エステートセールスプレマシー

トップ>ストックリスト>1977年式 日産 フェアレディZ C-S31

1977年式

日産 フェアレディZ C-S31

不惑の名車・・・実走行3万キロ台の極上箱入り娘が
世に放たれる・・・!門外不出の1台・・・未再生ほぼ
オリジナルの最終型77年式C-S31は、その匂いまでもが
フレッシュ・・・!ほぼ半世紀経過したとは
到底思えない一台に驚愕する・・・!

本日ここにご紹介する、オリジナルペイントが非常に鮮やかな、ダークグリーンメタリックのC-S31型フェアレディZについて、ノスタルジック・ヒーロー(2012年10月号、Vol.153)でご覧になられた記憶をお持ちの方も大勢おられると思います・・・。

「不惑の国産名車フェアレディZ」と題し、特集された内容の最中「走行3万キロの箱入り娘・・・、未再生ほぼオリジナルの極上車・・・」として紹介された経緯を持つ個体そのもので、現在でも走行距離数は、驚愕の36537km(取材時)・・・。大変貴重な個体です・・・、収まるところにしっかり収まった、まさに門外不出の一台と思われていた個体ですが、この程、数年前に運良くもこの個体を手に入れられたオーナー様が、熟考を重ね・・・悩み抜いた挙句・・・断腸の想いで手放す事を決意され、本日エンスーの杜にのみ・・・ご紹介させて頂く経緯となりました・・・。

取材させて頂いた筆者は、あまりにも見事な個体を前に興奮したのか、取材メモは後日読み返しても「すごい・・・素晴らしい・・・」の羅列に加えて読み取れない文字の連発・・・。加えて上着も忘れて帰るなど・・・まさにエンスージアストにとって「国宝級」と形容したい素晴らしい一台に「心奪われる・・・」想いでおり、取材から数日経過した今も、熱く思い出す程です・・・。

冷静に客観的にこの個体をご覧になって頂く上でも、インターネット版ノスタルジックヒーロー(Nos.web.jp)において、2020年10月にVol.1〜3まで実に3回に渡り掲載された内容のリンクも併せてご案内いたしますので以下ご参考ください・・・。

  • 以下インターネット版ノスタルジックヒーロー(Nos.web.jp)より引用・・・

Vol.1

「キャブからインジェクションへ。パワーダウンを感じたオーナーが多かった「後期型」。ブラッシュアップされた改善点とは?|1977年式 日産 フェアレディZ Vol.1」

https://nosweb.jp/nostalgichero/articles/detail/1508

 

Vol.2

「排ガス規制を乗り越えたZ。S30に比べ、徹底したブラッシュアップが施されたS31|1977年式 日産 フェアレディZ Vol.2」

https://nosweb.jp/nostalgichero/articles/detail/1509

 

Vol.3

「実走3万kmの箱入り娘。快調に走るほぼフルオリジナルの極上S31Z|1977年式 日産 フェアレディZ Vol.3」

https://nosweb.jp/nostalgichero/articles/detail/1510

平素より筆者が大変お世話になっている大変信頼おけるオーナー様・・・。

かねてより極上の「未再生・ほぼオリジナルS31」をお持ちと伺っておりましたが、取材に訪れ実車を拝見するのはこれが初めて・・・。

初夏の新緑が眩しい鈴鹿山脈が連なる雄大な自然を背景に、ダークグリーンメタリックが美しく映える・・・!ほぼ半世紀前に生み出されたとは俄かに信じ難い77年式C-S31型フェアレディZを目前とし、心が震えた事実を以下にそのまま表現試みます・・・。

タイムマシンに乗って半世紀ほど遡ったかの様・・・!
77年式フェアレディZ C-S31型、未再生ほぼオリジナル車は
こんな車だった・・・!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

オーナー様からの「それじゃまず乗ってみますか・・・」との嬉しいお言葉・・・。

これがなんと言っても取材時の醍醐味・・・!こんな貴重な一台を味わえるなんてとても幸せな事・・・。この仕事やっていて本当に良かったと思える時間がやってきました・・・!

オーナー様のご厚意で、ナビシートでのしばしのドライブを堪能させて頂きました・・・。

非常に綺麗な、破れほつれの全く無い、エア抜き用の穴がない当時物オリジナルシートにゆっくり座ります・・・。

後期型より変更になった巻き上げ式シートベルトを締め一息・・・。じっくりと目の前に広がる光景に目をやり、息を呑みます・・・。

目の前の計器類・・・、シルバーで縁取られたエアコン吹き出しや各種レバーのスライド部分、オリジナルラジオの意匠部分など、手が触れる部分は、経年等で「縁取り」が剥がれているのが旧車の常で味わいの部分・・・。そんな今までの常識がガラガラと音を立てて崩れて行きます・・・!

ダッシュボードのひび割れや、使い込んで擦れたインパネが「旧車の味わい・・・」などというのも「程の良い言い訳」に思える程・・・、この個体がおよそ半世紀(正確には47年)経過したという事実を脳が受け入れ無いのです・・・。

「ここまでミントな状態で保って来られるのには、歴代のこの車に携わった方々の相当な努力が背景にあるのだろう・・・。」目の前に広げられる現実と史実との大きなギャップ・・・。まずこれが大きな衝撃波となってこの個体に乗る者を圧倒します・・・!

オーナー様にとってこの車は、週末の近隣ドライブを共にする慣れ親しんだコレクション・・・。

とっても気持ちよさそうにL20型エンジンをジェントルに、適度な回転数にまで引っ張り、ゆっくりシフトされ快適にドライブされます・・・。そんなオーナー様の隣で、その衝撃波に打たれ続ける筆者が、ようやく我を取り戻し、落ち着いて観察でき始めたのは、そんなドライブのスタートから10分程たった後からの事・・・。

この国宝級個体・・・走りに角がしっかりある、旧車らしからぬ、新車をも想像できる実にフレッシュな極上の走りに加えて、なんと匂いまでもがフレッシュなのです・・・!

目から入ってくるミントなイメージ・・・、体を伝わり入ってくる極上の走り・・・、耳から入ってくるエンジン〜トランスミッション〜ロードノイズのリズミカルな旋律・・・、そしてフレッシュな匂い・・・。これが五感を刺激する感覚は「素晴らしい」の一言・・・!

吊り上げ式クーラーからは心地よい冷気が十分に吹き出し、シャープで澱みなく吹け上がるインライン6・L20型エンジンと、しっかり角があるフレッシュな走り・・・。本当に半世紀近く経過した車なのだろうか・・・。この車が新車だった当時、現役でこのフレッシュさを体感した人でないと味わえないはずのC-S31型フェアレディZの真の魅力が「今」味わえる次元を超えた事実・・・。通常のレストアでは決して味わえない、これぞ「国宝級のミントコンディション・・・!」と思わず叫ばずにはいられなかったのです・・・!

興奮冷めやらず、そのままスチール撮影・・・、今度は至近距離でじっくり眺めてみます・・・。

この車が生まれてから以降、余程良い環境で長年保管されてきたと思われる、未再生・オリジナルのエクステリアは、錆・凹みというレベル云々ではなく、まさにミント・コンディションの状態・・・、フロアカーペット裏などを覗いてみても、当時物の吸音材が崩れることなく、厚みを持ったまましっかり残っているのです・・・!

それらは、もちろんボディ下回りにも当然及んでおり、大変な努力で、ここまで良い状態で保管〜管理されてきた事実に敬服の念さえ抱く程です・・・。

S31後期型の特徴としてみられる、それまでの「ワンテール」と呼ばれるコンビネーションランプから、バックランプを独立させた通称「ツーテール」と呼ばれるテールレンズになりますが、これも嬉しい程ミントな状態を示し、それまでの砲弾型から、後期型の特徴的タルボ型ミラーに変更されたフェンダーミラーも、とても綺麗な状態・・・。また純正のトピー製スチールとホイールキャップも、まさに新品のような極上状態で、見るものを圧倒するのです・・・!

前後とも175/80R14という細身のタイヤに、車高も当然潔い当時物オリジナルのまま・・・。まさに生まれて来た時そのままの、オリジナル状態を「未再生ほぼオリジナル・・・」という事実が凄みを与えているようです・・・。リアゲートのダンパーからはコンプレッションされたオイルが動く音がはっきり聞こえ、至ところのカーペットをめくっても、経年を一切感じない状態・・・

それらを集約した、この車から立ち上がる独特のオーラに、「これは普通の事では無い・・・」と誰もが瞬時に気が付く事実・・・。これがこの個体の大きな魅力と思うのです・・・。

ガレージの中で極上ミント・コレクションにしてもよし、
最終型のモダンな走りをじっくり楽しむのもよし、最も熟した
後期型の特徴を存分に楽しめる一台・・・。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

1969年・・・初代Zのデビュー以来、周知の様にフェアレディZは世界的に日本製名車として知られてきました・・・。先代モデルであるダットサン・フェアレディの後継車として登場すると瞬く間に、北米市場を席巻し大ヒット・・・!今でもZ専門のレストアショップが存在するなど、そのスタイルとエンジン性能は非常に高く評価され、まさに日本で生まれ世界で育った稀有な一台です・・・。

元来このモデルの開発は、故・片山豊氏・当時アメリカ日産の社長のインスピレーションで生まれたと言うエピソードは有名・・・。片山氏は米国市場において高い競争力のある日産車を熱望し、ジャガーEタイプの様な洗練されたスタイリングと、ポルシェ911を超える高性能なシャシーを備えることを強く要求し、開発されたヒストリーがあります・・・。

アメリカで勝てる車・・・そうして生まれたフェアレディZは、軽量なモノコックボディと四輪独立懸架ストラット式サスペンションを持ち、搭載されたL型直列6気筒エンジンも、鋳鉄シリンダーブロックにターンフロー燃焼室を組み合わせた設計で、信頼性が高く整備も容易・・・。当時一級のスポーツカー性能に加えて“日本製は壊れない”という新たな神話を生み出した一台となりました・・・。

こうして初代フェアレディZは1978年まで足掛け10年にわたって生産され、全世界で約55万台・・・日本国内には約8万台が販売されるなど、販売成績でも一級品の大ヒット作となります・・・。その時代から半世紀が経過した現在、ここで言うまでもなく現在日本国内ではJDMクラシックとして群を抜いた人気を誇り、一昨年2022年には、日本自動車殿堂の歴史遺産車に認定された程です・・・。

その初期型フェアレディZが段階的に厳しくなる排出ガス規制に対応をすると言う、時代の波に揉まれながらも、昭和50年施行の排出ガス規制に伴い、それまでのSUツインキャブからドイツ・ボッシュが開発したL-ジェトロニック式電子制御燃料噴射装置をニッサンEGIとして仕様変更・・・そのEGIに併せて、NAPS(ニッサン・アンチ・ポリューションシステム)を装着し、大型化したラジエーター周りの取り回しを含め、シャーシデザインも変更・・・。熟成した最終型として世に問うたのが本日ご紹介したC-S31型です・・・。

S30型のみならず、熟成した最終型をそのヒストリーと共に味わう・・・それが当時さながらの姿を彷彿とさせる、未再生・フルオリジナルとなれば・・・非常に大きな魅力となることでしょう・・・。

歴史の1ページをじっくりガレージで鑑賞しながら週末のドライブを堪能するなど、大変意義の深いコレクションになり得ると心から感じた次第です・・・。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

1977年式 未再生・ほぼオリジナル・・・
日産フェアレディZ C-S31型取材後記・・・

おそらく・・・これをここまで読み進めて頂いた熱狂的なエンスージアストの御仁ならずとも・・・普段全く旧車にご縁が無い、もっと言ってしまえば、ここ数年における特定の旧車の異常なまでもの価格高沸になど全く関心も無く、古い車の半径1mには入ってこようともしない・・・、その様なエンスージアストの奥方様にとっても、この車が放つ時空を超越した神秘的とも言える魅力的なオーラには必ず足を止めて目をやり、心掴まれる事でしょう・・・。「国宝級」すっと言葉に出てきた程、実際に間近で味わった空気はそれほど信じられない凄みさえあったのです・・・。

本来であれば、収まる所にしっかり収まり、門外不出の存在に出会えるチャンスなど皆無と言える事だと思います・・・。

まさに探そうとしても探しきれない・・・出会いを待つしか無い個体・・・。

その様な機会をこうしてご紹介できるのもライター冥利に尽きる事・・・。その様な思いで言葉を慎重に選び・・・じっくり時間をかけて書き上げた原稿となりました・・・。

不惑の名車・・・実走行3万キロ台の極上箱入り娘が世に放たれる・・・!
門外不出の1台・・・未再生ほぼオリジナルの最終型77年式C-S31は、
その匂いまでもがフレッシュ・・・!ほぼ半世紀経過したとは
到底思えない一台に驚愕する・・・!

時折ドライブしては感激に浸れる大きな特典付きで、歴史に残る一台を保管管理し、次の世代に伝える使命・・・。この貴重な経験は、次のまだ見ぬ新オーナー様の人生を大きく豊に彩ってくれることは間違いありません・・・。

是非エンスージアストにとって「国宝級」とも言える一台との出会い・・・至高の見学に鈴鹿山麓の麓、三重県までお越しください・・・。

この大変素晴らしい「1977年式 日産 フェアレディZ C-S31」は
現在、三重県にあります。

個人間売買のため、消費税や諸費用等はかかりません。

本車両購入については、自動車税の月割り精算、並びにリサイクル預託金精算のご負担をお願いいたします。また陸送等は購入者様の方でご手配をお願いいたします。

【お問い合わせに際して・・・】

このページの車両は、クラシックカー・コレクタブルカーの越境ECサイト、「エステートセール®︎スプレマシー」に掲載されたものです。

至高・最高(スプレマシー)なエステートセール・・・とは。

エステートセール®︎スプレマシーは、オーナー様の想いのこもったお車を、インタビューに基づく原稿作成でご紹介し、物・心を整理する北米文化エステートセールの日本版です。

文化も・・・次の世代への引き継ぎも・・・何も残らない二束三文・安値買取とは全く異なり、オーナー様の想いを実直に表現、思い出は心にしっかり残しながらも確実に次の世代に引き継ぐご案内・仲介をいたします。

過去の整備記録や修理歴など含めて現オーナー様から詳細ヒアリングを実施、事故歴の有無含めて取材しております。

大きな事故歴があった場合、また現オーナー様の所有歴が極端に短く、詳細がわからない場合は取材をお断りし、購入されるお客様に可能な限り安心をお届けする工夫を実施しております。

本記事内容は、2023年5月20日13時より、晴天の元、約3時間の取材時間の中で、試乗体験〜オーナー様へのインタビューしたものを元に執筆作成したものです。かぎられた時間での確認につき現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります、また執筆内容に関しても全て裏づけを取ったものではありません。 状態等のコメントも、あくまで取材時の天候・状況及び筆者の主観によるものという事ご承知おき下さい。

掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。なお個人間での取引となりますので、冷やかし防止のため、現車確認はあくまで「購入を前提」として検討されているお客様のみとさせて頂きます。

何卒宜しくご検討下さい。

車両の細かな状態は写真毎に説明があります

上部スライドには、車両の魅力的な写真が50枚ございます
写真をクリックして説明と共にご覧ください
※画像外をクリックすればページが戻ります

スペック

車検

令和6年6月

走行

36537km取材時表示

備考

5MT

国内初年度登録 昭和52年7月

型式 C-S31

車体番号 S31-001683

原動機形式 L-20

未再生ほぼオリジナル車両

ノスタルジックヒーロー153号紹介車両

長さ

4115mm

1630mm

高さ

1295mm

重量

1130kg

排気量

1998cc

出品地

三重県