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1968年式
バンデンプラ・プリンセス 1300 Mk-II 4MT
↑↑↑上記アーカイブ動画、是非音声ありでご覧ください・・・。
1960年代当時の雰囲気そのままに・・・、4MTで走りも楽しめる
ベイビーロールスが存在した・・・!
内外装レストア済み〜
バー・ウオルナットの状態も涙もの・・・!
1968年式
バンデンプラ・プリンセス1300 Mk-IIは、英国高級車文化の芳醇さ
を堪能できる一台だった・・・!
第一章
20年憧れ続けてようやく出会ったプリンセス・・・。
数年前に内外装
レストア済み〜バーウオルナットのビンテージ感が素晴らしい1968年
後期生産のMk-IIとは・・・
立ち姿も凛として大変美しく、3m先に静かに佇む車体からひしひしと伝わってくる素晴らしい上質感・・・。
英国自動車文化そのものが生み出した、時間が経過しても決して色褪せることのない、明らかにビンテージな魅力こそが、この1968年式バンデンプラ・プリンセスMk-IIを選ぶ、理屈のいらない明白な理由なのでしょう・・・。
車検証に記載された車体番号は静岡の陸運局で職権打刻されたもの・・・。
国内初年度登録は昭和61年(1986年)となっていますが、シリアル#VAS2-17648は1968年後半の製造ナンバー・・・。
外観上も、サイドマーカーを持たないクリーンなフェンダーライン・・・、1960年代BMC期らしい繊細なボディモール・・・、Lucas製フォグランプや当時物灯火類・・・、細身のクロームパーツ・・・、そして内装、特にシートのディテールなどから、1968年後半に製造された個体であることが見受けられ、後の安全規制やBritish Leyland期の合理化が進む以前の端正な佇まいを色濃く残しているのが非常に魅力的な一台です・・・。
数年前にガラス〜ゴム類を外して施工されたと思われる、シックなアーモンド・グリーン系のカラーは、仕立て直後の光沢ではなく実に程よい雰囲気を醸し出しています・・・。
サビや破れのない当時そのもののホイールキャップ、クロームパーツやミラー類など細部のディテールの一つ一つが1960年代を濃厚に語り・・・、室内に入ると触っただけでもその肉厚さから上質なコノリー社製レザーで丁寧に張り替えられたと思われる全座席に感涙し・・・、エボナイト製のステアリングの状態の良さと、1960年代ロールス・ロイスと全く同様にあしらわれたバー・ウオルナットと、スミス製の計器類がシルバークラウドごとく並んだ、圧倒的なビンテージ感にはもう降参するしかない・・・!
エンジンルーム内の、後年明らかに交換されたと思われる補器類に関しても、非常に丁寧にオリジナルと同じものが選ばれており、そこに余計な演出は一切なし・・・。
何も足さずに何も引かれず・・・、間違いなく“わかっている人”によって丁寧に、緻密なレストア〜オリジナル再生計画が長期に渡り実行され、発売から60年近く経過した今日、初夏であれば吊り下げ式クーラーからの爽やかな冷気を感じながら、何の遜色もなく当時の雰囲気と走りが堪能できる一台・・・。
もうお分かりと思いますが、そんな個体はなかなか見つかるものではありません・・・。
ライフスタイルに合わせて、ヒストリックなモーガンを含む英国車から、乗って味のあるクルマの数々を楽しまれるオーナー氏・・・。
そのコレクションを手放される際のお手伝いを、筆者は今まで対応させていただいて参りました・・・。
改めてオーナー氏にお話を伺うと、このバンデンプラ・プリンセス1300 Mk-II 4MTは、単なる趣味のクラシックカーではなく、20年以上“いつかは乗りたい”心の中に持ち続けていた憧れの存在であったとのこと・・・。
それほど「この車だけは特別な存在だった・・・」と目を細めてクルマの方に向き合われます・・・。
ご自宅のガレージ事情から、それまで所有されていた3ナンバー車を手放し、次はもっとコンパクトな車に乗りたいと、比較的探しやすいオールド・ミニを探しておられ、運よく良い状態のミニを購入する寸前で、偶然にもこのプリンセスと出会ってしまい・・・。
出会った瞬間、見た瞬間に気持ちはグラグラと大きく揺れ動き始め、気がついた時には脳内は完全にプリンセスの虜に・・・。
そうして気がつけば20年来の憧れの存在であったこのプリンセスを、念願叶ってガレージに迎え入れられることになったそうです・・・。
毎日のデイリーユースとは少し異なり、まさにリラクゼーションのための堪能ドライブを魅惑のプリンセスとともに過ごされます・・・。
ご自身のお気持ちのリセットにと、まさに週末デートの様に、週末早朝の空いた時間帯を中心に、走り慣れた風光明媚なドライブコースをゆっくり走り、この魅惑のプリンセスとの蜜月を満喫されて来られました・・・。
このクルマの走りの極意はやはり“ゆったりと走ること・・・”
4MT仕様は、オートマ仕様のSUシングルキャブと味付けも異なり、ツインSUキャブが伝統のOHV 1275cc A型エンジンに組み合わされるのがオリジナル・・・。当時の公表数値も65hpとスポーツサルーン的味付けがされたのが4MT車の特徴・・・。
当時の英国高級車文化から装飾類を豪華にしたことで、その愛称は“ベイビーロールス”と言われるバンデンプラ・プリンセスですが、小柄ながら車幅やホイールベースにも十分な余裕を感じることが出来、このサイズからは想像できないほど“落ち着いたしっとりした乗り味”を持っていることに驚かれ、ますますその惚れ度は上昇・・・。
優雅でクラシカルなビクトリアン・スタイルを、「4速マニュアルを駆使しながらも、ゆったりと走らせることが何より心地良いですね・・・。」と、目を細めて語っていただきます・・・。
人も車も少ない早朝に、お気に入りのワインディングを静かにゆったり走らせる時間こそが、何よりも優雅で心が洗練される時間・・・。
それがこのプリンセスを手元に置かれる最高の喜びであったことでしょう・・・。
残念ながら明確な整備記録こそ購入時付属していませんが、立ち姿も美しく均整が取れており、内外装含めて各部に丁寧に手が入り、きっちりとレストアが行われた個体であることは容易に推察できます・・・。
エンジン内部こそ開けてはいませんが、オイル漏れのない状態や、ツインSUキャブのシンクロの状態や、マフラーがステンレス製のキャプトンタイプにしっかり交換されていることなどから、しっかりエンジン内部にも手が入っていることが想像できます・・・。
吊り下げ式クーラーの効きから電装関連の正常さも含め、現時点で走る〜止まる〜曲がるについての不具合は全くありません・・・。
いやむしろ動画でもご確認いただける様に非常に良い状態です・・・。
一点だけ、写真や動画(2分56秒あたりから)でもご紹介しているように、右フロントフェンダー上部に塗装のパテ割れが見られます・・・。
また全塗装の際に、特徴的なボディサイドを走る繊細なピンストライプは、本来職人の手によって一本ずつ描かれていたものが、全塗装時にステッカーで丁寧に再現されていることが見受けられます・・・。
ただし、その佇まいは十分に当時のバンデンプラが持っていた、コーチビルダー文化を今に伝えるクオリティとして仕上がっています・・・。
このプリンセスに心底惚れられ、最高の状態で出会ってからも最善の保存維持をされてこられたオーナー氏・・・。
しかし残念ながら今回、この車を手放されることになりました・・・。
その理由は当然クルマの不調でも、生活環境の変化でもなく、オーナー氏ご自身のお怪我によるもの・・・。
肩を痛めてしまわれた為、右ハンドル左シフトという独特の操作が身体的な負担となってしまったのが原因で、今回はやむを得ず、まさに断腸の想いで、ようやく出会った素敵なプリンセスを手放さざるを得ない理由に・・・。
オーナー氏のふとクルマを見られる優しい目線や、お言葉から「本来であればこれからも長く所有し続けたかった魅惑のプリンセス・・・」だったことが痛いほど伝わってきます・・・。
20年以上憧れ続け、ようやく出会った68年式バンデンプラ・プリンセス1300 Mk-II 4MT・・・。
きっと皆様が描いておられる理想的なバンデンプラ・プリンセスとはこのような一台だと、その稀有なストーリー含めて感じた貴重な取材だったのです・・・。
第二章
プリンセスという名を冠した小型サルーンはこのような背景で
生まれた・・・。
BMC史実からその魅力を読み解く・・・!
Vanden Plas(バンデンプラ)という社名を理解するためには、まず英国自動車産業がまだコーチビルダー文化の上に成り立っていた時代まで遡る必要があります・・・。
バンデンプラの起源は19世紀末のベルギーにあり、その後英国へ拠点を移し、ロールス・ロイス、ベントレーなど英国を代表する高級車メーカーのボディ製作を手掛ける名門コーチビルダーとして発展していきました・・・。
当時の高級車は現在のような完成車として販売されるものではなく、顧客がシャシーとエンジンのみを購入し、その上に好みのコーチビルダーがボディを架装することが一般的であり、バンデンプラはそのコーチビルダーの世界において高い評価を得ていた存在でした・・・。
第二次世界大戦後になると英国自動車産業は大きな再編の時代を迎えます・・・。
オースチンとモーリスを中心としてBritish Motor Corporation、通称BMCが誕生し、バンデンプラもまたその傘下へと組み込まれることになります・・・。
しかし単なるブランド名として残されたわけではありませんでした・・・。
BMCはバンデンプラを自らの高級車部門として位置付け、それまでコーチビルダーとして培ってきた伝統や高級感を量産車へ移植するという新しい役割を与えたのです・・・。
その思想が最も色濃く表れたのがADO16シリーズでした・・・。
1959年に登場したミニによって前輪駆動横置きエンジンの可能性を切り開いたアレック・イシゴニスは、その発展形としてADO16を開発します・・・。
ADO16はオースチン1100、モーリス1100、MG 1100、ライレーケレストル、そしてウーズレー1100など数多くのブランドで展開され、1960年代の英国を代表する大ベストセラーカーとなりました・・・。
その一方でBMCは、この優れた小型車プラットフォームにバンデンプラの名を与え、本格的な高級小型サルーンとして仕立てることを考えます・・・。
こうして誕生したのが「バンデンプラ・プリンセス・シリーズ」です・・・。
バー・ウォルナット・・・、コノリー社製レザーシート・・・、スミス製計器類・・・、ピクニックテーブル・・・など、本来であればロールス・ロイスやベントレーの世界で見られるような贅沢な装備が惜しみなく与えられ、単なる上級グレードではなく、小型車のボディを用いながらも本物の英国高級車を作ろうという思想がそこには存在していたのです・・・。
これが後年、この車が“ベイビー・ロールス”という愛称で呼ばれるようになった起因です・・・。
そして“プリンセス”という名称そのものもまた英国高級車文化の歴史を背負った特別な名前でした・・・。
そのルーツは1930年代に登場したオースチン・プリンセスにまで遡ります・・・。
当時のプリンセスはその名の通り、英国王室や政府関係者にも愛用された格式高い高級車であり、その後も長年に渡って英国高級車の系譜を担ってきた由緒ある名称でした・・・。
つまりこの小さなバンデンプラ・プリンセス1300は、単なる高級仕様のADO16ではなく、その伝統ある“プリンセス”の名跡を正統に継承した一台でもあったのです・・・。
さらに興味深いのは、そのベースとなったADO16そのものです・・・。
ADO16は1960年代の英国を代表する大ベストセラーカーとして世界累計200万台以上が生産され、英国自動車史上でも屈指の成功作となりました・・・。
しかしその中でバンデンプラ・プリンセスはMk-IIが11,717台、Mk-IIIで8,312台と、僅か1000台ほどと言われる初期型を含めても、2万台という極僅かな生産台数に留まり、同じADO16でありながらその数全体のたった1%と、他のADO16とは全く異なる存在感を放っていたのです・・・。
言わばこのクルマは、世界的大衆車として成功したADO16の技術と、ロールス・ロイスやベントレーのボディを手掛けたコーチビルダー“バンデンプラ”の伝統、その二つが最も幸福な形で融合した英国車だった事実・・・。
そして更に興味深いのは、本車が属するMk-IIという呼称です・・・。
実は現在愛好家の間で使われているMk-I〜Mk-II〜そしてMk-IIIという分類は、後年整理されたものであり、当時の販売時には単にバンデンプラ・プリンセス1300として販売されていました・・・。つまり厳密には最初から「Mk-I」というモデル名が存在していたわけではありませんでした・・・。
その後の仕様変更や改良内容を区別するために、オーナーズクラブや研究家達が便宜上シリーズ分類をしていたのです・・・。
今回取材した個体はシリアル番号VAS2-17648を持つ車両です・・・。
シリアルナンバーからデコードを行うと1968年後半の生産であったシリアルであることがわかります・・・。
さらにサイドマーカーを持たないフェンダー形状、ルーカス社製フォグランプを含む灯火類の構成、細身のクロームモール、バー・ウォルナットを主体とした内装意匠などの特徴を総合すると、1968年後半に生産されたMark II世代と見受けられます・・・。
また機関面でもTwin SU HS2キャブレターを備える65bhp仕様と4速マニュアルトランスミッションを組み合わせており、オートマチック仕様のシングルキャブ車とは明確に異なる、よりスポーティな味付けが与えられていたスポーツサルーンであることが見えてきます・・・。
このプリンセスこそ、単なる小型高級車という概念だけでは説明がつかない、非常に稀有な存在なのです・・・。
コーチビルダー“バンデンプラ”の伝統と、BMCが持っていた革新的な小型車技術、その二つが最も幸福な形で融合した、英国高級車文化を象徴する一台・・・。
故に発売から60年近く経た今日でもなお、この車からは1960年代英国高級車文化の香りが実に濃厚に漂ってくるのです・・・。
第三章
ベイビーロールス・・・その上質感はまさに最高1968年式 バンデンプラ・
プリンセス 1300 Mark II 4MT・・・筆者の後書き・・・!
時間の経過とともに後年レストアされた個体は数多く、これからも熱心なコレクター様の情熱で出てくることはあるでしょう・・・。
しかしながら・・・、当時の雰囲気をそのまま残し、経過した時間そのものが美しく映える、オリジナルに忠実に手が入った個体となるとそうそう出会えるものではありません・・・!
今回のこの物語の主人公であるベテラン・オーナー様がこのプリンセスに一目惚れされたのも、立ち姿〜細部のディテールに至まで1960年代の空気感を感じられる理由であったことでしょう・・・。
それにしても・・・、後年アクリル塗装が施されてしまったウオルナットの化粧板などであれば、夏場高温になる車内の環境で耐え切ることができず、表面のクラックからともすればアクリル層の剥がれ落ちなどとなってしまいがちですが、この個体のバーウオルナットなど、アクリル塗装がされる時代以前のオイルステインで仕上げられたもの・・・。
希少本杢材部位にのみに観られる珠目紋様など、地球環境の変化から希少木材の産地が変動し採れなくなった今日、今後もう二度と出てこないであろう超貴重な部分です・・・。
まさにビクトリアンな雰囲気の車内でロールス・ロイスと寸分違わずバーウオルナットの背景にスミス製メーターを見つめ、シルバークラウドさながらに華奢なエボナイト製ステアリングを操作する・・・。
それはベイビー・ロールスという表現を遥かに超えた、クルマ好きにとって至高の時間を味わえるものと思えてなりません・・・。
間違いなくこの素敵なプリンセスと過ごす貴重な時間こそ、芳醇な空気で満ち溢れ、ともに過ごすパートナーの人生を豊なものにしてくれることでしょう・・・。
1960年代当時の雰囲気そのままに・・・、4MTで走りも楽しめるベイビーロールスが存在した・・・! 内外装レストア済み〜バー・ウオルナットの状態も涙もの・・・!1968年式バンデンプラ・プリンセス1300 Mk-IIは、英国高級車文化の芳醇さを堪能できる一台だった・・・!
これはまさに探そうとしても見つからない、このオーナー氏がそうであったように「出会いを待つしかない・・・」そんな素敵な雰囲気の一台・・・。
現オーナー氏が20年憧れ続けてようやく出会ったプリンセス・・・。
次に継承いただける方が、この素敵なプリンセスと相思相愛の関係性が見事に築けるか・・・。
そんな至高の実車見学に群馬県まで是非お越しください・・・。
この大変素晴らしい「1968年式 バンデンプラ・プリンセス 1300 Mark II 4MT」は現在、群馬県にあります。
個人間売買のため、消費税や諸費用等はかかりません。
本車両購入に際しては自動車税の月割り精算(年額¥45,400)並びにリサイクル預託金精算(¥11,410)は、ご購入者様にてご負担いただきます。
また陸送は購入者様の方でご手配をお願いいたしますが、ご希望がありましたら是非ご相談ください。 距離に応じてお見積り作製し、弊社自社所有の3tフラットローダー積載車でお届けさせていただくこともできます。
【お問い合わせに際して・・・】
このページの車両はクラシックカー・コレクタブルカーの越境ECサイト「エステートセール・スプレマシー®︎」に掲載されたものです。
エステートセール・スプレマシー®︎は、オーナー様の想いのこもったお車を、インタビューに基づく原稿と動画でご紹介する北米文化エステートセールの日本版です。
現オーナー様の想いを実直に表現、思い出は心にしっかり残しながらも、確実に次の世代に引き継ぐご案内から、安全な販売仲介対応をいたします。
本記事内容は、2026年3月15日13時より、晴天下約3時間の取材時間の中で、オーナー様へのインタビューしたものを元に執筆作成したものです。かぎられた時間での確認につき現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります、また執筆内容に関しても全て裏づけを取ったものではありません。 状態等のコメントも、あくまで取材時の天候・状況及び筆者の主観によるものという事ご承知おき下さい。
掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。なお個人間での取引となりますので、冷やかし防止のため、現車確認はあくまで「購入を前提」として検討されているお客様のみとさせて頂きます。
何卒宜しくご検討下さい。














































































