4.2Lの低速トルクがたっぷりあるエンジンを3速オートマチックでゆったりと・・・ダイナミックに走行するのは何にも変え難い・・・!素晴らしい状態を保っておられます・・・。

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希少なワンオーナー個体・・・手放される理由とは・・・

実に味わい深く、この貴重な83年式AMC CJ-7をご説明頂いたオーナー様・・・。とても重責であったご職業を定年退職され、現在は愛車スーパー・カブで全国を旅して回られる事を楽しんでおられるお方です・・・。

おじ様から引き継がれた“クルマ好き”はやはりの事・・・。

現在多数のクルマに多数のバイクを保有なさっておられますが、増えすぎた保有数に対して、ご自身の「実際に乗れる範囲・・・」の悟りの境地を見出され、「せっかくの貴重な個体・・・、積極的に乗れないのはクルマに申し訳無い・・・」と手放される事を決意されたのです・・・。

思い出に残るヒストリー満載・・・。

家族内で引き継がれて来た、実質ワンオーナー・フルノーマルの大変貴重な83年式AMC CJ-7 レネゲイドは、今後どの様なストーリーを歩んでいくのか・・・。

人より物の方が長く存在する事実・・・。「物の使命は、所有する人の人生を感性豊かにする事」にある事踏まえて、希少な個体を、後世大切にして頂ける方に是非引き継いて頂きたいという想いでおられます・・・。

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1983年式AMC CJ-7 レネゲイド・・・取材後書・・・

ヤレた感じにさえ特別なクールさが備わっている、希少正規輸入のワンオーナー・フルオリジナルの83年式AMC CJ-7 レネゲイドでした・・・。

発売から既に40年経過・・・。日本には当時極少数が輸入された事に加え、フルオリジナルのAMC CJ-7となると、日常的に乗れる1台を手に入れたいなら、祈りながら待つことになる事でしょう・・・!

まさにジープ・エンスージアストには垂涎の的!と思うのが今回の取材だったのです・・・。

 人類が誕生した時から持つ、大地を駆け回り、生きるために必要な物を狩る感覚は、現代も本能に残り、大地を自由に駆け回ることで得られる喜びこそ、何にも変えられない物です・・・。

ジープで自由に走り回る事に理由は要りません・・・。大地を自由に4輪駆動車で走破する・・・!

人間が持っている本能に最も響くのが「ジープ」という乗り物であり、顔に太陽を浴び、髪に風を受けながら乗っているだけで冒険を感じ、ワクワクする事で生きている事を実感できる物だと思うのです・・・!

超希少、当時極少数正規輸入されたCJ-7が、ワンオーナーで40年間大切に
乗られてきた・・・!“フルノーマル・未再生”という年季の入った個体・・・258cu.inがもたらすビッグトルクを3ATで駆る83年式AMC CJ-7 レネゲイドは、圧倒的存在感で駆る者を瞬時にアメリカナイズドする・・・!

ビンテージ・シビリアン・ジープを持つ喜びとは・・・実に味わい深い物・・・。

きっと新オーナー様の価値観を大きく変え、毎日をワクワクさせてくれる存在になる事でしょう・・・。

40年のヒストリーを直接伺える・・・至上の見学に群馬県までお越しください・・・。

この大変貴重な、ワンオーナー・未再生フルノーマル「1983年式 AMC CJ-7 レネゲード」は、現在群馬県にあります。

(※ご注意) この車両はガソリンエンジン車ですが、貨物用途1ナンバー登録としてありNOx・PM適合で、仕様の本拠地はNOx・PM対策地域外となります。対策地域内での登録は4シーター化した上で、構造変更し3ナンバーとする必要があります。ご購入者様のご判断並びにご負担で行なって頂く事になりますので必ずお含み置きください。

▲個人間売買のため、消費税や諸費用等はかかりません。

本車両購入に際しての「自動車税月割精算」並びに「リサイクル預託金」に関してはご購入者様にご負担頂く事になります。

陸送等は購入者様の方でご手配をお願いいたしますが、筆者の業務でも、クラシックカー輸送業務を取り行っております。ご希望がありましたら是非ご相談ください。

【お問い合わせに際して・・・】

このページの車両は、クラシックカー・コレクタブルカーの越境ECサイト、「エステートセール®︎スプレマシー」に掲載されたものです。

至高・最高(スプレマシー)なエステートセール・・・とは。

エステートセール®︎スプレマシーは、オーナー様の想いのこもったお車を、インタビューに基づく原稿作成でご紹介し、物・心を整理する北米文化エステートセールの日本版です。

文化も・・・次の世代への引き継ぎも・・・何も残らない二束三文・安値買取とは全く異なり、オーナー様の想いを実直に表現、思い出は心にしっかり残しながらも確実に次の世代に引き継ぐご案内・仲介をいたします。

過去の整備記録や修理歴など含めて現オーナー様から詳細ヒアリングを実施、事故歴の有無含めて取材しております。大きな事故歴があった場合、また現オーナー様の所有歴が極端に短く詳細がわからない場合は取材をお断りし、購入されるお客様に可能な限り安心をお届けする工夫を実施しております。

本記事内容は2022年12月5日10時より約3時間の取材時間の中で、オーナー様へのインタビューと頂いた資料、また試乗体験したものを元に執筆作成したものです。

限られた時間内での確認につき、状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります事ご承知おき下さい。

また執筆内容に関しては、念入りな海外・国内リサーチを含めてオリジナルの原稿を執筆しておりますが、現地に赴くなどの裏づけを全て取ってはおりません。状態等のコメントもあくまで取材時の天候・状況及び筆者の主観によるものという事ご承知おき下さい。

掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込は、このページの一番下よりご連絡下さい。

尚、現車確認はあくまで「購入を前提」として検討されているお客様のみとさせて頂きます。

何卒宜しくご検討下さい。

スペック

車検

令和5年11月

走行

97506Km 取材時表示

備考

ワンオーナー未再生フルノーマル車両

貨物1ナンバー登録車

乗車定員2名

NOx・PM適合(仕様の本拠地はNOx・PM対策地域外)

車名 AMC

希少正規輸入(速度計km/h)表示車

3速AT

左ハンドル

車体番号 87C2067942

型式 L-H87C

原動機の形式 C

排気量 258cu.in 4220cc

長さ

3830mm

1740mm

高さ

1820mm

重量

1460kg

出品地

2022年12月5日

取材日

群馬県

250万円