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1996年式

ローバー ミニ クーパー 1300i

車両の細かな状態は写真毎に説明があります

上部スライドには、車両の魅力的な写真が50枚ございます
写真をクリックして説明と共にご覧ください
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ベーシックなライフスタイルを、突如としてテンションMAXに
変えてくれる貴重な一台・・・!エンスージアストなら一家に一台必需品・・・!最高に楽しいゴーカート・ドライビングで、
プリミティブな魅力いっぱいのローバー製・最後のミニ・クーパーは、ひょっとして本物の上がりの車・・・?!

1964年のモンテカルロラリー・・・。

最大難所であった小雪の舞うチェルニ峠のスペシャルステージで、ミニクーパーは大排気量のポルシェを背後から追い上げ、当時誰も想像し得なかった総合優勝を勝ち取り、その後3年間(実質的には4年間)に渡り、連続優勝の偉業を達成します・・・。オイルショックという時代背景の中、小型車開発のニーズの渦中産まれた、サー・アレック・イシゴニスが現代に残した革命的発明品・・・。

そのミニの伝説から約60年経過・・・。巷にはスイッチオンで動く、家電と化した車が溢れる現代において、クラシックミニはその気になれば、普段のお気に入りのワインディングを突如としてチェルニ峠に変えてくれる・・・!まさにベーシックなライフスタイルを、いつでもテンションMAXに変えてくれる貴重な存在であり、エンスージアストならずとも、老若男女・万人において、こればかりは何にも変えられない・・・“唯一無似のアイコン”へと昇華しているのです・・・。

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ツボを押さえた拘りのモディファイがなされた1996年式ローバー
ミニ・クーパー1.3i・・・! 少々ヤレた雰囲気も最高に
クール・・・!気遣いなくいつでも楽しいインジェクションモデルも悪くはないぞ・・・!ファンto ドライブとはこの車の為の
言葉・・・!

「軽さこそすべて・・・」の心情で、MGミジェットにはじまり、スーパー7・・・そしてロータスまで・・・。英国ライトウエイトの数々の軽さの魅力にどっぷり浸透・・・、ついには自分自身の軽量化を実施中(笑)の筆者ですが、今回の取材で有り難くも試乗させて頂けたのは、機関コンディション上々の最後のクラシック・ミニとなる1996年式ローバーミニ・クーパー1300iでした・・・。

翌年1997年以降の操作系にホンダのパーツが流用される直前・・・エアバッグがついてしまう直前の、クラシック・ミニらしい雰囲気と走りが堪能出来る、最終型インジェクションモデルです・・・!

基本的には機関等よく整備されたノーマルの個体・・・。インジェクション・モデルらしく、冬場のコールド・スタートでもムズかる事なく、エンジン一発で始動の一台ですが、「やはりクラシック・ミニはこうでなきゃ!」と、このスタイルを好むエンスージアストにはとことん嬉しいツボを抑えた拘りのモディファイが実施された個体です・・・!

外観は希少な英国製10インチ・レボリューション・ホイールに、ダンロップフォーミュラRが装着され、車高もそれに合わせてハイローキットでセットアップ済み・・・!

今や貴重品となったルーキーセンター出しマフラーは、イエローに塗られたタイコ部分の視覚的効果は勿論、エキゾーストノートは俄然ホットに変化・・・!

ミラーも、オリジナルの大型ドアミラーから、クラシカルなルーカスタイプ・ミラーをフェンダーに移設・・・!

フロントのみですが、ターンシグナルはクラシカルなクリアレンズに交換済み・・・!

フィラーキャップには、これもクラシカルなアストンタイプ(キー付き)に変更済みと、実にスタイリッシュで魅力的な味付けがされています・・・。

内装に目をやると・・・。

クラシカルなセンターメーターに清楚なスミス製水温計・油圧計・電圧計ゲージ類が整然と並び、ドライバーの目の前にはガレージモーリス製・電気式ステッピングモーターのクロノメトリック式タコメーターが並びます・・・!

そしてドアハンドル〜レギュレータハンドルはアルミ削り出し製・・・延長されたシフトノブは、程よく使い込み、枯れたウッドのBMCマークが存在する・・・。

そんな細部のディテールに拘ったモディファイが既になされているのが嬉しい部分です・・・!

そんな雰囲気抜群の個体は、使い込まれた適度なヤレ感で更に味わいを昇華・・・!

ノーマルのアーモンドグリーンの外装は、ミニお決まりのドア横、そしてリアパネル後部、フロントバンパーの隙間に数箇所錆が見られます・・・。(※写真・動画で表現していますのでご覧ください。) 

ここをどう捉えるかは新オーナー様次第・・・!

いずれどのミニも、水抜きが無いなど構造上の理由から、ボディ補修はいつか“必ず”行う必要がある部分・・・。現在のオーナー様は、「いつでも直せる事・・・」と捉えて、このヤレ感が生み出す、「経年というクラシック・ミニの雰囲気・・・」を積極的に楽しんで来られました・・・。

加えて・・・ミニ・クーパーロゴ入りオリジナルのレザーシートは、皺こそあれどクッションなど状態は良好・・・。ウッドパネルのひび割れなど、経年劣化が“ビンテージ感満載”で、あえて直さずこのまま乗りたい・・・!という気持ちにさせてくれる、オールド・ブリティッシュ・テイスト感溢れる個体なのです・・・!

機関は良くメンテナンスされ、インジェクションならではの全く“気遣い感無し”もちょっと素敵・・・!程よくローダウンされ、立ち姿も凛とした雰囲気の良いクラシック・ミニ・クーパーに、すっかり目から鱗・・・。アクセル・レスポンスも最高に素晴らしく、センター一本出しのスポーツマフラーからは、僅かな右足の踏み込みでさえ、小気味良い抜けた大人のサウンドを心に響かせてくれるのです・・・!

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乗り出してすぐにクラシック・テイストを堪能出来る貴重な存在・・・1996年式ローバーミニ1300i乗ってみました・・・!

オーナー様の好みで変更された、クラシカルなウッドのモトリタの細い握りを味わい・・・左手を落とした丁度良いところにウッド製シフトノブを纏うロング・ストロークのシフトレバーが・・・絶妙にクロスした4速ミッション、勿論多用するのは3〜4速でしょうが、ここが実に小気味良いのです・・・!ここに・・・「ヒール&トゥしてねっ!」とクルマが言わんばかりのペダル位置・・・!クラシック・ミニにはエンスージアストを唸らせる魅力的な演出が至る所に存在します・・・!

天才サー・アレック・イシゴニスが、従来の金属スプリングで仕上がった、ミニ試作車の乗り味の悪さに愕然とし、急遽ひらめき的に思い付いた、ゴム製ダンパー・ラバー・コーンの恩恵は、ミニにオンリーワンのキャラクターである「あのダイレクト感」を与えます・・・。

720kg程度の車重・・・前後オーバーハングほぼなし、低い重心位置の車体に、素材弾性でエネルギー吸収させるラバーコーン・・・。ギャップでは少々跳ねるものの、そこから生まれる殆どロールしない・・・究極ダイレクトでクイックなハンドリングは、当時のレーシングドライバー達を唸らせ、ポルシェキラーとしてモンテカルロラリー車に抜擢された程の代物なのです・・・。

1997年式からは、いよいよクラシックミニにもエアバッグが採用されるなど、安全志向が強まる傾向に有りますが、その前年の1996年式は、前述の「元気なミニの息遣いが確り残る最終型」と言えるモデルです・・・。

また取材当日は冬場でしたが、昨今の夏場の暑さは、クラシック・ミニを楽しむには過酷な環境です・・・。クラシック・カーにエアコンなんて無いのが当然ですが、最後のミニ・クーパーは、ここは嬉しい期待外れ・・・!コンパクトな室内空間という事実も相まって、この時代のローバー製ミニ・クーパーの室内は、夏日でも快適そのものです・・・!それもその筈、この年代のミニに搭載されるエアコン・システムは、国産ユニクラ製で、冷え過ぎる程エアコンが効くのが特徴です・・・。

車体四隅に設置されたタイヤの息遣いが・・・、乗る人が車に合わせろ・・・と言わんばかりにオフセットし、トラックばりに抱えさせられる小径モトリタステアリングから、10インチ化されたこともあり、現代の車では味わえなくなってしまった「キックバック」を如実に感じられます・・・。そこに・・・!鼻先がスッと入って行きアクセル開度でコントロールするミニ独特の操縦性は・・・「えへへ・・エヘ・・・うわっ楽し〜」などという、訳の分からない独り言をドライビング中に発せさせる、世界中のエンスージアストを虜にする「何か」が必ずあるのです・・・!

これだから・・・街中を普通に乗るのが楽しいのは勿論・・・!

お気に入りのワインディングのダウンヒルなど、日本で合法的に許される速度範囲内で・・・

全く後ろめたさを感じる事なく・・・

持てる性能200%楽しめる・・・!

と言うのがなんと言っても96年式クラシック・ミニ・クーパー1300iの醍醐味です・・・!

もっと軽いスーパー・スポーツを持ってしても・・・中には8桁程の投資をしたとしても・・・、乗れる場所が無くストレスが残ってしまう・・・。

その様な経験をお持ちの御仁程ご理解頂ける・・・。

それこそがプリミティブなミニの最大の魅力では無いでしょうか・・・!

是非写真50枚の説明と詳細動画、走行動画をあわせてご覧下さい!

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1996年式ローバー・ミニ・クーパー1300取材後記・・・

ガレージには名だたる1950年代〜のクラシックカーがずらり、まるで車好きの桃源郷のような環境でコレクションし、鑑賞なさる事を最大の喜びにされる、クラシックカーをこよなく愛されるオーナー様が、時折乗ってダイレクトなミニを楽しまれているのが今回ご紹介した1996年式ミニ・クーパーです・・・。

少しヤレたアーモンドグリーンの外装に10インチホイールセット・・・センターメーターにスミスの計器類が並ぶこのミニを大変気に入っておられますが・・・ガレージの中の車両を、順次気に入って頂ける方、大切にして頂ける方に継いで頂きたい・・・との思いで出品依頼されるのです・・・。

ベーシックなライフスタイルを、突如としてテンションMAXに変えてくれる
貴重な一台・・・!エンスージアストなら一家に一台必需品・・・!最高に
楽しいゴーカート・ドライビングで、プリミティブな魅力いっぱいのローバー製・最後のミニ・クーパーは、ひょっとして本物の上がりの車・・・?!

オーナー様の「次の引き継いで頂ける方への想い」含め、確りメンテナンスされた個体はきっと、素晴らしい「ミニがある生活」を、これを読む「まだ見ぬ新オーナー様」へ提供してくれる事

・・・と感じた私の取材後記でした。

是非ワクワク感いっぱいの見学に、雪の全く無い群馬県南部へお越しください。

このちょっと素敵な「1996年式 ローバー・ミニ・クーパー1300i」は現在、群馬県にあります。

個人間売買のため、消費税や諸費用等はかかりません。

本車両購入に際しての「自動車税月割精算(年額¥39,600」並びに「リサイクル預託金(¥10,260)」に関してはご購入者様にご負担頂く事になります。

陸送等は購入者様の方でご手配をお願いいたしますが、筆者の業務でも、クラシックカー輸送業務を取り行っております。ご希望がありましたら是非ご相談ください。

 

【お問い合わせに際して・・・】

このページの車両は、クラシックカー・コレクタブルカーの越境ECサイト、「エステートセール®︎スプレマシー」に掲載されたものです。

至高・最高(スプレマシー)なエステートセール・・・とは。

エステートセール®︎スプレマシーは、オーナー様の想いのこもったお車を、インタビューに基づく原稿作成でご紹介し、物・心を整理する北米文化エステートセールの日本版です。

文化も・・・次の世代への引き継ぎも・・・何も残らない二束三文・安値買取とは全く異なり、オーナー様の想いを実直に表現、思い出は心にしっかり残しながらも確実に次の世代に引き継ぐご案内・仲介をいたします。

過去の整備記録や修理歴など含めて現オーナー様から詳細ヒアリングを実施、事故歴の有無含めて取材しております。大きな事故歴があった場合、また現オーナー様の所有歴が極端に短く詳細がわからない場合は取材をお断りし、購入されるお客様に可能な限り安心をお届けする工夫を実施しております。

本記事内容は2022年12月3日10時より約3時間の取材時間の中で、オーナー様へのインタビューと頂いた資料、また試乗体験したものを元に執筆作成したものです。

限られた時間内での確認につき、状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります事ご承知おき下さい。

また執筆内容に関しては、念入りな海外・国内リサーチを含めてオリジナルの原稿を執筆しておりますが、現地に赴くなどの裏づけを全て取ってはおりません。状態等のコメントもあくまで取材時の天候・状況及び筆者の主観によるものという事ご承知おき下さい。

掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込は、このページの一番下よりご連絡下さい。

尚、現車確認はあくまで「購入を前提」として検討されているお客様のみとさせて頂きます。

何卒宜しくご検討下さい。

スペック

車検

令和5年12月

走行

88084km取材時表示も不明とします

備考

4MT

右ハンドル エアコン稼働

ローバージャパン正規輸入車

1.3iインジェクションモデル

車名 ローバー

型式E-XN12A

車体番号 SAXXNNAYCBD130XXX

原動機の形式 12A

排気量 1271cc

長さ

3070mm

1440mm

高さ

1330mm

重量

720kg

出品地

群馬県

取材日

2022年12月3日

220万円

160万円