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2004年式

ドゥカティ スーパーバイク 749R テスタストレッタ

強烈な所有欲を掻き立てる初期“R”の響き・・・!本物
ホモロゲーションモデルをガレージに置く喜びは、”これを乗り
こなす”という大きな目標と共に日々進化する・・・!極初期
シリアル#0047のカーボンフェアリングを纏ったドゥカティ
スーパーバイク749Rは、乗り手を試す「本物のじゃじゃ馬」
だった・・・!」

車両の細かな状態は写真毎に説明があります

上部スライドには、車両の魅力的な写真が50枚ございます
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眺めているだけでトキメキを感じる珠玉の一台・・・。コレクター垂涎の一台と昇華した、フルカーボン・フェアリングを纏う、初期ロットのドゥカティ・スーパーバイク749Rとは・・・!

まず大前提として・・・

749Rは、ドゥカティがWSSスーパースポーツ世界選手権のホモロゲーション獲得の為に製作した、純血のレーシング・バイクであることをお忘れなく読み進めて下さい・・・。

4気筒600cc以下、3気筒675cc以下、2気筒750cc以下の市販バイクをベースにしたマシンで、エンジン以外ほぼ改造されることなく争われるWSSスーパースポーツ世界選手権・・・。

このあたりの排気量は、特にヨーロッパでは販売台数が多く、レース活動が各メーカーの売り上げに直結している為、日本を含む世界中のバイクメーカーが大きな力を注ぎます・・・。

実は1990年から始まったこのレースで、ヨーロッパ勢としてドゥカティが年間チャンピオンを奪ったのは僅か3回のみ・・・。ヤマハ・ホンダ・スズキ・カワサキ・・・日本のビッグメーカーの強力な直列4気筒エンジンを相手に戦うWSSスーパースポーツ世界選手権シリーズで完全勝利を収めるために、持てる技術の全てを賭けて開発・・・。年間75,000台未満を製造するドゥカティは、参加資格として少なくとも500台製造すれば良いというホモロゲーション基準を満たす為に市販されたのが2004年に発売されたドゥカティ・スーパーバイク749Rでした・・・。

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749Rは、ストリートバイクである前に、何よりもまず“危ないほどに美しい”レースバイクだった・・・!

ドゥカティは2004年に、ピエール・テルブランシュのデザインと、同社の持てる最高峰のLツイン・エンジン・テクノロジーを投入して749Rをリリースします・・・。

749Rが大変魅力的な工業製品である所以は、磨き上げられたパーツの集合体である事にあり、Lツイン・エンジンが直列4気筒エンジンの出力特性を超えることはあり得ない・・・とまで言われていた機械工学の分野において、これまで不可能と思われていた驚くべき成果を、プレミアムなサスペンションと磨き上げられたパーツの集合体で成し遂げたのです・・・!

2004年にデビューした749Rは、眺めているだけでも卒倒しそうな程美しい・・・。“Ducati749R”のカーボンを透かしてエンボス加工されたロゴが「シースルーバッジ」として入ったフル・カーボン・フェアリングを装着して登場します・・・。この749Rのフル・カーボンフェアリングは、初期モデル2004年限りであり、2005年からは、より軽量化が謳われたものの大型化された新しいポリマー素材で整形されたフェアリングに変わります・・・。

この大型化されたフェアリングのスタイルと素材の変更は、あくまでも性能向上の為に行われたものですが、世界中のコレクターにとっては、オリジナル・ノーズデザインをフル・カーボン・フェアリングで持つ、初期型2004年式749Rが最も魅力的なモデルであると言われており、まさに「コレクター垂涎の2004年モデル」と言われる所以となっています・・・!

749R専用の、エンジン単体で121馬力(10,500rpm)を叩き出すL型2気筒テスタストレッタ・エンジンは、94mm×54mmと超ショートストローク・・・!軽量フライホイール、バックトルク・リミッターなどレーシングエンジンそのままの仕様で、4000回転以上を常用域とし、さらにスリッパークラッチを標準装備することで、エキサイティングでダイナミックなレースバイクとしてのキャラクターを749Rに与えました・・・。

また749Rは、ドゥカティのスーパー・バイクのラインアップの中で、これまでにない18Lの容量を持つ大型燃料タンクが採用され、デザインもダイナミックに変化し、かつ航続距離を40〜50km伸ばし、レースにおいても大きなアドバンテージを産みだしました・・・。

その他にも・・・

軽量化、高剛性化だけでなく、ボックスセクションと呼ばれる競技用スイングアームと同様の新型スイングアームが市販車として初めて導入され、チェーン・テンションの調整がサスペンションに影響しない、レース仕様のチェーン調整スライダーが装着されました・・・。

さらにWSSワールドスーパースポーツのレギュレーションに準拠するため2段階のみ可動するアジャスタブル・フットレストが採用されたのも、ホモロゲーション・モデルとしての大きな特徴です・・・。

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純血レースバイクの必然性は、豪華ハイスペックパーツの乱舞
状態・・・!主要パーツ購入だけでも車体一台購入金額に迫る程・・・!これもドゥカティ749Rの魅力の真髄・・・。

ホモロゲーションモデルである749Rを標準の749と比較してみると以下の違いが見られます・・・。

・フロントフォーク・・・標準749がSHOWA製に対して749Rはオーリンズ製

・リアショック・・・標準749がザックス製に対して749Rはオーリンズ製

・ステアリングダンパー・・・標準749がDucati自社製に対して749Rはオーリンズ製

・フロントブレーキ・・・標準749がスタンダード・ブレンボ製に対して749Rはラジアルマウント・ブレンボ製

・クラッチ・・・標準749がスタンダードクラッチに対して749Rはスリッパークラッチ

・燃料タンク・・・標準749が 15.5 Lに対して749Rは 18.3 L

・ホイール・・・標準749がマルケジーニ製アルミに対して749Rはマルケジーニ製アルミ鍛造

・フェアリング&フェンダー・・・標準749が樹脂製に対して749Rはカーボンファイバー製

・ヘッドカバー・・・標準749がアルミニウム製に対して749Rはマグネシウム製

・ベルトカバー・・・標準749がプラスチック製に対して749Rはカーボンファイバー製

などなどとなり、目に見える部分だけのパーツ代の合計だけでもおよそ150万円以上(!)の内容となります・・・!

レースフィールドで勝つ為に作られた純血レースバイクにはこれらのパーツは必然的・・・。ドゥカティ749Rの魅力の真髄は実に官能的です・・・!

イグニッションキーを回すと、ディスプレイが点灯し、レブカウンターの針が回転して元に戻ります・・・。ハイコンプ・ピストンであることは、スターターモーターが回り出すとすぐにわかります・・・。 

今までのLツインではあり得なかった・・・9000rpm以上での独特の甲高いエキゾーストノートは実に官能的・・・!その性格たるやレースモデルそのもので、市街地など4000rpm以下はトルクもスカスカで乗りにくさ全開・・・!(笑)「実用性」と言う言葉を全く知らないバイクですが、低速でギクシャクする動きも、バイクが乗り手に語ってくる「もっと回せ・・・」のサインの様に感じるのが面白い所・・・!

7000rpmを超えたあたりから、エンジンは一気に息を吹き返し、最高速度に向かって雄叫びを上げるのです・・・!官能的なエンジン・・・!軽量化されたホイールとめちゃくちゃ軽い車体・・・!!レースバイクそのもののサスペンション!!!作り込みの素晴らしいシャーシ・・・!!!!8個のパッドがフロントディスクに食い込む音は、エンジン音に混じっても聞こえる程強力なブレーキ・・・など純血レースバイクとしての749Rは、気合を入れボルテージを上げれば上げる程「しっとり・・・」馴染んでくる味わいがあり、右手を絞り込む程に、スムーズなパワーデリバリーが、リアサスペンションと完璧に調和し、リアタイヤが絶大なパワーを路面に伝達し、通常のバイクとは比べものにならない程の達成感をライダーに与えながら、倒し込みの深い素晴らしいフットワークでワインディングを自由に駆け回る事を乗り手に容認するのです・・・!

これを味わったら最後病みつきになること間違いありません・・・。

万人受けする事など決して無い・・・まさに珠玉の価値を持つ1台・・・。

血統書付きのナンセンスな純血レースバイクに乗りたい「漢なライダー」には、まさにこれ以上ない大きな喜びを与えてくれる一台なのです・・・。

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トキメキを求めて・・・!どうせ乗るなら最高峰のRに
乗りたい・・・!!飛び抜けたスタイリングの良さに惚れ込まれ、大切にされてこられたオーナー様と極初期・・・シリアル#0047の749R

根っからのバイク好きでおられるオーナー様・・・。CBX400F・XJ400・Z400FX・Z400GPなど、現在は絶盤国産旧車と昇華した数々のバイクと共に、多感な青春期を過ごされたお方です・・・。

人生ステージの変化で一度はバイクを降りられたものの、20年程経過した数年前、今度はビックバイク乗りとして再度バイクライフをスタートされました・・・。VFR400Rやゼファー750など数台を駆り、風光明媚な地元のワインディングを駆け抜けたものの、「ときめかない・・・」と感じられたオーナー様・・・。「どうせ乗るなら思い切って飛び抜けたバイクにチャレンジしよう!」と意を決し・・・、状態の良い一台を探しに探し・・・、購入されたのが、フル・カーボン・フェアリングと18L大型アルミタンクが魅力的な、2004年式初期型シリアル#0047のドゥカティ749Rでした・・・。

「飛び抜けたスタイリングの良さがRにはあリます・・・」と満面の笑顔でお話し頂くオーナー様・・・、全世界で800台程・・・と言われる内の、極初期ロットをとても大切にされておられ、シャッター付きガレージでメンテナンス〜保管管理されておられます・・・。

基本オリジナルの個体ですが、オーナー様の好みで・・・

・ステップはモトクレイジー社製SBKアルミステップ

・モトクレイジー社製フェンダーレスキット

・モトクレイジー社製オイルクーラーコアガード

・STM社製レーシング・スリッパークラッチ

・STM社製クラッチレリーズ

・ISA社製特注520チェーン(スプロケットF14T・R35Tに対応)

・マジカルレーシング製スモークスクリーン

に換装されておられます・・・。

また過去の整備記録としては、

・フロントオーリンズフォーク・リアショックアブソーバーオーバーホール

・エンジンシール類交換

・タイミングベルト交換

・クラッチレリーズ交換

・バッテリー交換

・エアエレメント交換

・スパークプラグ交換

・ラジエーターホース交換(サムコ製)

などなど・・・。

走行に不可欠な油脂類、タイヤ交換など含めて地元のバイクショップで、ご自身でもドゥカティに乗られ、ドゥカティの泣き所を熟知した信頼できるメカニックに任せてメンテナンスされてこられ、特に749シリーズの全モデル共通のウイークポイント、オーリンズ製フォークシールの漏れやクーラント漏れに関して、予防整備含めて「対応済み」であるのがこの個体の特徴でもあります・・・。

また予備パーツとして・・・。(※写真49参照)

・749R純正オリジナルミラー(輸入品)新品

・カーボン製クラッチカバー(純正)

・純正アルミ製スタンド(センサー付き)(中古)

・タンクパッド(新品)

・クラッチマスターリザーバータンク(新品)

・純正オリジナルクリアータイプ・フェアリング

・各種ゴムパーツ

・ヘッドライトスイッチ(任意でライトがオフに出来るスイッチ)

などなどが付属いたします・・・。

アップダウンが激しい地元長野県の一般道で少しでも乗り易くしようとギア比を計算され、オリジナル(フロント15T・リア35T)のスプロケットを、(フロント14T・リア38T)に変更・・・。乗り易くなったもののバイクのテイストが合わない・・・などを経験されたりし、749Rが純血サーキット専用モデルであることを痛感されてこられました・・・。現在は上記にもあるように、(フロント14T・リア35T)に戻し、少し乗りやすいセッティングで落ち着かれた・・・との事でした・・・。

長野県には、全国からライダーが集まる有名なワインディングが数多くありますが、倒し込みの深い、素晴らしいフットワークでワインディングを自由に駆け回り、コーナリングが決まった時の感覚は「脳内アドレナリン出まくり状態・・・!この高揚感はすごいものがある・・・!」とその魅力を笑顔いっぱいで語って頂いたオーナー様・・・。

手元に置いておくだけでも所有欲を満たしてくれる一台と、とても大切に749Rと触れ合ってこられましたが、“ライフステージの変化・・・”は誰にも一様に訪れるもの・・・。だんだんとガレージで眺める日々が多くなり、またご家族でタンデムされるメインバイクも有る事から、この度“断腸の想い”で手放される事を決意されました・・・。

「どなたか・・・このバイクの魅力を100%引き出して頂ける方に今までのヒストリー含めて委ねたい・・・」と考えていらっしゃいます・・・。

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2004年式 ドゥカティ スーパーバイク 749R テスタストレッタ
取材後記・・・

コンマゼロ秒の世界で凌ぎを削るレーシングマシンの美しさ・・・。749Rは、ストリートバイクである前に、何よりもまず“危ないほどに美しい本物のレースバイクでした・・・。

前述の自らもドゥカティに乗られるオーナー様の主治医様からも、「乗るには手ごわいヨ・・・」と聞いておられたオーナー様・・・。乗ってみたら「本当に手ごわかった・・・!」というのが本音のご様子です・・・。

標準の749や749Sとは一線を画す「WSSホモロゲーションモデル」は伊達ではなさそう・・・。

しかしながら・・・じゃじゃ馬であればある程、「乗りこなしてみたい・・・、征服してみたい・・・」というのがエンスージアストならではの心理では無いでしょうか・・・。

強烈な所有欲を掻き立てる初期“R”の響き・・・!本物ホモロゲーション
モデルをガレージに置く喜びは、”これを乗りこなす”という大きな目標と共に日々進化する・・・!極初期シリアル#0047のカーボンフェアリングを纏ったドゥカティ スーパーバイク749Rは、乗り手を試す
「本物のじゃじゃ馬」だった・・・!

オーナー様の体験された試行錯誤のヒストリー含めて、引き継げるのが個人売買の最大のメリットと、この様な特別なモデルだからこそ意に感じた今回のドゥカティ スーパーバイク 749R

の取材でした・・・。

是非興奮度MAXの見学に長野県までお越しください・・・。

このとても素晴らしい「2004年式 ドゥカティ スーパーバイク 749R
テスタストレッタ 」は現在長野県にあります。

個人間売買のため、消費税や諸費用等はかかりません。

本車両は購入に際しては、自動車税の月割り精算並びに、リサイクル預託金のご負担をお願いいたします。

【お問い合わせに際して・・・】

このページの車両は、クラシックカー・コレクタブルカーの越境ECサイト、「エステートセール®︎スプレマシー」に掲載されたものです。

至高・最高(スプレマシー)なエステートセール・・・とは。

エステートセール®︎スプレマシーは、オーナー様の想いのこもったお車を、インタビューに基づく原稿作成でご紹介し、物・心を整理する北米文化エステートセールの日本版です。

文化も・・・次の世代への引き継ぎも・・・何も残らない二束三文・安値買取とは全く異なり、オーナー様の想いを実直に表現、思い出は心にしっかり残しながらも確実に次の世代に引き継ぐご案内・仲介をいたします。

過去の整備記録や修理歴など含めて現オーナー様から詳細ヒアリングを実施、事故歴の有無含めて取材しております。大きな事故歴があった場合、また現オーナー様の所有歴が極端に短く詳細がわからない場合は取材をお断りし、購入されるお客様に可能な限り安心をお届けする工夫を実施しております。

本記事内容は2023年2月4日11時より約3時間の取材時間の中で、オーナー様へのインタビューと頂いた資料、また試乗体験したものを元に執筆作成したものです。

限られた時間内での確認につき、状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります事ご承知おき下さい。

また執筆内容に関しては、念入りな海外・国内リサーチを含めてオリジナルの原稿を執筆しておりますが、現地に赴くなどの裏づけを全て取ってはおりません。状態等のコメントもあくまで取材時の天候・状況及び筆者の主観によるものという事ご承知おき下さい。

掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込は、このページの一番下よりご連絡下さい。

尚、現車確認はあくまで「購入を前提」として検討されているお客様のみとさせて頂きます。

何卒宜しくご検討下さい。

スペック

車検

一時抹消登録

走行

12,044km 取材時表示

備考

全世界約800台の内のシリアル#0047

複数オーナー

前後オーリンズ製フロントフォーク

リアショック

オーバーホール済

エンジン各種シール、タイミングベルト交換済み

STM製レーシングスリッパークラッチに交換済み

フロントフォークオーバーホール済み

水回り各ホース類交換済み

全長

2095mm

全高

1110mm

シート高

780mm

ホイールベース

1420mm

重量

173kg

排気量

749cc

出品地

長野県

取材日

2023年2月4日